タグ「 梨木香歩 」の記事
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西魔女が映画になるから梨木分を補給しないと!と思って久しぶりの家守綺譚。
明治大正ぐらいが舞台の短編。
—それは桜鬼ですよ。いつも疎水縁でぼうっと桜を見ていらしたでしょう。(P174)
桜鬼には「はなおに」とルビが振られてます。えりんぎのひとーーーー。
君知るや彼の国(P140)
↑はまだまだもっと長く続くんだけどとりあえずここだけ。
ヴィルヘルムマイスターの修行時代来たこれ。桜庭一樹で文学少女だ。3回ぐらい出会ったら「そろそろ読め」っていうお告げなのかなあと思う。
家守綺譚もいずれは続編が出るようです?(ダヴィンチ7月号より)
yomyomのあれは再録ではなく新作だったらしい。(とりあえず買って積んである。まだ読んでない
村田=人名
エフェンディ=学問を修めた者に対する敬称
滞土録=土耳古(トルコ)滞在記
明治の頃、トルコに留学した村田の現地での人々との交流とか
初めて見知ったこと、宗教のこととかが淡々とつづられたエッセイ風の小説
これ小説だよなあ?と途中で悩むことしばし
(同作者によるエッセイ「春になったら苺を摘みに」がちょうどこんな感じ
このはじまりでこの終わり方はない。衝撃的だと何回読んでもこのラストはぎゃあと思う。
鸚鵡(オウム)がとても好きだ。絶妙のタイミングで叫びをあげる。
曰く「悪いものを喰っただろう」「友よ」「いよいよ革命だ」
「繁殖期に入ったのだな」「失敗だ」
家守綺譚とのリンクにときめく。
希臘とか土耳古とか普通に変換できることを初めて知った。