カテゴリー「 読了 」の記事

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) (電撃文庫)

⊂⌒~⊃。Д。)⊃麻奈実派の骨です。ひろってください。
良い思い出の回想はなく、ただED前のイベント戦闘でした。

京介はいいやつだナーと思っていたけどないわーーと叫んだのが最終巻でした。ないわー……ないわー…。
最終巻らしい最終巻だったけど、京介の選択としては激しくNO。そこまで進むのか・すべてを捨てて選んだものも封印できるものか。そのへんは私麻奈実の発想に近い所はあるので、「お、おう」としかいえない展開でした。
兄妹だから、家族だから好きだったんだけどなー。

あのひとは蜘蛛を潰せない

母が娘にかけた「ちゃんとして」「みっともない」「あんたには無理よ」それでいて(母のことはいつも正しい)と思ってしまう呪いの話。すごいところをえぐってくる話だった。すごい話を読んでいるのは分かるけどすごくこわい。引き込まれる物語であると同時にこわくて到底一気には読めない話だった。
家を出る直前直後の母がもっとも恐ろしかった。そこからは地面がすごく不安定な話だったなー。ココからは大丈夫だと思ってもすごくぐらぐらするのね。

「馬鹿馬鹿しい。たいして給料もよくないくせに、一人暮らしをしてどうするの。お金をどぶに捨てるつもり? 食事や家の掃除はどうするの? 出来ないでしょう? 峰岸さんのところや加藤さんのところを見なさい。賢い娘さんはみんな結婚まで親元で育つの。それが常識なの。そうすることで先方の親御さんも安心してお嫁として認めてくれるのよ。あんたそういうのなんっにも分かってないでしょう。職場が遠いわけでもないのに家を出たいなんて、私は遊びたいですって言っているようなもんよ。いい歳してみっともない。やっぱりダメね、お金の苦労をさせてないからかしら。ぼーっとしたまま育っちゃって」

(P70)

ガーデンロストのお母さんも大概怖かったけどこれはやばい。
このMPをゴリゴリ削られながら先に進んでいくのも読書の醍醐味だと思いつつ最近味わってなかったな。

卒業するわたしたち

色んなものからの卒業。全体的にしんみりとしている。
「にじむオレンジ」が好きなんですが、これは女子アイドルグループから学業を理由に卒業するメンバーの卒業公園に行く話。アイドルが繋いだ縁、わたしと友達の仲のよさは変わらないのにアイドルグループは変わってしまう。
卒業公演のアンコールの、卒業する子のソロの部分に差し掛かってオレンジのサイリウムで埋め尽くされるっていいよね。この前までもーむすの卒業公演のあれこれをタイムラインで見かけたからこういう感じなんだろうなあって思った。

「胸に赤い花」はびっくりするほど加藤千恵で、でもこういうのはひとつ読めたらいいなあって。

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)

ヴィラ・ローザ笹塚、地デジ対応!
テレビを買うぜーーーと沸く魔王城、ええいひれ伏せいこのヨドバシカードさえあればワンランク上のテレビを手に入れることも可能だーーとか、魔王城、かわいい。
テレビ購入のための値切り戦争もありつつ、天界・地球・エンテイスラの状況整理および各陣営の思惑。
真奥とエミリアはいつも巻き込まれる側で、アラス・ラムスを間においてニートと主夫とエミリアのしあわせ擬似家族がいつまで続いていけるのかと言う話で、それは鈴乃の「いつまでこの平和で悠長な毎日を暮らしていけるのだろう」みたいなあれにつながるのだろうなあ。
アホのニートの子という認識だったけどそういえば漆原すごい悪魔だった。真奥が「若い」に該当する悪魔だった。

「もっと良い方向に皆を引っ張れる自信のある奴が、俺を押し退けて新しくみんなの先頭に立つさ」

(P183)

ていう真奥まじトップの責任ってかんじで。

ドコデモコールセンターのクレーム内容を見ていたら毎土曜日00:00(金曜深夜)にまつばさんとかうららさんがいってる「うたプリ開始当初の音が飛ぶ」現象を思い出したりしている。

