女神と棺の手帳 (角川ビーンズ文庫)

軍事国家ウェスハバートで大学へ進学し初の女医を目指しているケイトの前から親友のイライザが消えた。
イライザをもう一度探してみようと街中を歩いている時謎の集団に襲われ、「イライザ・オースティンはどこだ」と詰問される。それより少し前の時間、南部基地司令室には「ケイト・エドモンドに危険が迫っている」というイライザからの電話がかかっていた。
イライザの恋人が握っていた軍の不祥事がびっしりと書き込まれた「棺の手帳」を巡る物語。
恋人亡き今手帳はイライザが持っていると目され、革命派は彼女の行方を追っている。イライザに最後に会ったケイトはこれからも巻き込まれることを知らされ、ケイトはイライザを探したいこともあり軍と協力することになった。

ケイトと協力することになったのは先の大戦での「英雄」イーノット率いる部隊で、「人の手助けをしよう」と言う方針のため、「ゆるい」というとちょっと違うんですがケイトに対して友好的。
雰囲気はなんか懐かしい感じで、光炎のウィザードとか割とおなじ箱に入ってる。

読み終わった後帯裏を見たら「もどかしい恋模様」ってあって、え、そんなのあった……? とおもう。
いやあとがきにも恋は外せないってあったからなあ。その辺は「ある程度の好感度は最初からもたれていることが多い」という認識なので。いやでも軍服と銃は萌えです。
内容はライトで読みやすい感じ。綺麗にまとまっているんじゃないかと思います。