INK 万年筆インクを楽しむ本 (エイムック 4617)amzn.to 1,760円(2020年05月11日 23:08時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

買ったのはこの本でまだ何もインクは買っていないがこれはやばいと分かる1品。紙モノの消費として書写をやろうか。

連載小説が多い雑誌なので正直何が読めるのか分からなかったけど、金星特急の続編が読みたかったので買いました&今日届きました&読みました。いやもう最高かよっていうドキドキ感でした。確かにこれは錆丸の娘だと思うのとこれは金星特急再読しないといけないっていうのとファンレターを送ろうというのと。久しぶりに読むけど、「えっ何これ」「どういうこと???」っていうの、めっちゃ金星特急の空気なんだよな。完結したのってもう結構前になると思うんだけど、そう私はこの空気が好きでさあ、て感じで。とりあえず本棚の一番いいところに並んでいる金星特急の全巻をごそっと引き抜いて普段転がっている所の隣にどんとおきました。今年のマイベストブック候補もうきたぞ。

最近ものすごく金遣いが荒いのだけどもガラスペン買いましたーーー。あとこの際だからやりたいこともやろうなと思ったのでカリグラフィ用の万年筆を。

ひとり早遅をやっているようなものなので、コロナ無関係でステイホームをせざるを得ない自分を甘やかすために今日は小説を読んではブリッジをし、星エコの未読ストーリーを読んで昴と命のバッジストーリーのあまりの尊さにブリッジをした。本を読みながらブリッジをするというのがあまり分からない人のために書くと、あまりにも萌えすぎると家の端っこまで歩いて(なんならトイレも行って)かえってまた読むということをしてたけど最近は読みながら体勢を変えて仰向けになってそのままブリッジをするという。

なんかすごいものを読んだぞ。そうだよわたしが夜市を読んでこの人すげーーーな! って思ったのはこういう作風なんだよな。短編集で、共通点としてはどの話も閉鎖されたというか閉塞したというか、なんせ異界での話だ。異世界じゃないんだよなこれは異界なんだよな。幻想小説だ。わたしは幻想小説はジャンル的にあまり読まないこともあって「同じ箱に入ってる作品」というのが恒川作品の場合まじでない。恒川光太郎ジャンル恒川光太郎だ。あえていうなら夜市とか秋の牢獄が好きな人は多分好きってぐらい。
なんせ読み始めて最初にテンションが上がったのは無貌の神の、血まみれの男が神に飲み込まれたところだ。死神と旅する女の「放棄された世界」の空気も好きだし12月の悪魔のおっそろしく「白い闇」って感じのラストも好きだ。

ハッピーエンドとかバッドエンドとかはっきりした終わりのものが好きな人にはあんまり積極的には薦めないんだけど、私はあっこれ好きって感じ。例えば真夏にセミの鳴き声を聞きながら道を歩いていたらとても日本とは思えないところに迷い込んでそのままなのか無事元の生活に迷い込んだのか分からないままに終わる、みたいなのがハッピーかバッドなのかって言われたら分からんけど、そういう絶妙な「カーテン1枚向こう」の世界の空気を吸える小説はすごいと思うんだよな。

赤い太陽の塔について「この太陽の塔はすごい」「インパクトがすごい」「目からビーム出そう」「(通天閣のカラーリングを見て)太陽の塔はすごい」「コロナウィルス撲滅できそう」「いやこれ殺すのは人間や」「黄色は注意喚起の割に危機感が少ない」「その点赤はすごい」という話になりました。赤い太陽の塔はすごい。ちなみになかったことになったらしい大阪城ライトアップについて現地住民に聞いてみたところ「大阪城が赤く光ったら『外出とる場合ちゃうわ』って危機感が煽れる。なんか変なことするより大阪城光った方がいい」ということだった。

