タグ「 カラクリ荘 」の記事
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連作短編な感じでした。よい成長物語です。
相変わらず派手さはないですが、妖怪が気軽に声をかけていくところもザ・日常な雰囲気漂うほのぼのしたりにやにやできたりします。お魚紳士は変わらずいい萌えキャラです。お魚紳士の描写からパプワくんを連想したら負けだと思います。
タカハシさんの正体にとても笑った。何を想像したのかを書くとどう見てもネタバレなので伏せて書くとやおろずの道祖神。
義母鈴子さんの実態が明らかになったわけですが、死神姫のアリシアを現代に持ってきて回転を磨けばこんな感じになりそう……とかおもわんでもなかった。
采菜と雪女は今回のMVPです。とても可愛かったです。
『そうよ。一生懸命やりました頑張りました、だから認めてください自分の努力にみあうだけ応えてくださいって、そういうの、頼んでないんだし迷惑って思う人もきっといるわよ。もしかしたらこれを渡しても、太一は嬉しくないかもしれないし、逆に困るかもって、あの子は思ったんじゃない?(略)』
(P201)
約1年ぶりのカラクリ荘2巻の舞台はお彼岸。お盆とはまた違ってこの世とあの世が近くなる季節です。
足跡のように彼岸花が咲いてるって光景的にとてももえる。いいラフレンツェだ。カラーで見たいなあと思った。アニメというわけではなくてミギー絵で。脳内でシミュってみたら加熱して死にそうになった。
あとお魚紳士が裏の町長で吹いた。鮒大尽というなまえらしい。
「歩き出したら、後ろは振り返るな。何があっても後ろを見たらあかん。もしかしたら別の道と交差して、誰かが目の前を横切るかもしれへん。その時は、知らんふりしとけ。たとえ、話しかけられても、絶対に返事すんな」
(P226)
べりーもえる。川が時々異界への入り口になるとかもえすぎる。
サブタイトルの夢の通い路って倉橋由美子作品でそんなのなかったけと思った。桜庭一樹読書日記の欄外でK島さんが確か家守綺譚スキーにお奨めですとかって書いてた覚えがある(のでいつか読むリストに入ってる
昨日の1巻の感想が再読の癖にしっかり書かれていたのは八つ当たりのごとくこういう感じの話が好きな友人を積極的に釣りにいった結果です……(そして超欲しい言ってたので勝った!
ちなみに初読時の感想はこれ。
祝・2巻発売。だけど1年ぶりの新刊で、ちょっと忘れていることが多く、30ページぐらいで読むのをやめて1巻再読。再読だというのにちょーにやにやしながら読んでしまった。
というのも最近のツボ具合+えりんぎホイホイを見つけたためですが。
「……私も小さい頃、お祭りになるとお面を買ってもらって、嬉しくてかぶって走り回ってたなあ」
(略)
「それでおばあちゃんに怒られたの。お面をかぶった時は、そんなにはしゃいじゃダメだって」
「どうして?」
「お盆にお面をかぶるのは、あの世から帰ってきた人が自分の顔を隠して、そこにいるのをバレないようにするためなんだって。だからああしてお面をかぶっている人たちの中には、死んだ人もまじってるんだって。お面をかぶってるのにはしゃいだりしたら、死んだ人に失礼だよってこと」(P245)
賽河原町は表側と裏側があり、裏側は妖怪が住んでいる。お盆は生者と死者の境目がなくなる。人間の世界と妖怪の世界の境界である空栗荘への引越しと、夏祭りの日の話。
さあ2巻を読む(*゚∀゚)
お魚紳士が最大に萌えキャラ。
お魚紳士は二足歩行のフナである。成人男子ぐらいの大きさで人間の手足を持ち、
英国紳士のように手にはステッキを持っており頭には何故か滑り落ちないシルクハット。
主人公太一を差し置いて最初に出てくる実に愛すべき脇役である。
太一は家を出て下宿することになった。下宿先は家から1時間ぐらいかかる賽河原町。
人間が住む町と妖怪が住む町の間に位置する空栗荘。
まったり日常+退魔+妖怪と共存+たまにホラー。
妖怪アパートの幽雅な日常みたいな感じです。
ひたひたという歩き方はオヤシロ様を思い出して恐怖心煽られますね。
ていうかほのぼのから急にホラーが口をあけて待ち構えてる。
行き逢い神とか怖すぎる。
町moe!町moe!
しかしあとがきの
「うちは基本的になんでもありです。ヘンなものでもいいですが、ものすごくヘンなものだと困ります」
「どれくらいまでのヘンなものならOKですか?」
「そうですね。たとえば白馬の王子が登場したとします。その王子がじーさんや赤ん坊なら許せますが、道頓堀の食い倒れ人形だったらダメです」
「……」
これとか入ってたチラシの「新人フェア 抽選で豪華賞品プレゼント」に
自然に抱き枕カバーが入ってたりGAは自由すぎるなと思いました。