カテゴリー「 日記・旅行記 」の記事

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日々ごはん〈2〉

未読の日々ごはんを見つけたのでとりあえず1巻予約して2巻を読むー。
本を作ったり酔ったり泣いたり飲んだり読んだり大変です。

スイセイは、頭の後頭部をチョンチョンと撫でてくれながら、「みいのやろうとしとることは(本の中身のこと)、みいが死んでも遺伝子として伝わるけえ、だいじょうぶで。みいは幸せじゃのう」と言ってくれた。その遺伝子というところでグッときてしまい、ちょいと泣いた。

(P187)

桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE

そろそろ読まねば!(がばー)みたいな感じで再読。

なんていうか何回も読んでるのに毎回なんかどっかで新しい発見みたいな今まさに考えてる引っかかるところが。

桜庭「海老ぃ……? いや、わたしもよくわかんない。ま、それはともかくその女の子は普段、人のこと悪く言ったり怒ったりしない、温和ないい子なのよ。なんで彼にだけそんなひどいこと言うのかなぁとあきれてたら、それはじつは愛情の裏返しで……」

(P152)

ちなみに今回はここでした。今動かしてるPBWの子がなんか急速にとらドラの大河っぽいツンデレ化しつつあったので……(お前新たな引き出しを開発しようとするな!みたいな。今回の子が今までで一番読めない。
……分かる人が極小な内容ですみません。

あと注釈で「推定少女が砂糖菓子?と対を成す作品といわれている?」とかなんとかあった。

いつも旅のなか

海外旅行エッセイ。kmpみたいなのじゃなくて字でびっしり系です。
これ文庫落ちしてるらしいから大量買い期過ぎたら買っとこうかな……
読んでたらとても旅立ちたくなった。いやあと半月もしたら9月に旅立つんだけど。(国内だけど

だいたい旅するときはひとりなのだが、これは、人と旅なんかできねえ、という積極的選択ではなくて、だってだれもいっしょにいってくれないんだもん、という消極的理由である。

(P192)

私も一人旅は結構する(というかほとんど。現地合流はするけど)のですが半分はこれです。文楽とか寺めぐり(主に建築萌え的に)とか「こんなん誘っても誰も来てくれんだろう……」という消極的理由である。
私限定一人旅のデメリットは「疲れてはじめていることに気づかない」ことである。私は疲れてくると明らかに無口になるので……(一人旅でべらべら喋ってたらこえーよ……

その日の夜にはみんな通常の状態に戻り、あのときの青年の言葉「帰ってこられなくなる」を改めて深く理解したわけだが、しかし、本当にコワイこととは、狂うことではなく狂っていることに気づかないことだとしみじみと知った。

(P108)

桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE

そろそろ読まねば!と思った次第。

そういえば以前「桜庭一樹 身長」でぐぐってきてたひとがいるけど154cmだそうですよ。2004年の日記からだけど、そんな急激な変化があるとは思えないので。

調理場という戦場 ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス)

ほぼ日ブックス。今幻冬舎で文庫落ちしているようだ。
フランスでコック修行していた話や東京で店を開いた時の話など。

 ぼくが新人に望むのは「環境になじんで透明になること」ですね。このお店に来た時に、余計な色がついていないというか。
 要するに、そこにいる人たちと同じものを宿さなければ、透明にはなれないのです。別のものをもっていては、調理場で異物として扱われますから。
 そうすると、透明になるには、今の自分が持っているものから減らすものと捨てるものを選択しなければいけません。捨てられないものを引きずりながら、新しいものを得ようというムシのいい若者もいますが、
「それでうまくいくことは、ないよ」
「欲しかったら、全部捨てなさい」
と、それだけは徹底的に叩き込んでいます。

(P239?P240)



オンラインでの更新はもう終わってしまったらしい日々ごはん(書籍版は12巻まで続くそうだ
この巻は高山さんが不在の間にスイセイ氏が代理で日記を書いていたりした。新鮮な感じがよかった。

