タグ「 古戸マチコ 」の記事

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おいしい妖精の愛し方 (レガロシリーズ)

辺境の島迷子島で海女兼観光ガイドとして働くミリアは泳ぐことと食べることが好きで、幼馴染で無愛想な料理人ライの料理がとても好きでレストランに入り浸っていた。
いつものように海に潜っていると妙に生ぬるく、塩分濃度が異常に高い桃色をした水が広がっている現場にいきあたる。ミリアはここで採取した水をライの元へ持ち込むと豆腐花に料理されて出てきた。それを食べてから島民のミリアに対する反応がおかしい。お子様扱いしかされていなかったミリアを可愛い美しいともてはやすのだ。
一方ライのレストラン《夕暮れ亭》でごはんを食べているとライの友人を名乗るフレドリックがたずねてくる。

すごい町萌えです。路地裏萌えです。公衆電話みたいなのが町のあちこちに400箇所あって、全部が内線電話で交換手がそれらを束ねているっていう。この交換手ベル・カンパネルラさんが吉田篤弘の小説に出てきそうな人です。なんかむこうでは交換手じゃなくて深夜のラジオ番組でDJとかしてそうな。

2皿目の、妖精の食事ショーがびっくりするほどえろい。ごはん食べてるだけどあれはえろい。
なんかすごく映像的で。えろい。でもそのあとのえびかち割って食べてるところは美味そう。あれやりたい。

あとがきの海女のエクソシストはtwitter出現場を見ていたけどもこれはやばい。

うたう鳥のよる〜千夜一夜に巫女は舞う〜 (一迅社文庫アイリス)

合法ロリとArk握ってる人1と女装男子がハーレムでアルトネリコ。この間違ってないけど合ってない感。
成長が止まった少女がヤンデレで美形で変態と出会う話です。常識人で不憫な人も出てきます。
もうちょっとまともになった。

詩が力を持つ世界。シエラは18歳になったが8歳の時に成長が止まったままどこかへ嫁入りもできず、売れもしない活版印刷の本を作り続ける父の代わりに古書修復業で家計を支えていた。せめて本を材料ぐらいは潤沢に使いたいとぼやいていたら知らぬ詩が聞こえてきた。シエラは数万にわたる全界詩を記憶しているがこんなのは聞いたことがない。やがて現れたのは無駄に綺麗な男だった。触って欲しい名前をつけて欲しいと、いまいち人の話が聞けない男はシエラにランプを渡し「また逢おう」と言い残し消えた。

嫁いですぐ帰らぬ人となった従妹を追うためランプの精の力でシエラはハレムに潜入する。
ハーレムですが、寵愛を奪い合う展開ではありません(2つに別れたハレムのうち王のいない旧ハレムのため)
シエラはめぐりあわせ2と全界詩のおかげでハレムの主イアマールの袖下として働くことになった。

知ってるけど私詩とか詠唱とかすごい好きだからドツボなわけですよ。物語合わせとか好きなんですよ。

「さあさあ皆様この物語は奇跡の話、信じられない天変地異と奇々怪々の夢噺。ですが続きはまた明日。紡ぎ紡がれ永久に終わらぬ夜ごと夜ごとの語り草< <千と一夜の物語>>」

(P164)

こういうの好きなんですよ。なのでシェヘラザードはようやく来るべきものがきたとおもった。語る人であり触る人。

詩が綺麗で元はハーフィズ詩集ということな野でこれは触れてみるべきだと思った。

ハーフィズ詩集 (東洋文庫 299)

割とこう、オープンで、あとフェチいですね。ぼーぼーでめりっ。あと蒸し風呂と柘榴と膝裏の汗と内腿。
オブラードはまじ万能。
珍しく残念キャラのアランじゃなくてリヤーフが好きなんだけどシャーザマンとリヤーフのシーン。
あそこからの数ページが好きで。あとP143はもっと踏まれるべき。

  1. Ark握ってる人は1:ヤンデレ 2:ナイフ握ってる人 3:狂信者の意です。元ネタはArk Sound Horizon - 歌詞タイム []
  2. 「ここで働かせてください」で千と千尋を連想した []

はなあそぶ−淵国五皇子伝− (一迅社文庫アイリス)

淵国五皇子伝最終巻。
繁のカーチャン色気がやばい(ピンナップ)
3人の呪いを解いていよいよ間近にやってくるカナンと善の結婚、の前に郷がカナンから離れずべったりである。

