梶尾作品を読むのはこれが2作目で1冊目です
誰かの思い出の脳に定着させられる。
元気なうちに自分の思い出をバックアップとして保存できる。
そんな感じに記憶のいい部分のみをコピペできる技術がある世界。
「がむしゃらに働き恋も結婚もなにひとつ輝かしい思い出はもっていない」という還暦ぐらいの男性の話「メモリー・ラボへようこそ」
病気を患い介護施設で暮らす70歳の母を持つ娘のはなし「思い出が融けるまで」の2編。
「メモリーラボへようこそ」がよかったな。ちょっとだけ読むはずが超集中して読んでしまった。
実にロマンだ。