このエントリは『COCOON 月の翳り星ひとつ』及び過去作品にさかのぼって言及しています。ネタバレを多く含みますので未見の人はこれも何かの縁だと思ってできたらこれ見てくださいね!!!!
忙しい人向けにわたしの好きなキャストパレードも置いとく。
月の翳りが終わって会場の外にはうっすらと当日券待機している人々がいた。月入場時に当日券販売は開演90分前だか開場90分前だかで、今回は「やっておきたいこと」がたくさんあったので縁があったらまた会おうと立ち去る。
そして帰ってきたのが開演30分前だ。チケットカウンターの前はがらんとしていて、月の時にはあった「当日券販売は90分前」みたいな立て看板も消えている。もしや当日券はすでに終わったかと思って駄目元でカウンターのお姉さんに聞いてみる。
・今はあるのは見切れ席のみのご案内です。
・お客様の座り方や座高にもよりますが、ステージの半分ぐらいは見られません
・それでも大丈夫でしたらこちらは5000円となります。
でもまあ中には入れるなら即決ですよね。半分でもいいからみたいです。なんかすごい評判がいいみたいなのでというと「星は人気の公演で今日も抽選になったんですが、なぜか余ったので……」ということで、どこの誰だか知らないけど当選放棄してくれた人ありがとう。
座席は2階(実質3階? 4階?)のバルコニーで左側。客席に入って突っ切ってまた階段を上がってって場所。
結論から言うとチケットカウンターのお姉さんは「半分ぐらい見えない」って言ってたけどつまり「半分ぐらいは見える」ってことだった。星ひとつは登場人物があんまり多くない舞台で、殺陣ががんがんあるわけでもないし柱がまあ邪魔ではあるんだがいっそ双眼鏡を使ってしまえば問題はない。舞台の上部と下部に分かれてしまうような場面ではどっちかしか見られないが、まあ定点カメラだ。
刀ステ大阪公演見切れ席(ブリーゼホール2階バルコニー席左側)からの視界です
半分くらい見えない(半分くらいは見える
カテコで座長の2人左隣は見えない
ステージ中央は見える
双眼鏡を使えば柱は邪魔にならない
高さはある
ステージの模様はよく見える
場所によって笑いが起こってる理由が分からない pic.twitter.com/lNxDsEd2nw— まろん (@maronu) 2019年6月2日
具体的にいうとジョルジュとモローが面白足止めしてて笑いが起こってた時はなにがどうなってたのかわからなかった。
カテコの時、ウルの隣がダリちゃんでっていうのは覚えてるんだけど、ダリちゃんの隣は見えなかったんだよな。スタオベで、立って拍手してて初めて視界が開けた感じ。ブリーゼホールは深い劇場なので、2階は結構のぞき込む感じになるんだよな。
いや会場の話はその辺にしてそろそろ星ひとつの話をしよう。
グランギニョルのラストシーンから始まった。若ダリちゃんとクラウスとソフィが(役者的な視点で)いるのは知ってたけどここから始まるのか、と思った。そして終わりはTRUMPのソフィが消えた世界の話だった。わたし的にダリちゃんとかも崩壊に巻き込まれて死んだと長い間思っていたので、ご存命だったのかと思った。あのシーンは双眼鏡でガン見していた。
身もふたもない話をすると追加シーンありウル視点のTRUMPって感じで、時間軸的にも月→星というのは良かったと思う。アンジェリコ様的にも。
実はダリちゃんはソフィの素性を知っていたとか、ソフィがあのクランに送られたのはグランギニョルの一環だとか、ラファエロの死を知った時のダリちゃんとか。つらいシーンは山ほどあったね。
でもアンジェリコ様登場のダンスと、ダリちゃん登場で「ダ??リちゃーーーん」って叫ぶシーンは健在だった。ここは日替わりらしく、6/1は「声が小さい!」「ダ???リちゃーーーん」「気安く呼ぶな!!!!!」で「女性の好きなしぐさを語っていけ」だった。
イニシアチブの結果死に怯えるウル、ティーチャークラウスがTRUMPとして振る舞っているシーンもあったのと、アンジェリコ様死亡前のシーンは好きなんだよ。あそこはすごくいい。
父ダリとウルの別れのシーンは場内のすすり泣きがマリーゴールド並みかそれ以上だった。わたし圧倒的に月びいきなんだけど、摂取カロリーは星がやばくて、見終わった後はなんかもうお腹空いてるはず火傷何も食べる気がしないし、言語コミュニケーション機能が衰えるのはいつものことだけど、文字を使ってのコミュニケーションも無理でそもそも文字情報を入れるのが無理で、なんかもう、飽和していた。這う這うの体で終演1時間後、ようやく喋り始めた。
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