魔法に支配されている世界< 夢の平原>で暮らす乙女たちは皆不条理な運命で若くして死すべき運命にあった。そこを魔法の鷹ノアに助けられ子の世界で育つことになった。この世界には自分の意思とは別に大怪我を負ってこの世界に迷い込んでくる男がいた。
青年と乙女は恋に落ち、花嫁衣裳をまとってこの世界を出て行く。それがこの世界のルールだった。
そしてカタリアが最後にこの世界に残った。花婿候補はまだ現れないが結婚を夢見るカタリア。しかし実際にカタリアの前に現れたのは人を寄せ付けない男だった。
魔法にかけられてみたいな!
物語は夢の平原で展開するのではなく、かなり現代寄りの世界で展開する。帯には「おとぎ話の世界から現実に飛び出した少女」って書いてあるけど普通に読んでなかったからびっくりした。
色々とめんどくさい男が、幸せを求めておとぎ話の国から外へ飛び出した娘を家に迎え入れて、心を柔らかくしていくまでの話です。基本的には善人しかいない感じで、特に弁護士周りはもっとどろどろなれそうなものだけども善人。118ページからのあれこれが好きです。感情大爆発。