まず夢王国と眠れる100人の王子様読み聞かせVRの話をする。これ前夜祭で見た時からすごい興味があったんだけど、
1日目→台風でメーカーさんが来れてない。中止
2日目→時間を見間違えしていて再開は3時間後。
で最終日の今日ようやくできた。時間前に行ったらすでに5人ぐらい並んでいた。
同時にできるのは2人まででプレイ時間は10分ぐらい。「イケメンが雪降るおうちで絵本を読んでくれる」っていう設定。
これがすごかった。
ゴーグルかぶってスタート。
左の本を見る、暖炉の火を見るというのがプレイスタートのトリガーになるようだった。
足音が聞こえてくる。どっちだろうときょろきょろしてたら右側から男性が現れていた。
安楽椅子に座って絵本を広げて読み始める、こっちを見る。近づいてきて頭をなでる、隣に座る。絵本読みを再開する
こっちを見る、さらに距離を詰めてくる。話が終わると顔が近づいてくる、目が閉じられる、顔が近づいてくるーー
という流れで終わる。
これがすごかったんだ。夢100知らなくてもすごくにやにやする。やばい。とてもやばかった。
わたしの前にやっていた人は視点一転集中で動いてない人が多かったんだけど、わたしはめっちゃ動いてたし、スタッフの人ににやにやしている口元を見られていたと思う。でも反応としては正しいはずなんで!!!!
まずやばいと思ったのは遠くで読んでいたときより隣で読んでいるときのほうが声が大きく聞こえて、右側のヘッドホンから声が聞こえてくる(右側に座って読んでるのだ)
そういえば真後ろは見なかったけど、上下左右やや後方どこ見てもそこに世界が存在する。奥行きがある。隣を見ればイケメンが存在する。陰影がある。厚みがある。すごい。
近づいてくるごとに表情がはっきりうかがえるようになる。髪もちゃんとスタイリングされている。
さすがに表情は若干不気味の谷の住人ぽいところがあって、でも「ここまではできるんだ」っていう技術を感じた。あんまりにも自然すぎるとゴーグルの中が現実だと思ってしまうから、そんなことになったら香水を持ち歩かないといけないことになる。
一応「読み聞かせVR」なんだけど、視覚にフルで注意力を持っていかれたから「聞こえはしているけど、言語として認識していない」感じだった。
いやVRすごいわー。
で、今日もうひとつやっておかないといけないメインイベントが「山頂で半田そうめんを食べる」だった。
かつおぶしがわっさーーとかかっていてわからないけど、この下にゆで卵があって、ハムがあって、すだちがあって、半田そうめんがある。これがものすごくおいしい。マチアソビのたびに食べている。半田そうめん自体はいつでも手に入るけどここまでおいしくはできない。わたしは暑くても(今日、めちゃくちゃ暑かった!)熱いほうを食べている。両方食べ比べた結果、わたしは熱いほうが好きだということが分かったからだ。
そしてせっかく山頂まで行くし行く時間にアイナナのトークイベントがあるし面白そうなので見ていた。
ノートを持っていくのを忘れたので、撮って出しならぬ聞いて出し。単なる実況でした。マチアソビタグしかつけていなかったのに開始すぐぐらいからがんがん通知がきていたからびびった。
アイナナトークイベント
今回のマチアソビはすごい勢いでアイナナがあちこちにいて、ざっと出すだけでも
ロープウェーガイダンス(これには新聞上でのインタビューがついてくる)、空港ジャック、グルメハントの特典ポストカード、コラボスイーツ、マチアソビカフェコラボ、山頂でのイベント、たぶんパラソルとかでもいたと思うんだけど、ほとんどコンプしていた。
これは初日阿波踊り会館入り口で撮影。ロープウェー往復券を買うとこのポスターが1種類もらえる。この裏面はロープウェイガイダンスの台本が印刷されている。トークイベント待ちに日陰でぼんやりしていたら隣に座っていた人がこの台本ポスターをB4ぐらいの硬質ケースに入れていて天才かなと思った。なんか機会があったら真似します。
これはロープウェー乗り場に飾られていたサイン色紙。初日は台風接近でロープウェー運休のためこの左側で、ラジカセでガイダンスの模様が延々再生されていた。いろんな人がやってきてはラジカセにスマホなりICレコーダーなりを近づけて録音していた。
そんな感じで、ここまでできるのはufotableコンテンツぐらいじゃないか? と思ってたらステージイベントにもufotable近藤社長が出てきて、お、なんでだと思ったらアイナナに登場するユニットzoolのMVをufotableが手掛けるみたいです。
山頂ステージでのイベントで壇上にいたのは
ufotable近藤社長
アイナナプロデューサー 下岡さん
ufotable制作担当 篠原さん
で、最前列がその次々イベントのウマ娘待機勢の男性が占めていたのでちょいちょいいじっていた。
「プロデュースが語るアイナナの魅力」
