今年の阿波踊りは8月14日藍場浜2部でインフルエンサー連と称して元雨上がり決死隊宮迫博之氏、三崎優太氏、春木開氏が参加してその資金をクラウドファンディングで集めているそうです。
この企画の感想は正直に言って、「胡散臭い」以外言うことはありません。
やばい累計赤字、キョードー東京との突然の契約終了と、お金関係でもめにもめた阿波踊りの盛り上げ役として選ばれた人の3分の2が「お金関係で問題があって人生アップダウンした人」っていうのは新手のギャグかと思いますよね。
なんであえてこの人を選んだのかと、すごく胡散臭い人選だと思いました。
このクラウドファンディングもくせもので、このクラファンがはじまったのは推定6月18日、わたしが最初に見たのは6月19日の朝。その時にはもう目標金額の200万は達成していて200%超えてました。一晩で達成はさすがにおかしいと思って内訳を見たら10万以上の単価が高い法人プランが数件売れているだけでした。
不自然なほど早期な目標達成に、購入は確定路線として「あっさり目標達成するために目標金額を低めに設定したのではないか」と疑いの目を向けてしまいました。
でも売れたのは事実なので、「一晩で目標達成!」「一晩で200%達成!」と宣伝文句を入れたところで嘘ではないわけです。ありふれてはいるけど胡散臭いと思います。
南内町の超高い観覧席については別にいいのではないかと思います。たくさんお金を出した人がいいところで見られるというのは普通だと思いますが、あれができた結果南内町演舞場第2部は結構「S席=高いだけのクソ席」になったので、わたしは南内町のチケットを買うのはやめました。
南内町の特別観覧席は出口に設置されています。本来桟敷は演舞場の両サイドに設営されており、踊りを側方もしくは斜めから見ることになりますが、特別観覧席は踊り子が迫ってくる様子を正面から見られます。本来ならカメラマンかありし日のチケットなしで外から眺めている人しか見られない角度です。
皆これを見たくて南内町第2部のチケットを買います。特別観覧席が設置されて以降、南内町で過ごした晩年の2〜3年は
・企業連(PR目的の、踊りがうまいか下手かでいうと下手)
・有名連のサポートを借りた企業連(うまい下手の落差が激しい)
がすごく多かったです。
へたくそな踊り見てると眠くなるし、これだったら路上とか新町公園のほうがよっぽど見ててわくわくするような踊りが見られるのになあって思います。お金払ってへたくそな踊り見るって苦行でしかないですよ。
まれに芸能人が踊ってる企業連もありますがそういうの一握りなので。
すごく踊りがうまい(それこそお盆の4日間のために半年1年と練習しているような人たち)連もありますが、そういう連は「クライマックスの、一番いい踊り」を「出口に設置された特別観覧席をめがけて展開する」ため、出口付近から2ブロック離れたS席はものすごく盛り上がっている鳴り物の背中と、その隙間から見えるかっこいい男踊りを見るしかありません。
南内町演舞場でもっとも得するのは出口付近のA席です。あれなら序盤でひと盛り上がりするB席のほうがまだいいんじゃないかと思いますよ。S席前は素通りする連が圧倒的に多数でした。
それはそれとして今年の阿波踊りをめがけてホテルはいい感じに埋まっているようです。
経済的にはかなりいい感じの結果が付いてくるのではないでしょうか。
ところで、去年は7月の3連休にあった水都祭からケチがつきはじめ、お盆過ぎには「県外はどこもいってませんが阿波踊りで踊ってました・阿波踊りにいきました」という人がどんどんコロナ陽性となり、目玉が飛び出すほど忙しかったです。
あと有名連では「阿波踊り開幕前に連内部でクラスターが発生しているのを知っていて強硬出演した」ところがあるのも知っています。
ここ2か月ほど「コロナ・インフルエンザ・普通の風邪」以外の高熱が出る感染症が大流行しており、職員一同非常に疲弊した日々が続いています。これでコロナが流行り出したらまじで終わります。
今年はほんまひとつ平和にお願いします。いち医療従事者の願いです。狼樂神社に絵馬かけたい。
阿波踊り自体には真夏の暑い時期に外で人ごみにまみれて踊りとか見たくないよっていう人は4月にはなはるフェスタとか県民向けの(でもちゃんと桟敷を設営する)阿波踊りもあるイベントあるし、去年同様なら秋にも阿波踊りのイベントあると思いますので、検索してみてください。
わたしはこの夏も見に行く予定はないです。シンプルにこわい。