最終巻はついにやってきたビジス皇帝との最終対決! \ 最終対決! /
あれは本当にただのビジス。暗黒雑炊作れる。

今回は随所にオブラードだった。お母さまがいるのよはちょっと昼ドラみたいだった。オブラード分厚かった。
まさかのNTR未遂であった。母との対面シーンではりっちゃんと天香が一番だった。母キャラピンでは金花1択なんだが。りっちゃんが天然で晃が乙女吸われていて可愛い。パンダは主従を守ろうとしてしてなんかおろおろしているりっちゃんをてのひらで転がそうとして逆に転がされてしまえ。

啓がパフューム好き過ぎて意味が分からぬな! あの子は頭はいいのにあほのこでかわいい。
啓がもし女子だったら「血がつながらなかったらわたし達結婚できるのよね」って無理やり押し切られてゴールインしている。カレカノの浅葉君みたいなものだよな。
なんですか。ごちそうさまでしたっていうことですよ。家族の話はよいものだ。これからもよい家族だといい。

はなかおる−淵国五皇子伝− (一迅社文庫アイリス)

隠し切れない移り香1と下ネタ。
柱頭がありませんとか風もないのに花粉が飛んだとかしぬほどわらった。一番いいオブラートを頼む!
ターチェ基本全裸だしボディペイントはえろい。ターチェまじ出落ち。
ターチェが色々ぶん投げるシーンはとても好きです。この「エエエエエエエエエエ」っていう感じが。

ひざのうえは! やばい! くんかくんかするな!
善はかわいいなー。なんかもうな。|ω・`) ←こんな感じなんだろ? 可愛いなあ。あと3日ぐらい放置されればいいのに。もっと我慢してある日噴出するといい。パフュームにぶん殴られればいい。

パンダ仮面ふいた。やりやがったな的なにかがある。天然記念物りっちゃんにはブフォオとなった。
このりっちゃんがでるたとおもってたら郷が実にカリアラ。カリアラァアアアアアアって叫んだ。
カリアラがデレるとこうなる。おれをだきしめてくださいとかなにこのかわいい。よいではないかよいではないか!
P223からはとてもご褒美だった。

  1. 天城越え []

はなうたう−淵国五皇子伝− (一迅社文庫 アイリス こ 3-3)

中華系ファンタジー2巻。
5人の皇子にかけられた呪いを解いてほしいと淵国へやってきたカナンがようやくひとりめの呪いを解いたその後。

今巻は皇子の親組がちらりと登場してきますが、わたしはもしかしたら親組相当好きかもしれないと思った2巻。
なんかさよならピアノソナタのときのような既視感1
金花の残したことばの「わたしにも恋をすることができたんだわ」のところが異様にときめきです。
前皇帝のことをうたった歌含めて歌全般はときめきポイントです。

あと「車椅子を押す郷」が衝撃過ぎる。あれ2足歩行だったのか4足じゃなかったのか。
つまりこうか!

あなたをずっとずっとあいしてる (絵本の時間)

二足歩行だ。

さりげなく善が黒かった。しかしパフュームの部屋での善は思春期をこじらせている。
黒いといえば暗ですが、パンダはよくないと思います。パンダでのラフ絵がへいじつやで公開されたりしてますが、パンダよくないよ!(大事なことでもないけど2回いった)
(今夜桜四重奏の頭だけパンダのあれを思い出した)
あと暗は出たてのころはルパート様と同類のかおりがするとおもった。

P127とか超家族だった。いや今回のメインは律ですが、りっちゃんは愛という字を分解したあたりから愛い子である。

  1. あれも全巻通して一番好きなのは哲朗次点エビチリの親世代である []

はなひらく 淵国五皇子伝 (一迅社文庫 アイリス り 1-5)

ぺシフ父さん!!!

一時アマゾンさんで開腹されたりした1はなひらくである。
中華風ファンタジーです。

カナンは王立大学の植物学科の学生で、ある日東の淵国からの茶売りだと名乗る青年・善が訪ねてくる。
伝説の植物とされる「奇跡の実」の種子を発芽させ実をつけさせてくれと善に頼まれ、カナンがその種を手に取るとあっという間に芽吹きハート型の葉をつけ蔓を伸ばしカナンの体にぐるりと巻きついた。
カナンは胎児の頃から不思議なちからを持っており、植物に非常に好かれる特殊体質だ。しかも友好的な好かれ方ではなくただの養分として。奇跡の実は淵国の皇子にかけられた呪いを解く材料となる。カナンは寄生しているツタもろともに善とともに淵国に向かい、しばらく滞在することとなる。

