マチアソビの前夜祭といえば阿佐ヶ谷で行われるあれなんですが今年は徳島でも前夜祭イベントが開催されました。
しかも今回のゲストはべさまである。

徳島スタッフが中心ということ以外はまったく知らなくて開催場所のシビックセンターも新しくなって以降はまったく行ってなかった1んですがいざ受付場所に行ってみたらスタッフをしているのはいつものマチアソビスタッフの人でした。一方的に顔見知り。

受付番号、決済番号、氏名+身分証明書という結構ガチな本人確認をされる。
アンケートを渡されて終演後に書くタイプかと思えば開演前に書くタイプらしい。
しかもメッセージと質問だと? マジか。いきなり言われても思いつかないのでメッセージだけ書いた。やっぱりこういうのを書くとなったら「遠いところまできてくださってどうもありがとうございます」で始まってしまう。
内容は前後するんだけど、司会の方に「徳島のイメージは?」と聞かれたべさま「マチアソビから始まる前から縁があってたびたび呼んでくださっている、僕を欲してくれている場所ですね。飛行機乗っててももうちょっと乗っていたいのにすぐ着いちゃうので近いところだと思っています。よく来るので眉山とかufotable cafeとか一人で歩いて行けます」って言ってくれてたけど、「来てくれてありがとう」だよねえ。

イベントは5分押しで始まった。
わたしがちょっと急いで申し込みをしすぎたためにすごい前で、あんまりフロアを見渡せなかったけど年齢層は男女とも比較的高めだった。
客層は地元民中心かと思えば北は札幌、南は九州各県からいらっしゃっていた。
「誰も呼びに来てくれないから見に来ちゃった」とステージに現れたべさまはふくらはぎがよくみえる服装で少し茶色い丸い頭、持ち物は水と茶色い革製の手帳? 台本? かと思ってたらiPadだった。いつもは紙の台本なんですが今回はiPadです、と。
わたしがべさまをみるときはプリライかマチアソビで、つまり「レン様エクステ」がついてないただの「諏訪部順一」さんを見る機会というのは「こういう人なんだな……」としみじみ見つめてしまっていた。
べさまの朗読劇はtwitterで告知してるの見ててそういうの一回行ってみたいなーと思ってて、すごいいい機会だった。

朗読というのはなにか原作があるものではなくて、主催の喫茶の店主さんが書かれた小説をもとにべさまが手を加えたものを2編2
ひとつめがライト文芸あるあるな感じの喫茶店の日常もの。
ふたつめが江戸が舞台、ある便利屋が依頼された鬼退治の顛末。
喫茶店のほうはべさまがひたすらいい声で語るだけの、黄色い声をぐっとこらえるタイプ。
ふたつめは便利屋が男色家に狙われて一晩を過ごした「尻だけに天下分け目の対決」とかちょっと笑えるところ3あり、大音声の叫び声あり、咽び泣く声あり。いろんな声色が聞けた(あと表情も)

どっちも一か所噛んだり微妙に間違えたりしてべさますごい悔しそうだった。
「いや自分完璧主義なんで」「言い訳はしません!」「でも実は……」「あっでもこれはいいわけじゃないです!」「みんな間違えたところを忘れろー!」って言っておられた。

このあとのトークコーナーは先に書いた質問をもとに30分程度一問一答を繰り返してましたが質問内容ってすごい勢いでかぶる。
「好きな〜は」「苦労した〜は」「やってみたい役柄は」「このひとはすごいとおもう声優さんは」「徳島で印象が残ったところは〜」などそういう質問に関しては特定のものを推さない、下げない。「みんな楽しいし大変です。だって仕事ってなんでもそういうものです!」「全部です! ゆとり世代なんでみんな1番です!」と。
「最近のお仕事について」と聞かれて
・仕事で都内を走っていたらすぐ近くをよく聞いたことのある声がして見てみたらうたプリのトレーラーが走っていた。
ユーリonアイスではロシア人の役をしていて、犬を飼ってるからその犬の役もするんだと思って犬の声の練習を家でめっちゃしていったと。
文豪ストレイドッグスは台本にも漏洩禁止って書かれていて、「めっちゃ言いたい」と思ってたけど結局放送をもって情報解禁とさせていただきますとなった。
来週末の今頃は武道館に立ってますが驚くほどリハができません!
「喉のケアは?」と聞かれて
普通です。うがいして手洗いとか、風邪ひいたなと思ったら薬を飲んでマスクするとか。酒飲んでカラオケとかまずしません、まあカラオケ自体行きませんけど、と。

1時間半ぐらいだったかな。良いイベントでした。またやってほしいです。

  1. 図書館がおなじビル内なのでエレベーター内からはみるけど []
  2. 思えばすげえな、言ってみればアマチュア作家が自作を人気声優が朗読してくれるんだぞ []
  3. 司会氏は「ここは諏訪部さんの加筆によるものです」と言っておられた []