カテゴリー「 読了 」の記事

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身代わり伯爵の求婚 (角川ビーンズ文庫)

甘かった!
ミレーユとリヒャルトのターンが多いのとフレッドの出番が多いのでとても転がりました。
あらすじ(裏表紙のじゃなくてネット上にあるほう)の「ついにあの人も愛の告白!?」を見て何の根拠も疑いもなくヴィルフリートのターンなのかなーと思ってた結果がこれだよ!
ヴィルフリートは肉球で癒しだった。

「壁で頭は打つし、手首は押さえられて痛いし、なんで初めてなのにあんな痛い思いしなきゃならないの!? やめてって言ってるのにやめないし! どうせならもっとゆっくり労ってやりなさいよ! もうっ、ばかっ!」

(P66)

その前にあったセリフがやり逃げなので、こういう風にしかとれなかったという

「サヴィアーの守り神にかけて」が何か聞き覚えがあるけど何だろうと思ってたら死と嘆きと風の都だった。「敬愛する詩人のような教養はないけれど」この部分。ソフィアが有力っぽい感じだけど私の耳にはサヴィアのような?と聞こえるので……!

リヒャルトがいいキャラすぎますね。読みながらころっといってる。
とてもご馳走様でした。

貴方に捧げる「ありがとう」 (魔王シリーズ) (コバルト文庫)

魔王シリーズ最終巻。読む前これで終わりか……ってちょー切なくなった。

次のシリーズどんなのだろうなーとか、ていうかそもそも次あるのかなーとか色々おもった。
マルタの短編集なさそうだもんな。富士ミス3月のラインナップが終わりを暗示してる気がする。3月だし。

スマートはいい男だなあとかサリタとスマートのシーンでじーんと来たりスマートがやっぱりろくでなしだったり。
ごろごろした。あと最後のアレはオパールがアラン王子を落として婚姻の儀に一票を投じたい。今までのキャラもちらっと見られて良かったです。
ありがとうございました。

「腹を立てるのも殴るのもいいけど、自分を卑下して謝るなふざけるな!! あなたは今でも僕のお師匠様なんだ!! 人間らしくじたばたして生きる姿を、生き抜く力を見せてくれるなら、僕のお師匠様なんだ!! ……いつもありがとう、尊敬しているよと僕はいつも言いたいけれど、どうせ聞きはしないんだから言わないだけだ!!」

(P97?98)

蜜蜂のデザート

タルト・タタンの夢みたいなものかと思ったら長編で殺人ありなんだな。

神戸でフレンチレストラン<ビストロ・コウタ>を営む幸太とその家族の親子愛な話。
スイーツとか食中毒とか料理人の葛藤とかそんな感じでした。
料理+ミステリだったら私は短編のほうが好きなようだ。

「一番の問題はな、食品偽装をするやつらに罪の意識が感じられへんことやねん。見つかっちゃったか、まいったな。でも死ぬわけやないから、そんなに怒らんでええやん。もうしませんから許してよ。そんな軽い気持ちが透け透けやねん。これはな、ごっつ危険なことやで。人の口に入れるものを作るってことは、それを食べる人の生命を預かってるっていうことや。(略)」

(P105)

ランブルフィッシュ〈1〉新学期乱入編 (角川スニーカー文庫)

この前ついったで「今スニーカーで買ってるのマギカだけで過去に遡ってもランブルフィッシュぐらいな気が。あされ竜があった」とかいってて超懐かしくなってので発掘。

学園×ロボットバトル×国際的な陰謀。ちょーいがみ合う男女が和解してみたりとか、あと奈緒先生がとても好きです。見た目中学生中身才女で黒幕。禁書の小萌先生とは黒さが違う。

ちなみに物凄く昔まで遡ると冴木忍各作品とかコクーンワールドとかが出てきます<私とスニーカー

さよなら月の船 (コバルト文庫)

コバルトの1冊完結。すごく懐かしくなったので再読。
中学2年生、テディベア大好き内気少女ゆずの話。
「自分はちゃんと大人になれるんだろうか」「変わらないといけないのかもしれない」という
思春期で悩みと恋の話である。よい少女小説。