後半のちーちゃんはタイムラインで「アルティメットちーちゃん」って時々見てたけど、なるほどこれはアルティメットちーちゃんだ……と思った。だって弓だし。ちーちゃん髪の毛ピンクだし。

双界幻幽伝 決戦は一発必中! (ビーズログ文庫)

黄巾族編終わり。長かったよねー。個人的には中だるみした巻もあったけど面白かったです。
蒼刻さんの素とかな! (P160)あたりは先週の暗殺教室みたいだった。
花守と恋人の再会よかったね。

はたらく魔王さま!〈4〉 (電撃文庫)

マグロナルド改装のため一時閉店&アパートは補強工事のため一時退去を余儀なくされたー。
でミキティの粋な計らいにより東の果て、犬吠の海の家でバイトをすることになった。

魔王さま超有能。さすがマグロの時間帯限定責任者。堕元帥も仕事してたのが驚きです。
夏だ水着だ花火だ回なのでこれはアニメでやったりしないですかね(やらねえだろうなあー
あとこれ本来は3巻の感想ですがアラスラムスがMoiraのミーシャにしか見えない病。髪の流れ的にはエレフなんだけど女の子なので。

“空蝉

教会で出会った空という女性が身ごもっているのはヒカルの子ではないか。
「子ども」と「母」、ひいなの過去、笑えない是光と泣けないヒカル。あの二人が本当に「親友」してていいなあと思います。自分はもう変われないと思っていたヒカルが変わっている、というかもう死んでいるので本当は変わりようがないんだけど。
ここまで来ると冒頭のお葬式のシーンが本当に。ヒカルは自分では死んでると思ってるけど本当は病院で寝てるだけで生きて再会できることはないんだなあって。こんなに仲良くなったのになあ。

源氏物語とはいえほんまにヒカルと義母関係持ってるのか……

デ・コスタ家の優雅な獣4 (角川ビーンズ文庫)

ロザベラにつきつけられる事実と事態について。
自分なりに家族を守りたいと"悪いこと"に手を付けたロザベラとエミリオが手がける新事業、ノアの生い立ち。
ダリオが清くえろく正しい意味で服を贈っていて転がった。ノアはなー、額面通りそのことば受けとらねえぞって。イラストいい仕事をしていた。よい憎悪だった。もっともつれろ。面白かったー。

次回完結ということで、わたしのビーンズ卒業に王手がかかったなあと思った1

  1. 今新シリーズ何も開拓していなくて現状ではする気もなくて首の姫とデコスタしか読んでないため []

黒銀のオラトリオ 口づけは宵闇に捧ぐ (一迅社文庫アイリス)

これが出たっていうことはアルトレオの空賊姫の続きはっていうかはい。
これは1冊でまとまっているので終わっても泣かない。

主従です! 眼帯の執事です! ラフレンツェです。
最後だけSH以外にはやさしくありませんが、要するに「この世界を異形から守る最後の扉の番人」です。
王都では忌み嫌われる黒髪を持つオルウェンが扉 オルウェンとともに暮らす執事クラウスが鍵。
2人で完結している世界で、2人を繋いでいるのはひとつの誓い。
本屋での出会いが2人の関係を揺るがしていく、という。
読みながら思ったのは迷走プラネットのルカルタとノモロをハイパーシリアスにしたらこんな感じになったのではないかなあということでした。クラウスが割とこうやってることはヒロインだなーとデレたーーーー! でした。
あなたにそこにいてほしい という物語でした。

【Amazon.co.jp限定特典付き】首の姫と首なし騎士  裏切りの婚約者 (角川ビーンズ文庫)

フォルモント国の末娘シャーロットがついに婚約。相手は愛人20人と噂されるセシル・エルマー。
王族の婚姻が認められる40日間にエルマー家の悪事の確たる証拠をつかまなくてはいけない。

割とこう、がっつり四面楚歌。頼みの綱は引き離されていき城にもエルマー家の息がかかった新人が増え、あちこちで不穏な空気が流れる。この感じで1冊は割と辛い。陰謀蠢く展開は好きなんですが、どっちかというと兵糧攻めみたいな感じで一触即発! っていう感じではないんだよねー。首のひとつでも飛ばせばいいのにって思ってすみません。でもアルベルトが「仕事しろ第1王子」とかいってたのは癒された。

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