下岡さんは「アプリはプロジェクトのひとつ。アイドルの物語ではあるけど自分の好きなことを頑張っていこうよっていう少年漫画的なところがある」と語る。
司会の篠原さんもこれを機にゲームをダウンロードしてライブにも行ったそうだった。
司会「アプリゲーやろイケメンの顔で稼いでるんやろと思ったら、どのアイドルでも感情移入できるというか……。僕は日本文学だと思ってます」と熱く語り、それを聞いた近藤社長は「あいつ話長いんですよ。かなり課金しています」と言っていた。
ボンズが作ったTRIGGERのMVができた経緯について。
この時の話かな→TRIGGERの新曲MV、ついに公開! | 【公式】アイドリッシュセブン
バンナムの偉い人とボンズの南社長が品川で目の前で歩いていた(ここで近藤社長がレアですねーって言っていた)
バンナムの偉い人から下岡さんが南社長を紹介してもらった。その場で「MVをボンズに作ってほしいですよねー」と軽く言ったらその3日後ぐらいにメールが来て、プレゼンしてほしいって言われた。
ufotableとの経緯
MVの尺について、今までの作品は5分ぐらいのもあるけど、3分半ぐらいのものがいいという作り方に変わった。いつかはufotableにお願いしたい、アニメスタジオの中では一番闇が深いものが作れそうだと思っていたけど、「ufotableはクオリティにうるさいよ」という事前評判で、誰かからの紹介でufotableに行ったときは下岡さんはめっちゃびびりながら行った。
そうしたら近藤社長が「うち来るのはじめてだよねー案内するよー」って優しく案内してくれてあちこちを見せてくれた。いい人だーと和気あいあいと案内されたのちに
近藤社長に「下岡くんさあ、僕とは仕事しないほうがいいと思う」と言われて、後日「この間の話だけど、結論から言うね」って言われて下岡さんは絶対断られるって思ったら「受けます」って言われてものすごくびっくりしたと。
近藤社長はなんか「この仕事をするにあたってすごいぴったりなスタッフがいる」とビジョンが見えたらしい。スケジュールがあいてるとかあいてないとかそういうんじゃなくて、できる確信があったと。
近藤社長「名前は伏せるけど彼は天才です。その人にこの仕事を振ることによって僕の仕事は大変になるけど、彼にこの仕事をしてほしい」と思ったそうで、その人は(たぶん打ち合わせまでの)2週間ぐらいでイメージVTRを作ってきて下岡さんも仕事を受けてくれた時並に驚いたそうだ。
そしてその2週間の間に絵コンテを書くのはだれかと、ufotable内でアイナナ好きな人を聞いていった。「○○さんがそういうの好き」っていうのを知っている人がいるからそれを辿っていって、その人に辿り着いた。
でも困ったことにその人はめちゃくちゃ忙しい人、この人は名前言います。彼女は……あ、女性です、と近藤社長は言い、彼女の近作がスクリーンに表示された。
活劇刀剣乱舞 キャラクターデザイン
衛宮さんちの今日のごはん キャラクターデザイン
この辺で会場はどよめきがすごかった。内村瞳子さんが担当する、との旨が表示されて歓声に沸いた。
近藤社長は「今めっちゃ忙しいのに大丈夫?」って聞いたけど、「大丈夫、やります」「めっちゃ忙しいけどライブは行かせてくれ、現地でイメージを考える」とかなんとか言われたそうで、下岡さんがライブ時下岡さんと一緒にいたそうで「これが○○の色です!」ってキンブレの色を作ってきてたそうです。
プロデューサーからみたzoolMVの現在
この時の下岡さんは「これ言っていいのかな」ってすごい止めながら喋っていた。言っちゃいけないことをつるって言っちゃうタイプの人だそうで、一方近藤社長は「今僕まったく台本見ないで喋ってるけどこんな感じで大丈夫?」って司会の人に聞く感じだった。
近藤社長がMV収集オタだそうで、資料映像が多いこともあってzoolのMVは相当イメージングに仕上がりそうだと。
ここでMVがどんな感じで仕上がるか内村瞳子さん描き下ろしのイラストが公開された。
トウマ、悠、巳波、虎於の1人ずつ顔アップとそれらの集合。これは後でシネマに飾るし今この状態で撮ってくれてもいいです、ということでにわかに撮影タイムがはじまってました。ちなみにこの状態までに来るまでに8時間かかっているとのことだった。活劇刀剣乱舞やヘブンズフィールのトークイベントの時も思ったけど、ufotableのスタッフはブラッシュアップがめちゃくちゃ好き。
これがシネマで撮影したもの。
近藤社長:MV納品日は決まってるけどいつ出るか僕は知らない。彼(下岡さん)の頭にしかない。
下岡さん:納品されてから9ヶ月寝かせたものもある。適切なタイミングで(zoolのMVは)出します。出た際は拡散してアイナナいいぞと、お願いします
うちでも雪月花とかある時期なので、とても面白く聞いた。