律は可愛い子だな! アホな子ほど可愛いものだ。というか皆変で可哀相で可愛くて超転がる。
そして「働いたほうが負けだと思っている(キリッ」に死ぬほど笑った。

この本珍しいことにガンガンコミックスのようにカバー下おまけがある。ラノベ的には珍しいなあとおもうなど。
ちなみにすごくネタバレなので未読のうちはめくらないほうが吉かも。

「だから俺は詩を詠むんだ。そのために俺は生きている」
詩を書くことも、女と交わることも、結局は同じこと。
遺したい。それだけだ。

(P181)

あわせてよみたい

植物図鑑グリーン・レクイエム/緑幻想 (創元SF文庫)

  1. タイトル表記がはらひらくになっていた []

やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。 (Regalo)

1日1編ずつ読んでた。すごく笑った。
今回のベストヒット神さんは電子レンジかな……
「わたしは空気の妖精シルフィード!」とあの絵にときめきすぎた。
好きな話は招福の段とマレビトの段だな。マレビトの段とかほとんど書き下ろしじゃないか。関羽やばかった。三国志はほとんど分からないけど曹操が出すぎなところが気になった(ストーカー的な意味で

いつものへいじつやクオリティでした(すごく笑いをとりに来るのにちょっとしんみりするところがあったりするちょっとええ話系。カッパ寿司wwwとか関羽×猫耳娘とかオマケの短編が○○○www(特典短編なので伏字)とか、ちょうどいい感じに笑いのツボなのです。
なんかすごくいい感じに終わってるんですけど次あるんかな。前もいい感じに終わってたけど今回は前以上にあれこれあるので……。ネット小説シリーズはこの本から(仮)がとれて「レガロ」とレーベル名がついたので今後が楽しみです。

マレビトは神たちを投げ捨てながら、朗々と声を張った。
「みんなー外! わたくしはー内!」
「自分だけ特別待遇!?」

(P212)

そうでなければ、この想いをなんと呼べばいいのでしょう。動悸・息切れ・体温上昇・脈拍変化に軽いめまい。こいでなければちょっとした病気です。「先生、私、明治大正レトロモダン建築を見るとこんな症状が出るんです」「えー次の方ー」医者にもさじを投げられます。

(P314 あとがき)

ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。 (一迅社文庫 アイリス こ 3-1)

ルナはダンスのコンテストのため靴屋へ行った。とても気に入った靴はなにやらいわくつきで「店主の祖父の代から置かれている大魔女ベファーナのお抱え靴職人が作った」真っ赤な靴。今まで何十年も棚に並んでいたが誰にも買われることのなかったその靴を履いて歩いていると真っ赤なドレスの女に声をかけられた。
いわく「いただくわ。靴も、あなたの体もねえ」
目が覚めるとルナと女——大魔女ベファーナの体が入れ替わっていた。

とても好きですとても好きです。
・ルナが駄目な子だったのが段々成長して凄い子になった!
・ノーチェに時々カリアラの影が見えた。猫耳!猫耳! ツンデレのアホの子はいいな。
・ダンスはいい!
・長老の矛盾しすぎが激しくツボった。ハイテク。
・げっ歯類だからな!

やがて音と共に暗がりから姿を現したのは、電動車椅子に乗った、しわがれた老婆だった。
老婆は巧みな手さばきで車椅子のスイッチを操り、きゅるんと回転させて怒鳴る。
「ワシらには機械なぞ必要ないのじゃ!」

(P47)

やおろず

とても道祖神もえ。みちかたーみちかたー。
私大好きオンライン小説サイトへいじつや作品が出版されました。ある意味メジャーデビューですか。
道祖神の段と忌み神の段が好きです。

「そんなときこそ、このわら人形の出番だッ! 我々は彼らの怨念をすべて受け止め、恨む相手の代理として穿たれる! 存分に釘を打ち込めばやり遂げた達成感で清々しい気分となり、もはや本物の人間を攻撃しようと思わないだろう。これぞ呪いがもたらす健全にして完璧な世界平和! 呪えばすべて解決するのだッ! 呪えばいい、存分に呪えばいいッ!」(P106)

家神の段でどどーんとしんみりした……

見た目は新書だ!ということでこのカテゴリに放り込む。
やおろず発売記念に47戦を読み返す。ちなみにネット上でも読めます。元々オンライン小説。見た目は新書といってるのは要するに同人誌バージョン。いいラブコメです。ルパートさんが最強です。

『ははははは、前脚を捨てた愚かな二足歩行生物よ見るがいい! アイスは私のものです!』(第16戦)

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