2008年の私的ベストをあげてみますー。
単行本から5冊・ラノベから5冊の計10冊です。
画像はAmazonへ、文字リンクは私の感想へ繋がっております。

単行本

ファミリーポートレイト草祭仏果を得ず別冊 図書館戦争〈1〉初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

今年は桜庭さん直木賞で幕を開けました。あっちこっちの新聞雑誌に載ったり
テレビに色々出たりしたのでコピーしてみたり買ってみたり録画してみたり色々しました。
出ると思わなかった荒野の恋の第3部が「荒野」の一部となって戻ってきたりしましたが
今年はファミリーポートレイトが凄かったです。
「駒子と本」「マコとコマコの逃亡生活」他の桜庭作品の匂いもしました。とても読みふけった。

今年出会えてよかった作家No.1が多分恒川光太郎です。世界観にとてもときめいた。
「日常のすぐそこにある異界」とか「迷い人」とか幻想的な世界がたまらんです。
デビュー作の夜市が今のところ文庫にもなってるのでぜひー、と誰彼構わず薦めてみます。
レーベルがホラー文庫であったり単行本のほうはホラー大賞最高傑作になってますが、概ねファンタジーです。夏の風物詩的なホラーではありません。

仏果を得ずとかあやつられ文楽鑑賞を見て、今年私は現物を見てきました。
地元で人形浄瑠璃を何度か、大阪の国立文楽劇場で文楽入門教室を1回。
ちなみに入門本とするにはあやつられ文楽鑑賞よりは熱烈文楽のほうがよいかと思いますー。

別冊図書館戦争Iと初恋素描帖は今年の転がったで賞。

別冊図書館戦争は糖分の限界に挑戦しました的あの甘さが。
初恋素描帖はあのリアルな中学生恋愛模様っぷりがよかったです。
「スムーズにすめば読者側に影響は出ません」とはいえ、豊島さんの休業宣言はショックだったなあ。

ライトノベル

オペラ・アウローラ—君が見る暁の火 (角川ビーンズ文庫)カラクリ荘の異人たち 2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~ (GA文庫)“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)マルタ・サギーは探偵ですか?7  マイラブ (富士見ミステリー文庫)とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

文学少女はネタバレ防止のため、とらドラは9巻の感想が何故か飛んでいるのでタグにリンクしています。
オペラ・文学少女・マルタが今年の完結作品。
どの作品もあっちこっちでイイヨーイイヨーと言っていたのであえて今まだ書くことが思いつきません。
5冊限定として、4冊まではあっさり決まったんですが、残り1枠をかけてワルプルギスの夜、黒猫とダンスを VS バカテス VS カラクリ荘となりカラクリ荘が勝利を収めた。

他にもお薦め本はあるので、以下各月の面白かったよ本まとめ行きリンク。

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