原作ファンです。見に行くのを楽しみにしていたけど、コロナ禍と緊急事態宣言に巻き込まれて公開延期になってようやく一昨日公開日を迎えました。

先に結論を書くとこの映画は佐藤流司と橋本環奈の顔面に課金した映画1でした。
上映時間106分、虚無の時間でした。

実写オタ恋もそうだったんだけど、物語をぶった切って突然ミュージックビデオが流れた。たびたび。スタッフロールで見た感じ4曲5曲はあったみたいなんだけど。ちょっとよく意味が分からない。
あと映画がはじまってまあまあの時間モノクロだった世界が「不動詩凪の物語」に触れた結果世界に色がついたり、「悲しみの表現」として雨の中傘も差さずに歩いてみたり、「私、好きよ あなたの小説」と謎な倒置法をたびたび使用してみたり面白いとか面白くないとか、良作駄作とか、そういうレベルではなくただただ虚しい時間だった。
佐藤流司と橋本環奈の顔面以外の良いところは恩田陸の「黒と茶の幻想」や講談社タイガや講談社ノベルスが棚に差さっていたところとかそういうレベル。

自分が見たものは何だったのか原作を再読したところ、映画で使われた台詞は原作準拠のものが多いが、その台詞に至るまでの展開がたびたびカットされあるいは展開を改変されてしまったらしい。その結果

「誰よりもまっすぐで繊細な売れない作家×秘密を抱えたドSな売れっ子人気作家 真逆な2人の高校生小説家がまさかの共作で大ベストセラーを目指す!“好き”だからあきらめない姿に胸がアツくなる共感度No.1青春ストーリー!」

と称する映画が出来上がったようだ。

原作は割と「小説を書くことは楽しいことばかりではない、それどころか現在の出版状況では初版もたいして刷ってもらえず打ち切りラインも高く、実際に収入として手元に残るものは少ない」「ネットリンチ」と絶望の淵に立たされるシーンは多く、詩凪の物語に対する真摯な姿勢に対してグッとくる物語ではあるが、そんな「共感度No.1青春ストーリー!」を感じる物語ではないのだ。

メディアミックスは必ずしも原作と同じものでなくてもいいと思うが、本作については驚くほど原作や、「小説」「物語」「本」に対するリスペクトを感じられなかった。たびたび音楽が挿入されていたが物語を象徴する歌や映像ではないと感じられたし、ハイローみたいに物語を高める存在ではなかったし、これは音楽で食べていきたい人間の話でもないし、ましてこれはアマチュア作家がプロになるまでの話ではない。彼らは既に仕事として小説を書いているプロだ。原作では完成した小説は映画の中では完成にも至らなかった。尺が足りなかったからカットしたとは言わせない少なくともミュージックビデオ5曲分の尺はあったのだから。
文字で語られた「小説」の話をせっかく映像でするのだから、映像だからこそできる表現を見たかった。

  1. なお橋本環奈は主演ですが、佐藤流司は主人公の友達
    ポジションです。出番は多いが三番手 []

3年ぶりに同人誌を作りました。

2014年からの5年間1で書きに書いた(そしてWEBに載せた)S+h&Frep(以下スプフレ)の話の、再録本です。文字数にしてだいたい20万字マイナスいくらか、ページ数にして512ページ。うすいほんとは言えない分厚い本になりました。

表紙は今話題の『大人だって読みたい!少女小説ガイド』の著者の一人、七木香枝さん
版組はいつもありがとうございます、ところで今年は何冊作ったんですか? と聞きたくなるぐらいたくさんの赤子(※同人誌)をとりあげているsoundseaさんにお願いしました。

2人ともその道のプロなので私の雑すぎる急すぎるリクエストに応えて頂き、大変ありがとうございました今後ともよろしくお願いいたしますと最敬礼で改めてお礼を申し上げます。

制作秘話としては本文は「鳩の指定通り作ったら680ページになったよ」「マジか」にはじまり、全体的に内容をぎゅっとして512ページにしました。
表紙はラフできました〜って見た瞬間にじわじわ2014年8月のころを思い出して泣きながら思い出話をするという事案が発生した。年寄りか。

