本来去年公開だった映画、ようやく公開されて見に行った。
ざっくりした感想だと、良いシーン多いし面白いんだけど、背景すごいし、俳優いい仕事をしていたけど、積極的に「あれ面白いよ見に行ったほうがいいよ」ってお勧めするほどではない。きっちり理解しきれてないのか趣味が合わないのかはまだ分からない。

ちなみにわたしは司馬遼太郎「燃えよ剣」未読、はじめての新撰組は飛べイサミとピースメーカー、銀魂読者で刀剣乱舞ユーザーです。

もう五稜郭にいる土方の回想もしくはインタビューとして物語が進む。試衛館のちょっと前から。

唐突に挟まれる場面にびっくりしてた覚えがあるなあ。芹沢鴨が女癖悪い設定で階段で「やめておくんなまし」と逃げる娘の着物を後ろからつかんで上半身ひんむいて口を吸う(あれは文字通り「口を吸う」だった)シーンがあったり(このシーン一瞬なので見たくない人は目を逸らせばいいレベル)、ええじゃないか乱舞があったり。
あと会津の人とか、会津の人が悲惨なシーンになると菅野彰の女に生まれてみたものの
が思い出された。

軽快に人は死ぬし芹沢鴨暗殺のシーンはかなり血まみれだけど、ピースメーカーにも採用されていた足に五寸釘打つ拷問のシーンはない。切腹のシーンは数度ある。鉄之助に写真と手紙を渡すシーン前後良かった。

岡田くんが主演の映画を見るのはそういえばこれが初めてだと思う。あれだけ出てるのにな。局中法度を作ったあたりからの土方はずっと険しい顔をしていた。殺陣を岡田くんが指導していたとかなんとか番宣で見ていたのでもうちょっとそういうシーン多いのかなと思ったけど割と少なかったな。上洛前の竹刀を振ってるシーンの手練れ感すごかった。

沖田総司役の山田涼介くん、へいせいじゃんぷのメンバーでめっちゃ色白で最近ゲーム実況をやっている人、というのが彼について知っているすべてなんですけど、すごいはまり役だった、というか解釈にあっていた。試衛館時代から土方が詠んだ恋歌をからかってるところや剣の稽古をつけているところや、死の間際まで。すごくよかったです。
なので彼の人のファンで、人がばんばん死ぬ映画が嫌いではなければ、そこはおすすめできるところです。

兼さん(和泉守兼定)ご購入、研がれるシーンは「ご本刃出演!1」な感じで内心テンションあがっていた。安定とか加州は出なかったが菊一文字はちょいちょい登場したので、「あっ御前じゃないけど御前」とテンションが上がった。(※御前……刀剣乱舞に登場する一文字則宗のこと)

加州くんの特命調査の戦も登場。

スタッフロールに「この映画製作において動物に危害を加えていません」っていう記述が流れてきてて、そういう時代の流れなのかなと思った。

  1. 本当の和泉守兼定がつかわれていたとかそういうのではなく、ちなみに確認もしてない。 []