明日リコリスのインクが来るー
ガラスペンが欲しい。Kemmy'sLabo産かまつぼっくりかペンハウスのやつ。

この告知を見たわたしの叫び。いうて無理やろう幕が開いたと仮定しても職場と住環境的に難しいと言わざるを得ない。

ガラスペンがもう1本欲しくてうろうろしている。

なろう完結済みで不定期に短編があがっているふだせんの書籍版最終巻。
腐男子の先生と先生の神絵師こと腐女子JK。

「それでさ俺は思ったわけだよやっぱり実写化映画化メディアミックス問わず大切なのは原作へのリスペクト、それは言い換えればどれだけ正しく二次創作をしようかという覚悟なわけなんだよねたとえば漫画にしたって小説にしたって出来る事なら絵柄を寄せたい文体を寄せたい、表現の形が違ったといても魂の形をミリでもいい近づけたいっていうのが欲求としてあるわけじゃないか。もちろん、もちろんだよ、換骨奪胎まったく別のものとしてひとつの世界と作品をつくりあげる、そういう姿勢も評価されてしかるべきだけど原作の読者はやっぱりその魂と同じ形を求めてくるわけだよ、そのままであってくれというのは単純に姿形だけのことじゃなくて、やっぱり俺は魂としか言いようがないしそういう意味では今回の映画化は正解だったと言ってもいいんじゃないか、正解じゃないとしてもそうあろうとする努力は認めてもいいんじゃないかって思うわけだもちろん作中の改変について特にあの重要シーンでの重要台詞については俺としても議論の余地ありだと思うけれどやっぱり言わせたかったんだよあの作品あの役者あの脚本だから、あの二次創作上どうしても、『こんなこと言わない』の台詞が出てしまったと俺は解釈するね、だから−−」

(P101-P102)

『ちなみにその腐女子さんの”待って?”は意訳するとどういう意味?』
「そうだな、”あまりの尊さに今すぐここで死にたいけどこれまでそしてこれからの萌えを受け止め続けるために不死鳥のごとく蘇りたい、ただやはりここに墓を立てたいから辞世の句を詠ませて欲しい”くらいの意味じゃないか?」

(P117)

ふだせんオタクとして信頼がおける。
ふだせんとあげはちゃんがうらやましいところとして、オタクとして魂の形が似ていることだ。

先日オタク友達マッチングサイトなるものを見かけたのでどういう形式やと思ってログインしてみたところ推しジャンルと推しカプをもってマッチングする人を探すというものでそれかーーーと肩を落とした。いやそれで仲良しを見つけられる人がいればいいのだ。私は無理だったので退会ボタンを探し、よろしければ退会理由をと聞かれたので「not for meのサービスだなと思ったので」と送信してきた。
いやだって同ジャンル同担のほうがちょっとした解釈の違いであっという間に戦争案件になりませんか。愛で方が違えばストレスが溜まりやすい。我慢とか妥協が発生しませんか。わたしはその場面が容易に想像できるので、「好きな人が同じ」っていうのはなんの判断基準にもならなくて(むしろハードルが上がる)「あなたはどういうオタクなのですかどういうことを好んでいますか、どういうのが苦手ですか」っていうほうがものすごく重要で、この人めっちゃ最高やんっていう人が同一ジャンルで推しが同じで、万が一仲良くなれたりしたら一生仲良くしたいもんな。一生は言い過ぎでもオンラインで同じ名前を名乗っているうちは仲良くしたいよな。大事にしたい。
行くジャンルはわかれても疎遠な時期があっても「今何推し?」って盛り上がれるぐらいがわたしとしては理想なんだよ。好きなものが増やせるチャンスだよ。嗜好が似てる人の好きなものは刺さる可能性がある。いや盛り上がれなくても「おっ大丈夫か飯食って寝ろ」程度でもいいんだけどな。
なんでそんな友達を作ることに消極的かって、推しを愛でることに時間を使いたいだけでめんどくさい学級会にも解釈違いにも携わりたくないのでオンライン上では好きなものだけ並べたいんだよな。コミュニケーションより推しを愛でることに使いたい。誰かと推しの話を共有するのが楽しいことは知っているが、ピントのズレた推しの話には付き合いたくないんだよ(マジで)

アフターに焼肉に行く話が好きなんですけど、そこで何で焼き肉なんだよwwwwwwwwwっていうツッコミどころがあるんだけども。
「神様は、いつも信者を選べなくて、可哀想だ」のところなんですけど。

「……先生は選んで、わたしのことを好きになってくれたでしょう」
誰に言われたわけでもなくて。桐生が、桐生の意思で、ぱぴりおを選んでくれたんだと思う。それは知ってる。
「でも選ばれる方は、お願いして、好きになってもらったわけじゃないから」
選べないってことはそういうことだ。
信者はいつも、一番好きなひとを神様に出来るのに。
神様は、お願いをして、好きになってもらったわけじゃないから。自分が好きだって気持ちに応えてもらっているわけでもないから。
「明日、先生がわたしより好きな神様を見つけても、わたし、それを止めることは、できないんだよ」
(略)
好きになってもらえることは奇跡だ。最初はいつだってひとりで描いている。それを、自分を好きになってもらえることは本当に奇跡で、感謝をしなくちゃいけない。
でも、だから、引き留めることができない。

(P135~P136)

ふだせんとあげはちゃんの関係は教師と生徒以前に神絵師とファンで、わたしも神様がいる1手前(そして高校生の頃から一定スパンで神様扱いをされることがあった手前)はーーーーーー(ブリッジ)ってなる。いっぱい色々書いて消したんだけども、神様とファンの関係でそうなれてよかったなーーという気持ちがあるんだ……。

