1年ぐらい積んでた気がする。2巻がいわゆる「悪夢の2020年4月刊1」だったと思う。これはシリーズものの1巻。
警察学校を卒業した麻生瞬が配属されたのは警察の花形捜査一課……の地下2階の書庫に存在する2人しかいない係「特殊能力係」。ここには上司の徳永と瞬の2人しか存在しない。地下で2人のみだからといって閑職というわけではない。むしろ瞬の能力を買われこの部署へ呼ばれた。ここは未解決の事件、逃亡中の犯人逮捕のための「特殊能力班」だ。別に異能集団ではない。瞬の能力というのは「人の顔を覚えて忘れないこと」、しかも子供の時からずっと。自分はそのことを「普通」だと思って疑っていない。
瞬はその力を存分に発揮して配属初日から金星をあげた。
刑事ものといっても非常にライトな物語でルートは1本道。事件が起こるのも物語の中盤以降。非常に読みやすくバディものの軽い読み物を読みたい人にはオススメで、「刑事もの」という単語で想像される相棒だったり特捜9だったりに近いものを求めている人にはあんまりオススメしない。
- 都内の大型書店は緊急事態宣言で閉店していた [↩]
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