ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にしたオカルトミステリー2巻。
社交界で知らないものはいない心霊マニア、実際に幽霊も見える彼についた通り名は「幽霊男爵」エリオット。
物語は彼の10代のころから始まる。生きた人と幽霊の区別がつきにくく疲れたエリオット少年が休憩場所に選んだ場所は墓地だった。幽霊になるような人間はまともに弔われなかった人が多く、墓地のような「ちゃんと埋葬された人しかない」場所には意外と幽霊が少ないものだった。その中で出会った彼女(幽霊)は棺ごと動かしベルを鳴らしていた。今回社交界で聴いた「ベルを鳴らす幽霊」のように。
幽霊の正体とは、なぜ彼女はベルを鳴らしていたのか。
でも好きなのは2話で。「最新式魔法による殺人
車椅子に載せられ両手両足を拘束された人が出てきたり、黒幕らしい黒幕が登場する。
イギリス舞台ならモリアーティみたいな人が出てほしいものと思っていたけどいい感じのあれです。
残りの2話は異形が出るしクリスマスだ。よいものをよんだ。
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