カテゴリー「 単行本 」の記事

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日々ごはん〈2〉

未読の日々ごはんを見つけたのでとりあえず1巻予約して2巻を読むー。
本を作ったり酔ったり泣いたり飲んだり読んだり大変です。

スイセイは、頭の後頭部をチョンチョンと撫でてくれながら、「みいのやろうとしとることは(本の中身のこと)、みいが死んでも遺伝子として伝わるけえ、だいじょうぶで。みいは幸せじゃのう」と言ってくれた。その遺伝子というところでグッときてしまい、ちょいと泣いた。

(P187)

海馬が耳から駆けてゆく〈5〉

この前文庫版が超平積みになってたけどあとがきが猫の闘病の話で、この本は駄目だ!(喪があけていないので素で号泣するおそれあり!)とおもって単行本版を借りてくる(何か全巻揃ってた……でも貸し出し制限的に借りられなかったので、書棚に並んでる×未読なのが5巻だけだった)
5巻普通だったな……4巻のほうは面白かった気がする(面白おかしく書いてるけどこれ相当壮絶だったんでは?と思うような内容だったけど。

窓のあちら側 (ふしぎ文学館)

新井素子自薦短編集。未収録作品も収録しているよ!な1冊。

グリーンレクイエムと眠い、ねむうい由紀子が好きだー。なんかさらっと星へ行く船の第2作が収録されてたけど、これは星へ行く船を読んだ後また借りてきて読むこととするー。

収録作品:
グリーンレクイエム・ネプチューン・雨の降る星、遠い夢・季節のお話・眠い、ねむうい由紀子・影絵の街にて・大きなくすの木の下で

書店はタイムマシーン—桜庭一樹読書日記

途中まで読んでいたのをもさもさと再読。多分また3ヶ月ぐらいしたら読みそうな気がする。

桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE

そろそろ読まねば!(がばー)みたいな感じで再読。

なんていうか何回も読んでるのに毎回なんかどっかで新しい発見みたいな今まさに考えてる引っかかるところが。

桜庭「海老ぃ……? いや、わたしもよくわかんない。ま、それはともかくその女の子は普段、人のこと悪く言ったり怒ったりしない、温和ないい子なのよ。なんで彼にだけそんなひどいこと言うのかなぁとあきれてたら、それはじつは愛情の裏返しで……」

(P152)

ちなみに今回はここでした。今動かしてるPBWの子がなんか急速にとらドラの大河っぽいツンデレ化しつつあったので……(お前新たな引き出しを開発しようとするな!みたいな。今回の子が今までで一番読めない。
……分かる人が極小な内容ですみません。

あと注釈で「推定少女が砂糖菓子?と対を成す作品といわれている?」とかなんとかあった。

月蝕姫のキス (ミステリーYA!)

謎解きな話かと思えば後半はがらっと色が変わるのでなんだこれはーとか思った。
水銀奇譚を読んだときの様な気分だった(いまいちこう、さっぱりしないみたいな)

悶絶スパイラル
唐突に再読したい日和が来たので読んでいた。思えばこの巻は弟登場が多い。

うめめ

人物がメインの写真集。細かいツッコミどころ満載。
笑える写真もありますが、普通に気持ち悪かったり怖いのとかこれ映ってる人の許可とってるの?と思うぐらい盗撮に近い写真も何枚かあります。

深泥丘奇談 (幽BOOKS)

鬱々としていて登場人物が胡散臭くていい。いい世界観。
「長びく雨」と「サムザムシ」が好き。

装丁が凄くいい仕事をしていた。凝ってる。

きのうの世界

水路が巡らされたとある田舎町で起こった殺人事件。
月の裏側っぽいなあとか思ったり、2人称が押し出されていたり、視点がころころ変わるのでなんだこれはーと思った。この何だか不吉な感じと焚き火の神様とかはとてもときめくけど、あんまり好きな感じではなかった。

「そこに、お昼になる前に赤いものを結んでおかないと駄目だから」
「どうして赤いものを結んでおかないと駄目だから」
慶吾は辛抱強く質問を続けた。子供を相手にする時は、子供の頭の中の思考スピードに合わせなければ答えを引き出せない。
「でないと、助からないの」

(P372)
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