今回の本はここ2年ぐらいずっと出す出す詐欺をしていた本でした。
高速バスの中で校正をしてたりしたんですが、集中力と優先順位の問題でずっと後回しにされていた案件です。コロナで現場が息をしていないので「これを機に形にしようか」という運びになりました。友達も「コロナがなかったらもっと××だったけどコロナがなかったらそもそもやってなかった」と同人誌について話していたけど、この本もコロナ禍下でなければ生まれていなかったと思います。

本来、今年2020年は推し複数が15周年で、年明けから年末どころか年度末までぎっしり現場で予定が埋まっていることが2019年時点で想像できていたので、校正はできても印刷費は捻出できなかったと思われます。

集大成、2次創作これで幕引き、みたいな本を出すとなんか「これにてジャンル撤退しますお世話になりました」みたいな感じがしますが、まだまだでかい顔をして居続ける所存です。
6年追っていてファンの気持ちとして正直に申し上げて今後、石油王に見初められでもしない限りでかい告知2はないと思うので、追悼にならない程度の時期に出したい気持ちはありました。

今回の本については「この印刷所のこの紙が使いたい」という明確な希望があり、そこが1冊単位で作れる印刷所のため「部数が少ないと1冊当たりの単価が高いが、沢山刷ると1冊当たりの単価は下げられる」という理論が通用しない上、今回作る本は昨今では商業出版でもあまり見られない厚みで1冊当たりの単価が高くなることがわかっていました。そのため印刷費は削りたい、つまり在庫は持たないという結論に達しました。

ちなみにスプフレは元々コンテンツ人口が大きくはありません。大きくはない人口の中で、2次創作まで手を伸ばしたいという人はたぶんそれなりに少なく、恋愛要素がなければエロくもない、刺さる人には刺さるが非常にニッチな書き手3のわたしの再録に、自分以外の需要があるとはとても思えませんでした。

印刷単価が高い本でも赤字覚悟の価格設定をするつもりはなかったけど、自分の思い出作り+お世話になった人への献本用の印刷費は必要経費です。なので「自分はこういう本が作りたいので作ります。他にも欲しい人がいたら一緒に刷りますがどうですか?」と基本受注生産スタイルにしました。
原稿は昨日入稿してさっき支払いも済ませました。印刷部数的に頒布に出せるのは1冊2冊なので、それなら積極的にboothに入れなくてもいいかなと思っています。需要があるなら出すのは抵抗がないので、何らかの方法でご連絡ください。

たぶん本が届いたらめっちゃ見せびらかすと思います。だってわたしの6年間にわたる執着の集大成だもん。めっちゃ可愛い表紙に手間暇かけて読みやすくレイアウトしてもらった本を自慢しない理由がない。過去のわたしが書いた話はまぎれもなく天才の所業だ。当たり前だけどほぼ解釈が一致していた。

  1. 今年は書いてないので5年間です []
  2. 配信イベントやりますとかアニメやりますとか、twitter以外でないとできないイベント []
  3. これまで何冊か本を作っているので実績としてもそれは実感しています []

10月に入り一部の手帳ではもう新しいものがつかえる時期。
kindle unlimitedでは現在手帳会議のおともにちょうどいい書籍が対象になっているので紹介エントリです。
注意点:以下の本はファイルサイズが大きく、図示したものも多いためスマートフォンでは不向き(タブレット推奨)の本が多く含まれています。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

バレットジャーナルの話題と必ず取り上げられる書籍のうちのひとつ。
バレットジャーナルってなんだろうというひとにおすすめです。SNSで「バレットジャーナル」で検索して見られるバレットジャーナルってどうしても「手間がかかっている」「これはこれでもはやひとつの創作なのでは」というものが多く見受けられがちですがこの本は徹底的にシンプルに、ペンとノートさえあればだれでも始められる内容となっています。

これはunlimited対象外ですが、バレットジャーナルについてもっと知りたい方はバレットジャーナル 人生を変えるノート術 Kindle版がバレットジャーナル提唱者の本です。

