タグ「 コバルト文庫 」の記事

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グランドマスター!—呪われた女騎士? (コバルト文庫)

シーカのセクハラ親父ぶりに一段と磨きがかかってましたね。
最初のほうにあったハルさんの自己犠牲の精神は身代わり伯爵のリヒャルトを思い出しました。パンと尻ではえらい違いですが。オチはレギ伯爵の末娘を思い出すなど。

「むかし、とある美食の国が砂漠に戦争にいったそうです。お抱えのコックまでつれていって、惜しげもなく大量の水を使って乾メンゆでて食事をしてたそうです」

(P66)

脳内でヘタリアで再生された。

「ああっ、あのかまえは?」
見物人たちが叫んだ。
「あの微妙に指を曲げた手つきは!」
「まさか……っ」
「恐怖のおさわり攻撃——!?」
聖少女のようなほほえみで迫りくるシーカにおびえ、アスティルは河原を逃げ回った。

(P104)

GLASS HEART 熱の城 (コバルト文庫)

何回読んでるんですかというぐらい何度目かの再読。
あと一週間程度したら完結するっていうのがいまいちしんじられない。
あとがき曰くの「なにげに大変な終わり方をして」から約7年が経過しました。

グランドマスター!—総長はお嬢さま (コバルト文庫)

初樹川さとみ。
ミトラーダ修練会から93年ぶりに女性総長が誕生した。ハルセイダスに与えられた使命は黎明の使者団(一般公募)の団長となり、姫総長シーカを守りつつ水戸黄門よろしく大陸をめぐる旅に出ることだった。
コメディです。振り回す人振り回される人です。ヒロインからしてあとがきに「キモカワヒロインを書いてみたらただのおっさんだった」というキャラで奇人変人胃を痛める人の組み合わせです。
珍しいなあと思ったのはタイトルになるぐらいなのに姫総長シーカ視点が一切なかったこと。
だから最初のほうはただの箱入りなのか、あえて空気を読まない篤姫でいうところの家定ポジションのキャラなのかどっちかなーと思いました。

AGE 楽園の涯—グラスハートex. (コバルト文庫)

デビュー作とコバルトに載ってたのと書き下ろしのグラハー短編。
デビュー作は高岡尚が出てきます。朱音はあれだけキャラ変わるのに藤谷は変わらないなあ。多少は変わってるけど、変人度に磨きかかるだけの方向は一緒の変わり方。

いくつかの太陽—グラスハート〈5〉 (コバルト文庫)

朱音のキャラが変わったのは冒険者たちぐらいからだったかなあとか思ってたら、この巻ではもう朱音乙女化が始まっていた。グラハー第1部完のユキノストライクのスタートの、そんな巻。
懐かしいなー。

冒険者たち—GLASS HEART (コバルト文庫)

章サブタイトルの The road, it's not over をみてあーこの頃はキックザカンクルー超好きだったなあと思い出すなど。マルシェ・イツナロウバとかガチで。初めて読んだときはライブのあとのシーンで、人が減っていくホールの中で肩を寄せ合って泣く女の子の気持ちは分からなかったし、音楽も健全な趣味だったなあ。
健全な趣味っていうか「あると楽しいけどなくても生きていく分には支障はない」みたいな。
今はもうSoundHorizonないと死ぬよ(゚д゚)ライブ中だらっだら泣くこともよくあることだー。

そして時期的なものもあいまって藤谷が陛下に見えてくる不思議……

「会場は、僕はオールスタンディングの大型ライブハウス希望してるんだけど、つまり東京大阪だと、<クラブ・ゼラ>系、最大二千人です。他の土地でいいハコがなかったらホールになります、一千から二千クラスで。(略)」

(P111)

「どうしてって札幌の人にサービスしたいから。5ケ所でステージあったら5回違ったことできたほうが面白いよね? 監督どう?」

(P126)

「つまり、ステージで力をセーブすることは考えてないわけですね」
「何のために?」
藤谷さんが真顔で答えた。
「不可能だよそんなこと」

(P145)

3次領拡は基本オールスタンディング(2Fに若干座席あり)のZEEP系で、Min1213人(仙台)・Max2416人(東京)11公演毎日女性ボーカルは代わり、固定なのは楽団とじまんぐだけ!
ステージで力セーブ云々は2次領拡の腰痛!が。

貴方に捧げる「ありがとう」 (魔王シリーズ) (コバルト文庫)

魔王シリーズ最終巻。読む前これで終わりか……ってちょー切なくなった。

次のシリーズどんなのだろうなーとか、ていうかそもそも次あるのかなーとか色々おもった。
マルタの短編集なさそうだもんな。富士ミス3月のラインナップが終わりを暗示してる気がする。3月だし。

スマートはいい男だなあとかサリタとスマートのシーンでじーんと来たりスマートがやっぱりろくでなしだったり。
ごろごろした。あと最後のアレはオパールがアラン王子を落として婚姻の儀に一票を投じたい。今までのキャラもちらっと見られて良かったです。
ありがとうございました。

「腹を立てるのも殴るのもいいけど、自分を卑下して謝るなふざけるな!! あなたは今でも僕のお師匠様なんだ!! 人間らしくじたばたして生きる姿を、生き抜く力を見せてくれるなら、僕のお師匠様なんだ!! ……いつもありがとう、尊敬しているよと僕はいつも言いたいけれど、どうせ聞きはしないんだから言わないだけだ!!」

(P97?98)

さよなら月の船 (コバルト文庫)

コバルトの1冊完結。すごく懐かしくなったので再読。
中学2年生、テディベア大好き内気少女ゆずの話。
「自分はちゃんと大人になれるんだろうか」「変わらないといけないのかもしれない」という
思春期で悩みと恋の話である。よい少女小説。

——だけどいつかは変わらなきゃならないのかもしれない。私が生まれる前からずっと一緒に暮らしてきたはずのお母さんとお父さんがそういう結末を迎えたみたいに、私だっていつかは、雑貨さんをふらふらしたりオルゴールのねじを巻いたり香水用の小瓶を磨いたりぬいぐるみに話しかけたりテディ・ベアを心の支えにしていたり、そんな場合じゃなくなるのかもしれない。

(P24)

嵐が丘—グラスハート〈4〉 (コバルト文庫)

最近また再読の波が来てまして……ピアノソナタのときは確か熱の城読んでごまかしたんだったっけ。
朱音のキャラがすごく変わるので複数冊一気に、というわけにはいかないのだ。
藤谷さんシュローダーのピアノ弾いてるところとか好きだなー。

魔王サマと勇者の私 (コバルト文庫)
ある日突然少女が空から降ってきた、ではなく
ある日突然少女が空を落下中だった。

異世界に召喚されたココ(元ヤン今女子高生)はうっかり勇者になってしまい、魔族との戦いに巻き込まれる……はずだったが、空から落ちてきたときに助けられた魔王の義息子と一緒に「勇者が現れたら人間と魔族は戦争をする」ことを決めた神を倒しに行くことになった。

好きなキャラはルーディリアとみー子とサン・カクヒー兄弟です。なので1話より2話のほうが好きです。
正直「まるマのコバルト割り」と思ったのは秘密です。あとセルフツッコミが多い。

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