儚い羊たちの祝宴

どっかで見た「そんなことで殺すなよシリーズ」というのがとても印象に残ってる。
短編集。今よりちょっと昔の、屋敷のお嬢さまとその使用人の話。
「身内に不幸がありまして」を何気なく読んだときのあの衝撃。
そのびびりまくったあとに書いたのがこれ。

順番つけるなら「身内に不幸がありまして」>「玉野五十鈴の誉れ」>「儚い羊たちの祝宴」>「北の館の罪人」>「山荘秘聞」
いい狂気だった。いい黒さだった。最近黒いの補給してなかったんだわ……。

作中にいろんなミステリ作品が出てくるけど、どれも「名前は知ってるけど読んだことはない」のばっかりで、これもしかして読んでたらきゅんとするんだろうかと思ってたら

「わ、わたし、わたしは。あなたはわたしの、ジーヴスだと思っていたのに」

(P181)

多くでてくる作品の中でこれだけ読んでた。ジーヴズの事件簿 のことだと思うんだー。
おおおおおってとてもテンション上がった。

タイトル(儚い羊?)でうみねこ思い出した。
ゲームのほうじゃなくて歌の方(ゲームのほうは手出してません
開かれし宴と選ばれし羊と?が走っていった。

「もちろんよ。ずっとずっといつまでも、わたしのそばにいてね。わたしはあなたを離さないから、あなたも離れないでね。お願いよ。五十鈴」

(P165)