バー・コントレイルの相談事 (富士見L文庫)

富士見L文庫創刊ラインナップの2冊目。
横浜関内の小さなバーが舞台でそこに初めて訪れたメモ魔のOLとそこにやってくる常連客の話。
「すべての答えはグラスの中に」が決めせりふだったりするのかな。
バーテンダーが接客中に客が持ち込んできたトラブルの謎解きをするパターンなのかなと思っていたら割とこの酒うめえ! →ここのバーテンすごい→このバーテンは洞察力もカクテルに対する知識もすごいこの人なら……と打ち解けていく課程があってようやく「父が母にプロポーズとともに送ったカクテルを解明してほしい」という段階に。
バーテンと謎解きという時点で香菜里屋シリーズ連想するんですけど、ああいうのではない。
私は酒は飲むけどカクテルとかは飲まない、バーも行ったことないっていうかバーみたいなところって行く人もいないのでむかしドリンクラリー1でいったなあのレベルで。だからこう、場面が想像しにくいところもあって割とピンとこなかったところもごろごろ。あとバーといえばあれもそうだなQED 百人一首の呪

説明臭いっていうかうんちくの香りが時々するので。
そのへんはQEDあたりを思い出したな、バーの話はよいものだよ。

  1. 参加費を払って地図を渡されて1杯ぐらいはただのみできる。いつもはいかないような新しい店を開拓しようという企画 []