開くたびにワクワクする 和気文具の手帳アイデア

その筋ではインスタグラムともども有名な大阪の文房具屋さん発の本。
紙書籍では変形の本で可愛い本で、電子書籍ではタブレットで拡大推奨。
この本は測量野帳を使った可愛い手帳の作り方が割とあった。「可愛い」を作るためにも難易度がありますが、この本は「定規で線を引く」ことが苦なくできる、手帳にちょっとした装飾をしたい人におすすめ。

bechoriのカラフルハンドレタリング シンプルで美しい手描き文字レッスン コツがわかる本

Tono&Lim社界隈で遊んでいると絶対目にする方、インスタライブの「いつものやつ」で有名なべちょりさんのハンドレタリング本。ぱらぱらめくってこれはって楽しんだり実用書として使う本なら紙書籍が絶対おすすめなんだけどどんな本か参考に見たいという人には絶好の機会なのではないでしょうか。

筆ペンではじめるモダンカリグラフィー

カリグラフィではこんな本もあります。

CITTA式 未来を予約する手帳術/CITTA手帳公式ガイドブック

「手帳についてあれこれ検索してみた」という人なら絶対一度や二度はこの単語を見たことはあるだろうというCITTA手帳のガイドブックやその先行本も読めます。

「人の手帳を覗く」のってすごく興味深くないですか。鞄の中身、本棚の中身拝見と並んで人の個性が垣間見える面白コンテンツだと思うんですが、そういうのが読めるのがこんな感じ。

わたしの2020-2021の手帳は
ほぼ日weeks(スケジュール関連)
ほぼ日5年手帳(今3年目、来年4年目)
ロルバーンダイアリー(職場置き手帳)
の3冊とノートが1冊になります。

多少の不完全燃焼感はあれどメインストーリー第2部が削られることなく最後まで走り抜いたからまあいいや(設定資料集出るし)と思っていた星鳴エコーズ唯一にして最大の心残り、「推し(青木摩耶)のバースデーガチャを回したかった」

亡霊成仏した(バースデーガチャはないが、少なくともサービス終了告知に伴う縮小後に誕生日を迎えたキャラと同じ扱いであるため)
プリロールの告知を見ながらそういえば摩耶の誕生日の頃にはもう星エコは終わっていて、設定資料集も届いている、と思ったら発売日未定(公式的には発売日は後日告知)になった。製作期間なら年度内程度は伸ばしていいからよいものを作ってくれな、という気持ちだ。

9月読んだ本は6冊(単行本3冊 文庫3冊)

これ書いている今は10月25日なんだけど、9月からちょっとごたごたしはじめていて、今に至るまで死んでます。10月と合体エントリにするのはあまりにもちょっとあれなので今日は頑張る。伸ばし伸ばしにしていたものをするのは力がいるので、やっぱり定期的にするべきだと思う。

9月分面白かった本

1冊丸ごと死体埋め部の悔恨と青春のボーナストラック。これだけでも読めるけど悔恨と青春を読んでから読んでほしい。

これは単純に「こういう暮らしができたら楽しいだろうな」というエッセイだった。ルームシェア体験談としても面白かった。
オタク女子が4人で暮らしてみたら/藤谷千明 colorful

人の人気を読むの好きなので。

思い返したら9月結構濃いんだな。記録を残しておいてよかった。
ステッドラーうたプリコラボの件があった。
ステッドラー×うたの☆プリンスさまっ♪コラボ色鉛筆の件 l

ステッドラーコラボ水彩色鉛筆は2次受注で注文して来年4月下旬に到着する見込みらしい。遠い未来だ。たぶんサンホラの配信で叫びつくしたころに来るのだろ。

黒世界も見た。
ホテル遊びあるいはホテル療法のこと colorful
黒世界はぱくろみさんがものすごくすごかった。

星エコがサービス終了した。
星鳴エコーズのオフライン版提供がはじまりました。 colorful
星エコはサービス終了したけど、オフライン版の提供はあったけど、新規(絵柄自体は既存のものだが)グッズが出ている。

10月のまとめはもうちょっと早く書きますね。

夢のような話として「フォロワーがすぐ近くの部屋に住んでいるマンション」「年を取ったら同じグループホームに入ろう」という話がよく語られがちだが、この本はそれを実際にやってみた話である。

・30代後半・未婚・女性4人
・フリーランスと企業勤めが半々
・全員が何かしらのオタク。遠征はよくするタイプ。
・推しジャンルはビジュアル系・舞台(ヅカ・2.5次元)・ソシャゲなど。