——だけどいつかは変わらなきゃならないのかもしれない。私が生まれる前からずっと一緒に暮らしてきたはずのお母さんとお父さんがそういう結末を迎えたみたいに、私だっていつかは、雑貨さんをふらふらしたりオルゴールのねじを巻いたり香水用の小瓶を磨いたりぬいぐるみに話しかけたりテディ・ベアを心の支えにしていたり、そんな場合じゃなくなるのかもしれない。

(P24)

嵐が丘—グラスハート〈4〉 (コバルト文庫)

最近また再読の波が来てまして……ピアノソナタのときは確か熱の城読んでごまかしたんだったっけ。
朱音のキャラがすごく変わるので複数冊一気に、というわけにはいかないのだ。
藤谷さんシュローダーのピアノ弾いてるところとか好きだなー。

GOTH  モリノヨル

短編+写真集。
短編のほうはああ、GOTHって確かにこんな感じの不吉な雰囲気のものだった、で終わります。
小説は80P弱ですが上部白紙フォント大きめなのですぐ読めてしまう量です。

私写真の善し悪しは分からないけど、GOTHの写真として出すならこの子は何で黒髪でないのだ、とか
ピンボケとか暗がりであさっての方向を連射みたいな写真がとても多いので????となる。
短編にあった「死体のつもりです」の写真があるんだとばかり思ってたので残念でした。
乙一関連のものはすべて集めねば!という方以外にはオススメできない1冊です。

ほぼ日手帳公式ガイドブック あなたといっしょに、手帳が育つ。

みんなのほぼ日手帳の使い方。
私今年はほぼ日手帳ユーザーではないのですが気になったので……

「ほぼ日手帳買うタイミング逃した……」って思ってる人は2月1日から4月始まりバージョンが出ます。

ミッキーかしまし

笑えるエッセイ分が必要だったので再読。(→初読感想
スーパーの後ろに並んでた女の子のカゴにミートスパと煮こごりに入ってたターンのあれは2回目でもやばいな。あの書きかたがやばいのだ。すごくわらえる。

人の酔っ払いぶりを見るのは楽しいですね。
私は家飲みはしませんが自分が行きたい店を選びたいがために幹事もします。そして飲む。

この本の中でもいろんな人の酒飲み列伝が書かれているので私もひとつー。
私の地元は20時過ぎたら人通りは絶え車通りも凄く少なくなって、押して帰るほうが人気のなさで怖いので大抵乗って帰るんですが(まっすぐ走れるぐらいにはさめるので)ある飲み会の次の日。
自転車がこかされたか何かで泥除けの部分が超歪んでた。普通にこぐ程度では歪んだ泥除けが邪魔してタイヤが動かない。でも昨日私はこの自転車を普通にこいで帰ってきたはずなのに!(確かにちょっと重い感じはあったけど
どんだけの力をもって昨日は帰ってきたのか、謎に思いながら自転車を押して駅の向こうにある自転車屋にいったそんな思い出。

海原やすよともこの「終電やばい時の東京の女の子と大阪の女の子」のネタの大阪の子の方がガチで私(動画探した。あった。→4:50ぐらいから始まるネタ

ゆる気持ちいい暮らし術
ゆるい日常エッセイ。
奈良公園の鹿の話があって、あの鹿は野生の鹿であることを知る。岸本さんが思ってたのと同じように公園の管理事務所的なところが飼育してるんだと思ってた。wikipedia見てたら愛護団体みたいなのはあるようだけど野性。鹿男あをによしのマイシカを思い出した。

田舎を車で走ると、道路脇によく「コイン精米」との看板をつけた、プレハブ小屋のようなものが建っている。あれは何かと地元の人に聞けば、中に硬貨を入れると動く機械があり、米を持ってきて、セルフサービスで精米するそうです。出荷のためではなく、自分のうちで食べる分を。

(P115)

そうか、エッセイのネタになるぐらい珍しいものなのかあれは、と思った。うちは新米が出る時期に1年分買って米袋ごと玄関脇に積み上げて、必要に応じて精米です。

おとなのごはん日記で出てきた、お坊さんの作ったお弁当のことがじっくり書かれてて、こういう経緯だったのか……とおもうなど。

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