圧倒的に自分の話しかしてないんだけど、全体的に「オタク幸せになれよーーーーー」っていう1冊なんだわ。

  1. 何回も書いているけどSound Horizon/Linked HorizonのRevo氏のこと。氏が作る音楽は私は大好きです。多分一生好きだと思う。 []

昨日コロナが収束
するまでにやることエントリを書いたので、とりあえず掃除した。年単位で整理してない引き出しをひっくり返してコンビニ大きめの袋1袋捨てました。あとは今日もブログを書いて、本を読んで、間でソシャゲを回したりしていた。今はまあそういう完全に気を抜く時間がないとやってられないのでな。

やりたかったことでできなかったことはファンレターを書くことと手帳(ログ)を書くことだ。まあブログいっぱい書いたし週末書けばいいからいいかなこれは。あと聖剣伝説3と原稿が全く手つかず。刀剣乱舞とシャニライと星エコのイベントは終わった。
よかったことはラメ入りインクは振ることを知り、インスタライブについて経験値が増え、手持ちのインクが増えたこと。先日買ったことで30個ぐらいになったと思う。

昨日は友達のキャスがあったけど、ログインはしてたけどマモに熱中しすぎて9割聴いてないので
これで聴く(ちなみに今は相沢沙呼さんのツイキャスを聞いている)

明日からどうなるか分からないけど頑張ろうねー

百合ホームズである。
2013年秋のロンドンが舞台だ。怪我で除隊したジョー・ワトソンはベイカー街で頭脳と電脳を駆使して危機と戦う人工心臓の安楽椅子探偵シャーリー・ホームズと同居している。ジョーはシャーリーの助手となって現場に赴いては事件の顛末をWEB誌に「自身を男体化」して掲載している。
そんなホームズ・パスティーシュだ。今回はバスカヴィル家の狗(シリーズ2冊目)

冒頭からかっ飛んでいた。ジョーの叔母から贈られてきたお土産の推理、叔母の現在地と状態の推理からの、叔母から送られてきた答え合わせのような手紙にまず笑った。ものすごく百合なんですよ百合。良い百合です。バスカヴィル家の犬はわたしは人生のかなり初めで接したミステリなので思い出深い。

バーツのモルグで彼女に出会ったときから、私はすこしずつ失ったものを取り戻しているような気がしていた。喪失感の補完ではない、寂しさを埋めているのでもない、一番近い言葉は「輸血」。必要なものを失いすぎて死にかけていた私に、彼女という存在が自分に少しずつ与えてくれたことがなによりうれしかった。
私はシャーリーと同じモノになりたかったのかもしれない。同じモノを食べ、同じ空気を吸い、同じ空間を過ごして、彼女と似た私になろうとした。私が生きるためにずっとそうしてきたように、環境に擬態し人を模する。そうしてできるだけ楽に、同化するのだ。同じだと認識してもらえれば、私は攻撃されずしばらくそこで生きていられる。

(P128)

ドラマ絶賛放送中のレンタルさんのtwitterまとめ本みたいな位置づけの本である。これもドラマ原作の一つを担っている。

最初に本が出版されると知ったときに課金しよう! と思って買ったのがこれの前作で、これ以外も確かもう1種類出ていて、コミカライズもあるはずだがこれしか読んでいない。この本の中でharuさん(性同一性障害の方、よくツイキャス1を見ている。)も出てくるし、1万円になったターンに入る。
レンタルさんはテレビにもよく出ているが、しゃべっているところを見たり聞いたりしたことは数度なので文字は文字なのだが、haruさんは割と人格に合わせてフルボイスで読むことができた。レンタルさんはフォロワでもあるのでそういえばこういうこともあったなあと思って読んでいた。人の日記を読む感じ。何度か言ってきたけどわたしは人の日記を読むのが大好きだ。

ドラマのレンタルさんの話をすると、本物のレンタルさんとレンタルさんを演じているNEWSのまっすーは体形的にもパブリックイメージも似たところはない、けど引きのショットでのまっすー演じるレンタルさんは「うわすごいレンタルさんだ」って思う。でも近づくと「あっやっぱりまっすーだった」って思う。
というのも写真ではよくレンタルさんのことを存じ上げているので、帽子とあの服装が「レンタルさんの記号や概念」として作用しているのだと思う。ということを先日twitterで言っていたのだが、この本のあとがきで「概念化されるレンタルさんの話」をレンタルさん自身がされていて、それなーーーーーと思った。
今作は半ば過ぎから依頼が有料になったことからか「身近な人には頼めないからお金を払ってでも聞いてもらいたい悩みや不安」の話が増えた。

  1. haruさん自体は好意的に見ているのだが、ツイキャスのコメント欄があまり好きではない方向性でコメント欄ミュートする方法を最近偶然知ったので今度試してみたい。 []
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