タグ「 三浦しをん 」の記事

28件の投稿

ビロウな話で恐縮です日記

ブログの書籍化。
鉄板の面白さである。

「男性作家が書く女性キャラ、女性作家が書く男性キャラは、だいたいにおいてドリームである」
と書いたが、MAさんから、
「『オキャマ作家が書く女性キャラ』は例外ではないか」
という大変有意義なご指摘をいただいた。おおー、たしかに! たとえば○○氏(生物学的には男性)の書く女性キャラは、ドリームなんて一片たりともないものな。

(P51)

この辺がこの前ついったーでうららさんと真宏さんが話してた気がする……! とおもった。

「小汚いイエス・○リストみたいな感じで!」でリクエストに応えられる(ようにがんばる)美容師さんはすごいとおもった。さすがプロだ……とかおもった。

光

美浜島を襲った津波。わずかに生き残った子ども達が秘密を抱えて美浜を出てからそれから20年。

直球に暴力の話だった。「大きな熊がやって来る前に、おやすみ」なんて目じゃねーなーと思うぐらいとても闇だった。最初から最後まで重苦しい雰囲気がたちこめている。読むときに息継ぎが必要だ。

罪の有無や言動の善悪に関係なく、暴力は必ず振りかかる。それに対抗する手段は、暴力しかない。道徳、法律、宗教、そんなものに救われるのを待つのはただの馬鹿だ。本当の意味でねじふせられ、痛めつけられた経験がないか、よっぽどの鈍感か、勇気がないか、常識に飼い馴らされ、諦めたか、どれかだ。

(P217)

秘密を呼び覚ます呪文を、いまは私が握っている。(略)でも、あなたがまた私を裏切るのなら、愛を装うのをやめて私を侮辱するのなら、その時はきっと、秘密は海の彼方から大波となってよみがえるだろう。

(P290)

悶絶スパイラル
唐突に再読したい日和が来たので読んでいた。思えばこの巻は弟登場が多い。

Herstories彼女たちの物語—21世紀女性作家10人インタビュー

小説すばるでやってた(らしい)インタビューが一冊になりました。
10人分あるけど、桜庭一樹・三浦しをん・島本理生を読んだら満足したのでここでやめる。

ちなみにインタビューを受けている人は、綿矢りさ・柴崎友香・島本理生・桜庭一樹・鹿真田真希・三浦しをん・雨宮処凛・本谷有希子・青山七恵・金原ひとみ(掲載順)

島本さんが超ユヤタン似でびっくりした(顔を見たのは多分これが初めて
夫婦だからってそんなに早く似てこないよなあ、ていうことは元々顔の系統が似ているのかしら、とか思ったり(特に最初のページの真正面からの写真が似ていると思うのです。

「桜庭一樹とライトノベル」の話は多分初めてみた(どこで見ても子供向けの小説とかかれてたので)あと続桜庭一樹読書日記に載ってる「写真映りのいい」やつはこれに載ってます)
私には写真映りがいいのかどうか判断つかない(いつも違う顔してるから

——ノベライゼーションだけでなく、ライトノベルは一般小説に比べ規制が多いジャンルですよね。これは必ず入れるとか、これは書いてはいけないというような約束事があるのでしょうか
桜庭 最初その世界に入った時は、何でもありなアングラ空間のような気がしていて(笑)、一般文芸ではあり得ないようなことをやってもいいようなイメージがありました。でも批評がほとんど存在しない場所で、客観的評価ではなく売り上げやアンケート結果がすべてという点において、売れれば正しいし、売れないものは間違っているという、少年マンガ雑誌のような厳しい世界でもありました。
 そのいっぽうで、本屋の片隅に置かれていたので、まったく新しいとんでもないものがぽろっと出てきても気にしないところがあったんです。自由と不自由の両面がありましたね。
(略)
回転が速いので作家がどんどん消えていくんです。ヒット作が出ると、マンガと一緒でコンスタントにシリーズを書き続けることになります。だから年に少なくとも四、五冊は出さないといけない。商業的な速度の中で力を使い潰してしまうのではないかと悩みました。

(P85~P86)

「ラノベはフリーダム」という感じの表現をよく目にしたり聞いたりしてたので「規制の多いジャンル」と見てなんか新鮮なものをおぼえたー。

また自分が読んできた本の世界を現代の日本に甦らせるような書き方をしてきましたが、これからはより世界文学の影響下にある作品を書いていくかもしれません。

(P102)

2段構成24ページあるのでとても読み甲斐があった(*゚∀゚)=3

三浦しをんの月魚のはなしがおもしろかったな。

三浦 『月魚』はBLにしてもよかったんですけど。何をもってBLなのかというのは非常に難しい問題で、ここでは語りきれません。ただ男2人の親密な関係を描けばそれはBL、というふうに考えるのは間違っています。BLって書くのがすごくむずかしいんです。BLとして書ききれなかった作品という言い方が正しいのかもしれません。

(P137)

三浦作品は「男子系小説」と「女子系小説」の2つに分かれるっていってたけどそういえばそうだなあと読みながらおもった。



単行本版で何度か読んでたエッセイの文庫落ち。三浦弟の話ににやにやしていた。久しぶりにジロウくんネタを読んだためである。

極め道—爆裂エッセイ (光文社文庫 み 24-1)

再読再読。
「半端なところで読むのをやめても大丈夫・笑えるの」という条件では三浦しをんのエッセイがお供になりやすいです。もう手持ちは読んでしまったが明日からは何を読もうか……

夢のような幸福 (新潮文庫 み 34-6)

エッセイ。再読ドドド。

しをんのしおり (新潮文庫)

三浦弟が大学入学みたいなことではじまったからとてもびっくりした。
そんなに昔の本だったのか……!という驚き。

さて、そんな私が最近していることはといえば、「理想の高校生活作り」だ。これはどういうものかというと、制服のデザインとか時間割とかクラス名簿及び人間関係相関図とか校舎見取り図とかを勝手に制作し、自分の頭の中で理想の高校生活を築き上げよう、という遊び。

(P37)

っゃさんとえりんぎのひとを思い出した。ていうか学園系PBWの基本だよなこれ。

桃色トワイライト

だらっだらしているときに読んでいた。
割と何回も読んでるけど毎回同じところでにやっとしている。

あっちこっちでエッセイとか書評書いてるし「三四郎はそれから門を出た」系の本が出ないかなーとひそかに期待している。

極め道—爆裂エッセイ (光文社文庫 み 24-1)

約8年前のエッセイ。
そういえばこれは2回ぐらいしか読んでなかったなあと思ったので。

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