表紙に惹かれてふらふらふらと借りるの巻。
すべて奪われた少女ギリーは国で一番の武将に復讐を誓う。武将の名前はマクベス。
シェイクスピアのマクベスを魔女のひとりの視点で書き直した話、らしい。
マクベスどころかシェイクスピア読んだことないのでさっぱりですが。
度々出てくる
私は自分を一本の矢にしてきた、そしてあいつの心臓がその的。私は自分の人生を一本の短剣にしてきた、そしてあいつの死がその納まるべき鞘。
これが好きだ。
苦難の中で生き抜こうとするギリーの強さとか、止められても色んなものを投げ打って幸せになれそうな感じの道が用意されてても復讐するという執着心には恐れ入ります。
読みながら大地をわたる声を聞けを思い出したわー。
あれも10代女子が妹を殺された復讐のため旅に出る話だし。