短歌集とか久しぶりに読んだなあ。なんで手に取ったのかは忘れたけど。
読みながら「今20代後半〜30代の女性の半生を歌った」みたいな短歌が多いなあと思ったりした。短歌っていってもテレビで添削してるあれみたいな感じじゃなくて、口語でYouTuberとか出てくる。
わたしは加藤千恵と枡野浩一で短歌に足を踏み入れたので、その点ではちょっと懐かしい思いだった。

おっこれいいなと思った短歌が以下です。

撫でながら母の寝息をたしかめる ひかりは沼津に止まってくれない
欲しいもの聞かれて米と答えたらそれはいつしか年貢と呼ばれた
地球最後の日は金木犀の香織でわたしは高いバターをなめていた