という「日本のルームシェアの話」としても割と珍しい部類に入るエッセイだと思う。
内容については一言でいうと「物凄く羨ましい」「こういう生活をしたい」

わたしはこの本に登場する人たちとさして年齢が変わらないことも大いにある。めちゃくちゃ笑ったのは「4人中3人がツインシグナルの新作クラウドファンディングに投じた。この家には同じ本が3冊来る」ということだ。さすが同世代話が分かる。わたしもぶっこんだ。

実際こういう生活が営めるならさぞ楽しかろうと思う。仕事は仕事でちゃんとしていて、家に帰ったら気心が知れたオタクが一緒に住んでいる。それって永遠に終わらない文化祭(の前日の準備)なのでは?
物凄く羨ましかったが、羨ましすぎてタタリ神にならなかったのはわたしには似たような、各地に散らばっており既婚者もいるので同じ家に住むことは生涯ないが、気心の知れたごく狭いタイムラインがあるからだ。

ものすごく羨ましい環境というのもこの書き手、藤谷さんはガチャの引きがとてもいい。オタクなんでもガチャに例えるの悪い癖だと思うが、一緒に住んでくれる人〜みたいな緩い募集に乗っかってくれる友達の多さ、ルームシェア可物件の少なさの中で理想的な家を引き寄せる強さ、そういうのは「ガチャの引きがいい」というてもオタク間なら十分伝わると思う。
ちなみにこの「一緒に住む人をLINEで呼びかけてみたら」と言われて、その呼びかけるLINEグループの名前が「ちょっとしたパーティ」なのも強い。この前読んだ第32回 「ちょっとしたパーティー」 | 裸一貫! つづ井さんを思い出す。
行き当たりばったりに同居人を探したわけではなく「10年程度の付き合いがある、本名は知らなくてもひととなりは良く知っている」中から出会えたのは強い。

ネット連載をしていたものをまとめていたものであるようで、この時期なので、当然「コロナの時、緊急事態宣言がでる前後あたりをどう過ごしていたか」というのも含まれている。

羨ましさを差し引いてもこの方々のルームシェアはかなり成功している例だと思う。この本にはルームシェアのデメリットなどは書かれていないが、困ったことはうまいこと解決できているか人への配慮ができている4人が住まわれていると思われるので、真似したいと思ってもなかなか難しいと思う。それを端的に表しているのは

 現に私は"ハウス"のメンバーの推しキャラは知っているが、恋人の有無は知らないし、この先も知る必要はないと考えている。同様に、私の元パートナー云々の話もみんなから聞かれることはなかった。
 思うに、我々は生活は共有しているが、人生は共有していないことが良いほうに働いている気がする。家族愛や恋愛感情などの関係性による、クソデカ感情が挟まらないので、そこに気楽さや快適さを感じているのだろう。

のブロックだ。そんなぱっと見成功しているように見えるルームシェアも「女同士だからって揉めるとは限らない」「とはいえ一生一緒に暮らせるわけではないと思う」と介護を含めた現実を見据えた話をしつつ、

ドラマらしいドラマもないが、だからこそ安定感のある暮らしは続いていく。最近の我が家は、世のオタクに漏れず、ディズニー映画の悪役をモチーフにしたイケメンたちと交流するゲーム「ツイステッドワンダーランド」の話題でもちきりである

と触れ、物欲センサー対策に同居人にガチャを引いてもらい推しを手に入れるというオタクあるあるのあれが現実に1クリック先にあるというのが本当に理想ですね。

軽い読み物なのでAmazonで電子書籍で買って携帯で読むのにも向いていると思う。
「オタク同士のルームシェア」という単語に過剰にあこがれを持たない人にはおすすめの1冊。

メダリストというのはアフターヌーンに連載中の漫画で先日1巻が出たばかりのフィギュアスケートの漫画です。

高校野球でいえば甲子園出場的な扱いの、フィギュアスケート全日本選手権を目指すには5歳から始めるべき、と言われていますが司がはじめたのは中学生の頃。経済的な理由もありクラブに所属することもコーチに師事することもできず、ようやく教えてくれる人が見つかったのは20歳の頃、それも「アイスダンスなら教えてあげるよ」という条件つきでした。シングルの夢を諦めてアイスダンスに転向、全日本選手権に出場して引退して、今はアイスショー出演を目指して20代半ばを越えてなお「フィギュアスケート」にしがみついている。

