お金持ち学園の、変人が集まる弱小文化部の集まり「マイナークラブハウス」の住人の話2巻。
短編集なのと話ごとに語り手が変わるのは変わらないけど、1巻よりもうちょっと各話の結びつきが強い。
奈緒志郎んちはまるで「悦楽の園」の真琴んちじゃないか(゚д゚)<とおもうなど。ごろごろする。
猫・きゅうりの一人称はすごくハードボイルドだった。あの話が一番ぴりかの内面に迫ってた。すごい。
読むのに体力を使うなー。読んでたら時々とてもそわそわする。
ほんとうに、とてもおいしかった。茹でただけのじゃがいもやパンに、溶けたチーズを塗りたくって食べるだけ、という、一見乱暴なしろもの。『ラクレット』という、サヴォア地方の伝統料理だそうだ。
(P95)
「ありがと。しっかりやれ、二人とも。Happy Valentine!(地獄で会おうぜ!)」
「Happy Valentine!(地獄で会おうぜ!)」
「なんすかその、カッコ閉じるってのは! わけわかんねー!」(P163)
(影ども! これは、おれのニンゲンだ。たとえ、お前たちに馴染む部分がいくらかあるとしても、もしゃもしゃの本質は、健やかな生だ。この娘はおれが、立派な野良に仕込むのだ! 以後、手出しをするな!)
(P262)
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