明日(今日)が直木賞候補発表〜っていいつつも近年は読んでない作家の選出ばかりだったのでノーチェックだったけどまさかの加藤シゲアキ「オルタネート」が直木賞候補に選ばれていてものすごく驚きました。
まずは加藤シゲアキさんと全国の加藤シゲアキ担の皆さんおめでとうございます。

先週、最新回の「加藤シゲアキのSORASHIGE BOOK1」でもオルタネートの話をしていて、「好きな言葉は重版、座右の銘にしたいぐらい」と言っていて、タイムラインにRTされてくる作家陣の鳴き声と変わらねえと思っていた矢先の朗報です。
でも直木賞候補に選ばれるのってめちゃくちゃ大変だと話に聞くんですよ。主にマスコミ対応的に。
今年はコロナがあるから、対面取材はさすがに少ないんじゃないかなリモートが多いんじゃないかなと思うんだけど、「受賞したバージョンと取れなかったバージョンのコメントを求められる」「取材対応が余りにも大変なので直木賞候補に選出されること自体もう辞退することにした」とまあいろいろ聞くところではあります。今朝あさイチに出演されていた山本文緒さんも直木賞受賞後に心身のバランスを崩して長年うつ病を患っておられたりしました。その辺の、書けなかった時期の話は再婚生活で読める。

兼業作家としては加藤シゲアキ氏は話題には事欠かない。ただでさえ「ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSの一員」という大きい看板を背負っている上、今年のNEWSはいろいろあったし新型コロナウィルス感染2から先日ようやく活動再開したばかり。控えめにいうて直木賞の話題をものすごく集めると思う。やばいぐらい集めると思う。それも受賞するかどうかは二の次として。取れても取れなかったらめっちゃいろいろ言われると思うけどそれはそれだから。
どうか病み上がりの体を大事にしてほしいしされてほしい。
この文章を見知らぬ加藤担及びNEWS担の人が目にすることを考えて書いておくけどわたしは加藤担ではなく小山担です。

当時のタイムラインが「K島さんだ、K島さんだ3」と沸き立っていたから多分桜庭一樹さんが直木賞受賞された時だと思うんだけど、直木賞受賞前後を情熱大陸が密着していて「受賞の電話をどこで取ったか」みたいなのも流れていたから、3か月後ぐらいに情熱大陸加藤シゲアキ回あってほしいなあと思う。でも体は大事にしてほしい。

「普通の作家なら新人賞を取ってから作家になるのが通例にもかかわらず、自分はジャニーズ事務所のタレントだから本を出させてもらっているという立場があった。そうした引け目というか、文学界や小説界にお邪魔しているという感覚があったので、ちゃんと作家と名乗っていいのかどうかという迷いがずっとあった。だから、直木賞の候補になっただけでも、多少は認めていただけたのかなと思っています」と笑顔を見せた。

【ほぼ全文】加藤シゲアキ 療養明けに直木賞候補の知らせ聞き「高低差ありすぎて耳がキーンとした」 - フジテレビュー!!

加藤シゲアキ氏の作品はBURN以降はリーダビリティがすごくいいと思う。チュベローズで待ってるは先が気になって読ませる展開に富んでいた。でもまあわたしはBURN推しですが。

  1. ラジオ []
  2. 活動再開後初の「小山慶一郎のKちゃんNEWS」で語られた内容からすると、自宅療養をしていたようなので症状としては重くなかったが、嗅覚は失っていたようなので少なくとも無症状ではない。注意したいのは軽症だからといって「楽」ではないということだ。自宅療養で記録を公開していた軽症だった人は「これが軽症ってなんやねん嘘やろめっちゃしんどいわ」という旨を書き残していた []
  3. 東京創元社の編集さん。ミステリフロンティアの立ち上げ人で桜庭一樹さんの担当編集。近年では2020本屋大賞受賞作「流浪の月」の担当編集。凪良ゆうさんを世界に知らしめてくれてありがとうという気持ちでいっぱいになる今年一番拝みたい人。 []