フィギュアスケートは「大学卒業」が「キャリアの終了」であることも多いです。例えば本田真凛選手は「競技を続けるのは大学まで」という発言があります。

そんな中で出会ったのが少女いのりです。フィギュアスケートへの情熱は人一倍濃い、でもお母さんは習わせてくれないのではとびくびくしている、フィギュアスケート以外はできないことが圧倒的に多い小学生の女の子です。
姉にもフィギュアスケートを習わせた、フィギュアスケート以外のものをいろいろ犠牲にしたが特に何の成果も得られなかった、この子にはそういうものを背負わせたくないという母と、フィギュアスケートをどうしてもやりたいといういのりと、この子には才能が有りますよっていう司と。

こう書いていると私の紹介が普通すぎてめっちゃ普通なんだよなあ。でも「情熱」とか「執念」とかそういうものを強く感じられる漫画で、フィギュアスケートが漫画(動かない絵)で表現できるんだっていうすごいものを読んでますよ。わたしは連載がはじまった当初、スケオタ方面からRTされてきて、「ネットで無料で読めます」枠で読んで移行コミックDAYSのサブスクを試したりアフタヌーン電書購入とかでリアルタイムで毎月読んでいます。

1話は今もコミックDAYSで無料公開されているのでちょっと時間があるとか鳩の口車に乗ってもいいという人はぜひとも読んでほしい。

メダリスト - つるまいかだ / score1 | コミックDAYS

でもね、本当にすごいのは今月のアフタヌーン掲載の最新話なんだよ。
この漫画はいきなり大会を描くんじゃなくて、まずバッジテストから書いてたんだけど、初級の子限定の、大会がついにはじまった。ライバルもいるしこの前であったばかりだけどもう2回転が飛べる子も出場している。
当然ながら大会なのでプログラムがあって振付があってどこで何のジャンプを飛んでステップがどうでっていうのがあるんだけど、漫画なんだけど(動いてないんだけど)すごいフィギュアスケートなんだよね。
TESカウンターみたいなのまであって。いのりの「勝つための執念」とか6分間練習で失敗してると引きずるとか、俺ならGOE加点5億点つけてるとか、地上波で放送される程度のフィギュアスケート中継でみんな普通にやってるフライングシットスピンがいかに難易度高い技なのかとか、メダリストを目指す、そのためならという執念を持つ小学生ってめっちゃあついよな。

いや本当にこう、コロナ禍で、フィギュアスケートの大会も通常の大会はかなり中止になっていて、ネーベルホルン杯とか地区予選大会とかはやってるけどグランプリシリーズがどういう形式になるのかはまだ分からなくて、まだあんまり試合を見ていないわたしはこの最新話は途中からぼろぼろ泣けてきたし、読み終わった後はyoutubeで全日本選手権とかグランプリシリーズとかいろんな動画を見ました。

わたしはジャンプ以外は本当に数えられるぐらいしか漫画読んでないんだけどメダリストとワンダンスはめっちゃ売れてほしいしメディアミックスもガンガンされてほしい。動いてるところめっちゃ見たいわ。静止画の漫画でさえすごい動いているのにアニメとかになったら脳沸騰するわって思うよな。

うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING MUSEUM

シャイニング事務所所属アイドルはそれぞれtwitterアカウントを持っており、期間限定である日突然ツイートをはじめるのですが、今回はちょっと訳が違いました。

こういうツイートがあった結果

こうなりました。

全く知らない人のために書くとシャイニング事務所所属アイドルのtwitterに登場した商品というのはびっくりするほど売れます。

ファンの多いジャンルなので、どこの何と書かなくても数分後にはこれあれじゃん??? っていう情報が流れて、関係する店は「なんでこんなに売れているのか」「なんでこんなに問い合わせが多いのか」と困惑する声が聴かれ、オタクがいるお店では「一ノ瀬トキヤさんが買われたジャムはこちらです」みたいなPOPが作られます。
オタク特有の行動かと思ったけど今日テレビで「半沢直樹に登場した商品がバカ売れした(万年筆、時計、マカロン)」という話をしていたので、「あれに出たあれがほしい」という感情は割と一般的なものなのかなと思いました。

