すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)

インモラルだったり退廃的な話かと思ったら意外とそうでもなかった。むしろ数学で宗教だった。
外国のようで領土的には日本の島国で、赦されぬ想いに灼かれてる人が集まる島です。Arkですねわかります。
1人称で語り手が人知れず変わっていくし時間軸も一定である気がしなかったので、くらくらする。
しかしこのふわっとする感じは悪くない。

「そうだよ。ほんの1ミリグラムの望みは、絶望の千倍つらい」

(P109)