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煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)

本の姫は途中で脱落したけどこれはよかった……
というか私は詩人とか語り部とかが好きすぎると思うんだ。

18諸島の世界を廻り、話を集めほかの地へと伝え歩く語り部の年に1回のお祭り。
冬至の夜、島主の館へ集い夜通しで話を披露する。それが煌夜祭。
廃墟となった島主の館に2人の語り部が炎壇へと集まった。語り部から交互に語られる魔物の話。

エンとクォルンの話とガヤンの話が好きだー。語り部の話はどれも単体でいいけど、繋がって導かれるラストがすごくよかった。

「魔物にとって愛することは食べることなんだ。腹を減らした魔物が一等先に食べたくなるのが、魔物にとって一番愛しい人なんだよ。あんたはずいぶんガヤンと仲が良いみたいじゃないか。そのあんたが冬至の夜にこの付近をうろちょろしていたら、真っ先にやられること請け合いだね」

(P74)

〈本の姫〉は謳う 2 (2) (C・NovelsFantasia た 3-3)

アザゼルが好きすぎる件。
アンガスの過去と故郷帰還、それからセラの話。
1巻では「俺」のままだった俺に名前がつけられました。

「水に映った月——目の前にあるのに手が届かない」

(P63)

双子! 双子! 死せる乙女!

〈本の姫〉は謳う 1 (1) (C・NovelsFantasia た 3-2)

全4巻のうちの1冊目。

アンガスサイドよりも「俺」サイドの話が好きだ。
セラが意外と早い退場でびっくりした。2巻以降に期待?

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