優秀な特定班、といっても間違えることはあって

この万年筆これじゃない?(10万円)→売り切れる→いやこれ違うよこっちじゃない?(3千円)ていう流れがほんの数時間で起こったことがあります。

そうやって異業種の経済を動かすオタクの姿が見られるのがこのtwitterが動く期間です。
ステッドラーさんとのコラボはたぶんそうやって水彩色鉛筆がバカ売れして先日はありがとうございました、このご縁になんかやりませんか? みたいなあれだと思っています。

ちなみにこのコラボ水彩色鉛筆は4連休最終日、明日は平日という日の終わり日付変更の0時に公開されて「受注生産(上限アリ)」という条件で1時間で完売して、現在2次受注受付中という状態です。興味があれば一番上のURLを踏んでみてください。
なお塗り絵セットがついているのがバカ売れしているだけであって、「水彩色鉛筆」ならなんでもいいというわけではないし水彩色鉛筆だから売れているというわけでもないと思われますが、ステイホームせざるを得ない日々が続いていますので勢いで購入した勢であっても何割かはこれを機会にいい趣味ができるのではないかと思っています。

ちなみにもしこのエントリを見ている文房具関連の入荷を担当している人がいれば以下のツイートの画像に出てくるものは押さえておいたほうがいいですね。「今話題の色鉛筆」ってツイートするよりは売れると思います。

まあその証拠として

今日こういうのがあって、

こうなので。

ちなみに今回は特定班を頼るまでもなくステッドラーさんしか知りえない情報も公開されています。

ちなみにこれは西梅田の文房具関連をたくさん扱っているお店のツイート。

ちなみにこの「あのお写真」というのが前述のツイートです。

これはわたしの話なんですが、わたしはものすごく地方在住でうたプリ規模であっても「47都道府県で展開する」規模じゃないと縁がないんですよ。マチアソビとかやってる県であっても。ufotable関連作品のオタクなら優位になることもあるでしょうが、わたしはそうではないので。

わたしは2年前にシールとマステで文房具沼に飛び込んで今はインク沼の水辺に足をつけているレベルなんですけど、「シャイニング事務所がこっちの沼に近づいてきた」っていうのはうたプリとわたしの9年の歴史で今回がはじめてなんですよ。
ペンハウスさんが「なんでこんなに売れてるの?」って困惑しているツイートを見て、これはわたしの想像ですけど、都会勤務のジャニオタが「いつも利用している駅で自担のポスターを掲示されていた」時の感情ってこんな感じなのかなーって思いました。なんか嬉しいとかすごいとかそういう単純な単語で言い表せるやつじゃないんですよねこれ。「よくわからないけどいまはこれが売れている」っていうことが事前情報を全く知らない人に伝わる感じ。

でもこわいのは、まんじゅうこわいのは、自担、なっちゃんこと四ノ宮那月くんはまだ出ていないということですね。初日音也だったから金曜がなっちゃんだこの日は休みだ社会性保てるって思ったけど次の日翔ちゃんで今日はレン様だから、ランダムなんえっ何?????? なっちゃんいつ来るん?????? っていう感じです。なっちゃんクレヨンもってほしいなああああああ。だってピヨちゃん描いて欲しいもん。なっちゃんが描いたピヨちゃん塗りたい。力加減誤ったらひゃくぱークレヨン折れるから気を付けてほしい。

四ノ宮那月様(@Natsuki_S_SH)には、「水彩クレヨン 12色セット内のブラック」をお使いいただきました。水に溶かして楽しめる、大人のクレヨンです。※単色の発売はございません。#SHINING_MUSEUM pic.twitter.com/ZBJJx1MQuP

— ステッドラー日本【公式】 (@STAEDTLERJP) September 27, 2020 uote class="twitter-tweet">

トキヤくん、僕が線を描くのに使った水彩クレヨンを気に入ったみたいです。色鉛筆と混ぜて使うと表現の幅が広がるんですって。

— 四ノ宮 那月 (@Natsuki_S_SH) September 27, 2020

(9.26追記)
なっちゃんクレヨン持った……!

