colorful | 今年の冬の企画は「わたしの好きなもの」です。
わたし本読むの好きだけど小説を書くのも好きなんですよ。いうて2次創作ばっかりですが。
昔から細々と書いていたけど1、ちゃんと書くようになったのはうたプリ以降だなあ。Pixivの影響は強い。ヘタリアとかペルソナ3とか、ROM的にはいろいろ見てたんだけど、明確に「書きたい」「書かなくては爆発する」と思ったのはうたプリからだ。うたプリは小説もたくさん読んでいたので2ある日急に書きたくなったのだ。インプットが足りたら急に流れ始めた。そういうことだと思う。
ちなみにうたプリで初めて書いたのはHAYA春だ。
「本日は大安なり」/「まろん」の小説 [pixiv]
HAYATOと砂月がそれぞれ個体を持っているのが好きすぎて、自分がどういうものを読んできたか分かるチョイス。でもさっちゃんは自己認識的に書いた覚えがない。なっちゃんもそうだが好きが高じると聖域化してしまう。気軽に触りにいけないのだ。
書くジャンルはうたプリかスプフレだ。いうて最近はまったくご無沙汰しているのだけど。
Pixivに載せてるのはだいたいプリ春の、比較的CP色が強いものだけど、わたしの芸風は「ほっこりライト文芸」「ノーカップルノーラブ」「男子高校生のいる放課後の教室」だ。人目を避けるように個人サイトに載せている。
本のかたちにまとめたのも大体そんな感じだ。時折恋愛要素が混ざるが書きやすいのはノー恋愛男子ばっかりだ。
「納豆が大豆に戻れないように腐女子もまた腐る前には戻れない」なんていう言い方をされるが、「腐れる素養がない者は努力したところで大豆のままでいることしかなれない」と思っている。1冊分は努力したのだが、めちゃくちゃがんばったけどハグ止まりでとても健全だ。
わたしの小説の書き方というのは「こういうのかきたーい」という受信した電波のもと、「こういう二人がいたらこういう展開をするもんでしょ」っていう今まで読んできた小説をバックボーンとして脳内を出力している感じなので、BLは読めても書けないのだ。ちなみにBLを読むと言っても一穂ミチ凪良ゆうといったセンシティブな方々ぐらいで、色気と情感たっぷりなシーンはかっ飛ばすのでそらそやなというもんである。
でもなんでこんなに書いたのか。(単純に書くことそのものが楽しくて仕方なかったんだろうなあ)
スプフレが爆発的に増えたのはもう1個理由があって、それは「自分で書かなかければ供給がなかった」からだ。
元々コンテンツ人口が少ないのに2次創作で、小説で、となると書き手が少なくなる。そんな不毛の大地でもわたしは選り好みをするので、まだ見ぬ神の到来を待つよりは自分で書いた方が早いし効率もいい。幸いわたしは自作が好きだ。過去の自分天才かなっていつも思う。でも自分と似たような解釈で同じぐらい書く人がいたら全力で腹を見せる態度で仲良くなる手段を探すだろう3なと、思う。
紙にするのは信仰上の問題だ。
先述の通りスプフレは元々コンテンツ人口が少ないのに2次創作で、小説を手に取る人は数少ない。少ない同好の士に届けようとかいう理由で私財を投げうつような崇高な理念は無い。ありがたいことに自作を好きだと言ってくれる人はいる。しかしわたしの芸風はニッチだ。最低部数で刷っても余剰は出る。単純に紙が好きなのだ。もしくは執着。あるいは紙媒体へのバックアップ。
本はいつでもつくりたい。今書いているものも本にしたいが、WEB再録したものでも結構厚みがある本が作れるはずだ。円盤を対価に表紙を作ってくれるという友達を確保していて、データと仕様を渡して土下座をすれば入稿できるPDFを作ってくれる友達もいる。持つべきものは友だ。
だから来年こそは本を出す。今年はいかんせん体を壊し過ぎた。
わたしが書いた本はboothで通販中です。
はと文庫 - BOOTH
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