あんまり行かない本屋にいってみたら封殺鬼がほぼ全巻揃ってた。新刊で。
長いこと留守番しているらしく背表紙のCBの文字は本によっては
うっすらとして消えかかっているのですが幸いなことに下段のほうにあるせいか
天小口とかは白いままでした。
今だったら知徳編はリアル古本屋であさらないとないかなと思っていたので
すげー掘り出し物を見つけた気分。
さすがに28巻まとめて大人買いは無理なのでオンライン書店品切れ品を
確かめてから買いに行こうと思います。

この本屋凄いんだ今は亡きパレットだけで4段あるんだ……

モンスターズ・イン・パラダイス〈1〉 (新書館ウィングス文庫)

神話的人類と呼びかえられたモンスターと人間が住む街での話

主人公のジョエルは念願の犯罪捜査局の捜査員になったまではよかったのだが
神話的人類恐怖症であるのにヴァムピール(要するに吸血鬼)であるカートと
組まされることになった。
カートは嘘をついたりからかったり、とても落ち着いているのだけど
実は……という設定が異様にツボった_| ̄|○ノバンバン

女優なのに足は馬とか人魚とかいいよね。今までの一番のツボは
「向こうのその向こう側」のむちばーんな体型なのに顔は鳥のひとかな。
あれはかわいい(*´∀`)

とりあえず2巻買ってきます……
本当はかつくらのインタビュー読んでから読みたかったんですが
全く見つからなかったので読んじまえと。
かつくらのマイベストブック号のアンケートによれば秋を目処に終わらせる予定とか
書いてあったような覚えがあります。

小説新潮だったかオール読物を読んでるときに広告ページにあった
たなぞうというサービスを試用してみるよ!
ぱっと見は読書感想文をごりごり書ける+SNSっぽい機能をつけてみたという感じ。
SNSっぽい機能というのは「コミュニティ」と「訪問者(足あとのこと)」

 

村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)

村田=人名
エフェンディ=学問を修めた者に対する敬称
滞土録=土耳古(トルコ)滞在記

明治の頃、トルコに留学した村田の現地での人々との交流とか
初めて見知ったこと、宗教のこととかが淡々とつづられたエッセイ風の小説
これ小説だよなあ?と途中で悩むことしばし
(同作者によるエッセイ「春になったら苺を摘みに」がちょうどこんな感じ

このはじまりでこの終わり方はない。衝撃的だと何回読んでもこのラストはぎゃあと思う。
鸚鵡(オウム)がとても好きだ。絶妙のタイミングで叫びをあげる。
曰く「悪いものを喰っただろう」「友よ」「いよいよ革命だ」
「繁殖期に入ったのだな」「失敗だ」

家守綺譚とのリンクにときめく。

希臘とか土耳古とか普通に変換できることを初めて知った。

小説新潮:
恩田陸・森見登美彦
それぞれインタビュー・解説(書評?)・短編小説
山本周五郎賞関係

恩田陸→中庭の出来事のもの
森見登美彦→「四畳半」「貴君」「下鴨幽水荘」あたりから四畳半神話体系ものかなあ

オール読物:桜庭一樹
日本推理作家協会賞関係で選評とか小説あった。
グラビアとか書いてあるから何事かと思ったら要するに白黒の写真……
(グラビアというとなんかカラーのイメージがある

選評は↑だけじゃなくてぼくのメジャースプーンとか心当たりのあるものはとかもあり

桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ
本屋タウンによると7月末日発売らしい。

多分これの書籍版です。
7月どんだけ激戦区やねん⊂´⌒つ。Д。)つ

新潮社夏の100冊 2006の何で武者小路実篤が「や」のところにあるんだ(゚д゚)?
むしゃのこうじじゃないのかただの間違いなのか。
何にせよこの本が手に入りやすくなるなら嬉しい限り。
どこにも置いてないんだよね……!
こんな名作系のものが100冊から外れることはよっぽどのことがない限り
ありえないと思うから。

100冊フェアがはじまると夏だなあと思う。

終の神話・人祇の章—封殺鬼シリーズ〈28〉 (小学館キャンバス文庫)

感無量。ごちそうさまでした。

終の神話・地号の章—封殺鬼シリーズ〈27〉 (小学館キャンバス文庫)

高良貴様ァーーーーーーーーと叫ぶこと実に4度にわたる(゚д゚)
濃度が濃かったです。読んだ後ちょっとぐったりした。
ツボにはまる会話も多くて夜刀さん、ウェイクアーップも中々だったんですが

「次期当主をお待ちする間、手が空いていましたので。申し訳ありません。すぐに終わります」
察するに暇を持て余すことに耐えられないか、常に手を動かしてなければ落ち着かない類なのだろう。個人の性癖ばかりは云々しても始まらない。
(まあ、折り紙なら式神に使うって手もあるか)
三吾はタバコをくわえると、窓を細く開いた。その間にも五百木はせっせと手を動かしやがて桃色の色紙を使ってできあがったそれを、ダッシュボードの上に置いた。
「なんだ、そりゃ?」
横目で見て、三吾は唸る。
「ティラノサウルスです」
……手先が器用なのはわかったが、式神にはなりそうになかった。

P109

ここだ。ティラノかよ!折り紙で恐竜かよ!ピンクかよ!
なんだその突込み待ちは(゚д゚)!

「願ってもないものだろう。さすが四国は怨念がらみの呪法には事欠かないね」

(P118)

ナンダッテー(゚д゚)<
ぷちショックを受けた四国民がここにヽ(`Д´)ノ

達彦は笑みを深めた。
「少しは後悔してもらおうか」

(P166)

黒いオーラをまとって凄惨な笑みを浮かべる達彦が浮かんだ。ぞくっとした!
他のキャラが(例えば眞巳とか)が同じ描写で登場したとしてもこれまでの
ぞくっとした感じを覚えることはなかったと思うんだ。
さすがは達彦。誰にもまねできない。

後は何をいっても高良。高良。
伊勢神宮が出てくるわ神社に仏がおるわ
戦闘シーンは圧巻。かなりときめいた。


さて最終巻。最終巻読んだらもう1回ルルル封殺鬼を読んで布教用になんか書こう

終の神話・天泣の章—封殺鬼シリーズ〈26〉 (小学館キャンバス文庫)

冒頭で再び。
高良貴様ァァァァァァと叫ぶような展開。
確かに達彦がいきなり爽やか好青年になったら末恐ろしいものがある。

↓↓↓

ユミちゃんがーユミちゃんがーですべてがすまされる。しなれたら困る。
高良のねがいはFF9の「いつかかえるところ」が流れるようだった。

柿色の正体はなかまろさんだと思っていたのでちょー意外というか
予想の斜め上もいいところだわ。いい意味で。

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