木曜日のお当番が翔ちゃんで、一番しんどいことがあった時間帯に今嶺二先輩と那月と一緒にいるってツイートがあってありがとうさすが国民の彼氏だって思ったわ。

今日で企画は3日目。あと8日間はある。この期間にシャイニング事務所所属アイドルのお誕生日を含んでいるのでたぶんとても楽しいと思う。

うたプリ規模じゃ手に入れるの難しいと思うけど、とのりむ製インクとシャイニング事務所がコラボしてほしいし、べちょりさんのいつものやつでShinomiya Natsukiってかいてほしいんだわ。カラーバーインクのファジーネーブルはレン様カラーとしてとてもいい色をしていると思う。ガルフストリーム買うぞーーーー。

9月22日に地元のホテルにテレワークプランで滞在してきました。その時の話。

コロナ以前から友達周りで「家族や友達同士でホテルに泊まって遊ぶためにホテルを予約する」ということがごく普通に流行っていた、というかそういう遊び方もあるということが存在していました。ラブホ女子会とはまた別の方向です。
そして今年、コロナであらゆるライブやイベントが中止になり、「ホテルに泊まって気分を変える」とか「眺望のいいホテルでアクスタと写真を撮る」とかが割と見られるようになりました。
でもわたしは在宅介護をやっている身なので。24時間見ていないと死ぬ乳児レベルではありませんが、ある程度のことはできるけど、助言や手助けもまたある程度必要な状態です。プライベートが確保しづらく、休みの日も休みではなく、仕事も神経が削れストレス値があがる一方です。
そういうさなかにじゃらんからポイントがどんと振り込まれて、実質1000円割引券がやってきた。。遠征できる状態でもないのにクソがと思っていたところテレワークプランなら泊まる必要はないのではないか。自分しかいない空間が買えるという発想である。

テレワークだコワーキングだともてはやされる時代だけど地元ではテレワークプランどころかデイユースできるホテルはひじょーーーに少なかった(じゃらん調べ)
中には2時間で4000円(延長は別料金)っていうアホみたいなプランを打ち出しているところもあったが、9時〜21時で4000円ぐらい、エレベーターで下りたところにコンビニが入っているところにした。

ダイワロイネットホテル徳島駅前 - 宿泊予約は【じゃらんnet】

ちなみにチェックイン時に予約が通っていなかったのか、「先ほど予約入れられました?」と聞かれていやそんなことはないですと予約確認のメールを見せて、かなり長い間わたしのスマホをフロントの機器を見比べていたが、徐々にこれはやばいという表情になりフロントの方がたびたびダッシュするという状態だった。「現在お部屋の確認中です」と20分程度待つ事案が発生していた。ちなみに4連休最終日ということもあってか、フロントはチェックアウトの人たちがぞろぞろと現れていた。
今後も利用する可能性を考えてパソコンも借りてみたりした。

部屋の全景は撮ってなかったけどまあ普通のビジネスホテルだ。でもお風呂はかなり大きいやつだった。ベッドも大きいやつ。

でも基本的にここに座っていた。
今日の目的としては「真っ暗にできて誰の邪魔も入らない場所でリリウムを見てから黒世界を見ること」だったのでベッドは全く使わなかった。

音楽朗読劇『黒世界』

基本的にカーテン締めっぱなしだった(あいてたのは開演前の1時間と感想を書いていた帰る前の1時間ぐらい)けど窓の外はこんな感じのところ。

滞在の感想:
人と話すことでHPが回復できる人間がいるように、わたしは巣籠もりが必要な人間なので大変心が安らぐ時間だった。自分以外に気を遣わなくてもいい環境はとても楽。
思った以上にSNS離れしていた。ゲームもやらなかった。今日はこれをするという目的意識強すぎたのかだらだらしてなかったな。まあ「今日の現場です」扱いだったので、ヒャッハーーしていた。漫画喫茶はちょっと離れているので、行くのが億劫。下がコンビニなので黒世界を見た後は軽食を買いに行った(ハイカロリー舞台)

ちなみにカップスープを買ったが何もつけられなかったので「スプーンもらえますか?」と聞いたら「3円になりますがよろしいですか?」「スプーン有料なんですか?」「3円になりますがよろしいですか?」「これを食べるのにスプーンがほしいんですけど有料なんですか????」とものを見せながらさっきより大声で伝えることでようやくスプーンを手に入れた。スプーンだけでいいんですか? と今度は聞かれた。とんだ店員バグだった。

今度はオンライン帰国の時に利用したい。

雨下は幸せな夢の中にいたけど日和は現実とのバランスをとるがごとくに悪夢はじまりだったな。あのチェリーがなぜ「チェリー」と呼ばれているのか日和では説明がないあたり雨下と日和は大きくひとつのもの。

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