MIU404は去年めちゃくちゃ話題になっていた(タイムライン視聴率が抜群によかった)刑事(機動捜査隊)もので、評判を聞きつけた人が今ならparaviで見て最新回に追いつけるよってそそのかされて実況勢に加わっていたのは記憶に新しい。
どうもMIU404にはアンナチュラルのキャラクターが出てくるらしい。そっち見たら方が楽しめるのかな、じゃあアンナチュラルから入学しようかと思ってたらアンナチュラルが「好きだけど消化に時間がかかる」作品で、超健康で最高のコンディションでも1日1話以上は見られなかったので、paraviお試しのうちに完走できる気がしないなと思っていたらアマプラにきた。
MIU404は1回はオンタイムで見たことがあって、「こういうの好き」っていうのは分かってたんですよ。刑事もの元々好きなので。
でも1話当時から
・テンポが軽くていくらでも食べられるうどんみたいな作品(うっかりしてたら1本2本3本と見てしまいそう)
・登場人物の造形が好き
・バディの距離感(志摩と伊吹)が好き
・毎話最初のハンドクラップと随所で流れるバグパイプっぽい劇伴が好き。
と、これは沼るのわかるわーというとてもいいドラマでした。
あっという間に見終わってしまった。
基本1話完結だけど以前の話の登場人物がきいてきて、見え隠れする謎がいい塩梅で、脚本半端なくうまいな……と感服。気がついた時にはもうのめり込んでるから遅いんだよな。クズミとかみたいな手口。
「アンナチュラルの登場人物」についてはUDIラボの職員や刑事がちょこちょこ出てくるので、「知ってれば楽しいけど別に知らなくても問題ない」という感じです。がっつり出てくるのはラボの所長と刑事です。場所的にも内容的にも出てきて不自然じゃないし、一応知っておきたいというならアンナチュラル1話だけ見れば十分だと思います。
わたしは分かりやすい狂犬(具体的な要素として基本朗らかだがキレやすく距離感を詰めるのが上手い憎めないキャラ)すぎるのとか明るすぎて底が見えないのが好みなので、1話時点から圧倒的に伊吹推し1だったんですが、4話で志摩もまあまあ狂犬やんけということを目の当たりにし情緒乱れますわ。いや星野源も綾野剛もいい演技をする。普段ドラマはそう見ないので(アニメの感覚で今期のドラマチェックはしませんね)星野源は逃げ恥しか知らないし綾野剛は「えーなんか見たかなー」ってwkipedia見てて「すべてがFになる 犀川創平役」という表記にあれあなただったんですか? ってびっくりしたところ。放送中は覚えていても終わったら忘れてるんだな……。
九重とじんばさんも刑事ドラマあるあるの新人とベテランの組み合わせのいいコンビだったーー。九重、四角四面の融通がきかない子だったのに博多弁がぽろっと出てからの愛しさよ。めっちゃ出世してくれ。
好きな話は4話8話なんだけど、見ていてしんどかったのは5話だなあ。ベトナムからの実習生とコンビニ強盗の話。
見ていてしんどい内容もあるけど、感電が終わるころには消化できてしまうんだ。これが音楽が流れることで傷口をさらに広げていたLemonとの違いだ。
MIU完走したら読もうと楽しみにしておいたnoteがある。
【404 not found】[感電]と[MIU404]を考察する【ロス】|紅葉(もみじ)|note
世の優れた音楽家は「物語がどういう終着点を迎えるか知ってたの?」って思うぐらいぴったりの最高の曲を連れてくる。脚本も俳優も音楽もカメラワークも超いい仕事をしている。前ちょっと聞いた野木米津対談youtubeにあったので後で聞きます。
- 野ブタをプロデュース。は彰派だだったといえば [↩]
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