タグ「 スニーカー文庫 」の記事

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レンタルマギカ  魔法使いの妹、再び (角川スニーカー文庫)

久しぶりねの短編集。
いつきの妹が再来したり、穂波と猫屋敷の今とか、その昔のメイザース家。
今巻はアディリシアまじヒロイン。わたしまじ猫屋敷がいればもう満足なんだけど。
3話目よかったよね。エレオノーラ。気高い。

あといつきの父ちゃん喋ってる!って思った。もうこの人ラスボスでいいんじゃね

「困ったわね。こんなに痛いのに、こんなに辛いのに、凄く嬉しい。嬉しすぎて今にも泣いてしまいそう。--あなた、本当に、私を愛してくれていたのね」

(P258)

“菜々子さん”の戯曲  小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫)

スクールカーストな1巻とうってかわって高校生編は青春ミステリの様相。
高校に入学した宮本剛太はある出来事で"菜々子先輩"と出会い、そのまま菜々子先輩所属の映画研究部に入部する。雰囲気は米澤穂信の「古典部シリーズ」に小佐内さん1が混ざっている。みたいな。
映研つながりで愚者のエンドロールを思い出すなどした。
「シー・ムーヴス・シー」はまじ「心当たりのあるものは」っぽい。そして若草ひかるがりせちー2で再生された。
「菜々子さんの陰謀」は絶賛続投中ですが、年相応な可愛げもある女の子になっていました。

  1. 小市民シリーズ []
  2. P4の登場人物。アイドル休業して田舎の祖母宅へ []

レンタルマギカ  銀の騎士と魔法使い (角川スニーカー文庫)

なんかちょうおもろかった気がする。
妖精眼モードはないにしろそれに近いものはあって桜を咲かすシーンとか超好きだ。
地道に地道に成長を続けているいつきはよいなあと思います。
銀の騎士団とのフェーデにはウヒョー(゚∀゚)となるんですがそれ以上にあれだけページ数少ないのにごりっともっていく終章。アディリシアは可愛いわ超重要人物出てくるわこの引きはやばい、と思った。

シュガーダーク  埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)

twitterで「ミミズクと夜の王が好きな人は多分気に入るんじゃ」ていうのを見かけて読んでみることにする。おお確かに紅玉いづき作品寄り。ミミズクよりはもうちょっとラノベ寄りだと思った。YA作品風味だなあ。

陰鬱世界観のボーイミーツガールです。
冤罪で逮捕&終身刑となった"囚人5722号"ムオルは共同墓地で墓穴を掘り続けることになった。
ムオルが掘る墓穴は人が埋められるよりもずっと大きなものだ。ここに何が埋葬されるというのか。いずれ脱走を考えているムオルは"共同墓地のメリア"と名乗るフードをかぶった綺麗な顔をした墓守の少女に出会う。

薄暗くて湿っぽくて全体的に派手さ加減とは無縁な感じなのですがそれがいい。それゆえにあのお色気ハプニングは浮いてないですかと思う。そういえば土地の管理人でムオルの雇用者であるあの老人については「得体の知れない不気味さ」をずっと持ち続けているんだなあと思う。

ダ・ヴィンチでシュガーダーク特集記事を組まれてて、6年ぶりの大賞受賞作品への期待度からか1.5ページ分ほど載っていました。過去の大賞作品にもふれられていたんですが、受賞作品を見て「シュガーダークは早々に完結できるといいな」とうっかり思うなどした。

レンタルマギカ  滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)

第2部完。そしてアディのターン(だとおもう)
アディはかっこいい。しかし挿絵的にはここ数冊随分とアディの目つきが鋭くなっている。
影崎が前線に立っているところ初めて見た気がするよ。猫屋敷の出番も割とあった。によっとした。

「当たり前の日常に。魔法使いなんて関係ない、光の下にお戻りなさい」
すう、と手を振った。
ちょうどフィンの足元まで森の陰で暗く覆われており、夜の直前の透明な光がいつきの影を長く淡く伸ばしている。
夕暮れと、夜との境界線。
その光景がひどく象徴的ではあった。

(P271)

レンタルマギカ  旧き都の魔法使い (角川スニーカー文庫)

レンタルマギカ京都編。
猫屋敷実家のターンです。猫屋敷の過去がちょろっと出てきます。
辰巳と香も出てきました。この2人は可愛いです。クライマックスっぽい雰囲気だ。

収穫を始めましょうとかいわれたらハープの音色(古代ギリシャ帰りなので!)が聞こえてくるようです。
もぎ取れないのなら刈り取ればいいのです!

ランブルフィッシュ(10) 学園炎上終幕編 (スニーカー文庫)

ランブルフィッシュ最終巻。
エピローグは覚えていたけどそれ以外はすぽんと忘れていたので初読のような新鮮さ加減。
・序章の奈緒先生のイラストが可愛いよ
・忍黒い。それをいってたらランブルフィッシュ上級生以上はみんな黒いけど。
・ナルシ凄いな。見せ場用意されててよかったな!
・加藤と林崎(祖父世代)からは最強爺の匂いがした(←とても好き
・ハーフタイムショーがよい。いいハッタリ

「いじめてやる、いじめてやる、いじめてやる……のこのこうちに遊びに来たりなんかしたら、たっぷり地獄を見せてやるんだから……」

(P405)

ランブルフィッシュ (9) 大会開幕奇襲編 (角川スニーカー文庫)

サバイブと映画の撮影始まる。
カラーページかっこいいなー。忍が普通に可愛い。
ナルシは登場人物紹介にも載ってこないのにがんがん出てくるな。
フェニックス方面いい人(ネタキャラ)化が進む。主にユーリアンとユアン。

サバイブ開始後のこのバトルバトルした展開は久しぶりでいきいきした。とても楽しい。
あと1冊です。

ランブルフィッシュ(8) 決戦前夜秘湯編 (スニーカー文庫)

サバイブまであと3日。
恵里谷側第4の闘騎手林崎要はSR参戦拒否。
SR総指揮をとることになった祭理は泊りがけの訓練をすべく闘騎手と一部の設計士整備士を捕獲して、深見家実家の旅館へ向かう。亜夜がようやく本編に登場したり、サブタイトルのとおり決戦前夜までばたばた。
オリアヤってボカロっぽいなー。電子情報の架空アイドルなあたりが。
次は短編集なあんぷらぐどがあるけど9巻に進む。

ランブルフィッシュ〈7〉亡霊殱滅編(下) (角川スニーカー文庫)

霧の亡霊退治。
キレるユーリアン、サバイブ仕様ガンヒルダ、出番多きA班。恵里谷の地下に眠る秘密と陰謀。
あとつくづく真田・古宮がランブル主役コンビだったら途中で脱落してたかもしれないなあと思うなど。

「いかんなあ……」
低く野太い声でつぶやいて、学長は釣り上げたヤカンを手にとった。
野球のグローブと見間違いそうな分厚い手のひらに、ヤカンの胴体ががっちりと握られる。Tシャツの袖からのぞく腕にむきむきと筋肉が盛りあがり、血管が浮いた。
「こういうものは、潰して燃えないゴミとして出さねばいかん」
表情も変えずに学長がつぶやく。その手の中でヤカンが軋んだ。みしみしと音を立てながら、またたく間に半分ほどの大きさに潰れてしまう。

(P80)
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