新刊はチクタク食堂というのが出るそうだ。日々のごはんの撮影&レシピみたいな本。まだ発売未定のようだけど楽しみだ。

本文中に出てきたちょっと気になった本。

旅の終わりの音楽 (クレスト・ブックス)
エリック・フォスネス ハンセン
新潮社
売り上げランキング: 419847

タイタニックで沈没が始まっても演奏をやめなかった楽団の話。

とるこ日記—“ダメ人間”作家トリオの脱力旅行記

久しぶりに発掘した記念に。
タフガイ(略)日記によればこの本の印税は3分割で余りの0.1%は双六で決定。(提案者:定金さん。で湿ったシャツこと乙一が獲得)マツバラさんはイラスト料を別途。一番多く書いた定金さんが一番取り分が少なかったとか書いてあった。
注釈が凄く多い&長いので読み方が変則的になるのですがさすがにもう慣れました。

-以下チラ裏につき-
 


日記本。ブログのコメント欄のように乙一・松原真琴・映島巡・城崎火也からのコメントというかツッコミというかそんなものがある。日記の内容は2002年から2008年までで、コメントはリアルタイムで書かれたものではなく、本になることが決まってから書かれたもの。

とるこ日記が好きなので買ってみた。のだが。
いや日記本文自体は面白いのだ。映島巡氏によるコメントが癇に障るというか鬱陶しいというか。全日記の8割ぐらいにコメントをつけているのだけど基本罵倒なのだ。粘着されてるブログをコメント欄込みでそのまま出版しました、みたいな感じ。
半分ぐらい読んだところで、コメント欄に(映)の文字が見えたら飛ばすことにしてました。まともに読んでたら嫌な気分になる。

ページ上部にもずっと文字が並んでるんだけどそれは今度読むことにする。

桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE

白っぽくて軽く読めて面白いのを読まねばーと思ったのでこれを出してくる。

仕事場でも道場でも時々思うんだけど、なんでみんな知らないあいだにつきあってるの? ていうかなんで俺、週に何回も道場に行ってて、誰と誰がつきあってるとか一切気づかないの? 俺大丈夫?(P127)

なんか大学の時を思い出したのだ。先輩(♂)をとりあって激突結果3人とも退部していった
(カップルとなったほうは九州温泉旅行へ行ったとか、選ばれなかった方はなんでか大学自体も辞めてしまったり。)とか、いつの間にかできあがったり別れていたり。複雑なラブスパイラルが飛び交っていたらしい(はぐらかされたりでよー分からん理由で結局詳細は知らず。そして興味LOST
今ふと思い出した。ギリ10代のころの話である

ていうか何回も読んでるのに毎回どっかで引っかかってるな……
今回後まつげパーマのところか。
一昨年ぐらいの話だけど本当は怖いまつげパーマの話をしていたのだ。眼球の膜が剥がれて(←ぐろいかもしれないので伏せておく)半年治療したとか。他にも色々な事例があったのでがくぶるがくぶるした。本好きは目を大事にしなくてはいけない、なのでまつ毛パーマは禁止だ!と思ったときだった。

椰子・椰子

卵1個分のお祝いのあとがきで「椰子・椰子という嘘日記を前書きましたが今度は本当の日記です」というようなことを書いてたので借りてきました。
ほかに踊りを知らない(←卵1個分の続き)はやっぱりこっちのほうに近い気がする。

四月二十三日 晴れ
 病院へ行く。二日前にできた左腕の傷から、白い砂のようなものが後から後からこぼれ出すのである。
 奇病ではないかとわくわくしながら、
「体から砂が出るんですが、何科へ行けばいいんですか」と受付で訊ねると、
「何色ですか」と言う。
「白ですか。それなら診察の必要はありません。かんたんな風土病です。ほっておいても治りますが、心配ならこの札を持って薬局へ行ってください。塗り薬をさしあげます」

(P15)

いかんときめいた。赤錆赤錆。この世とあの世の間ぐらい。かめかめー。懐かしいなあ。

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