本読みクラスタのあいだではそこそこ定期的に『効率的に自分が好きなものを布教して読ませるには』みたいな話になるんだけど「相手に食い気味にいっても引かれる」「相手が一人なら個別に対策を考えろ。観察だ」て鉄板だよねって件の方をみると思う あと読書は趣味だからな
— さうんどしー/音海 (@drop_rain_drop) June 1, 2016
この話をします!
ここ1年ぐらいで「○○はいいぞ」というのをガルパンとキンプり以外でもたくさん見るようになって、さてそんな一言で読まれるならそんなに簡単なことはない。ということで私が普段していることを書くぞ。
ある程度個人を特定できる場合
・薦める相手が「本を読む人」であること
当たり前だけどとても大事。世の中には生きていく上で必要以上の文章を読みたいとは思わない人が一定以上いて、漫画でも文字数が多いのはめんどくさいという人がいる。わたしも「映像物を摂取するのは体力がいる」「映画館は遠いからいやだ1」と映画は敬遠する姿勢なので同じ感じだと思う。
・薦める相手が「好きであろうジャンル・内容」の本であること
いくらわたしが本を読む人だからと言って「隣の家の少女面白いから読みませんか」って言われてもお断りします! って間違いなく言う2と思うんですよ。せっかくなら「この本が好きだと思う人」に読んでほしい。
タイムラインとかブログとかで「その人が好きな物」を見て判断してます。話の流れで「これ好きだと思うんですけどいかがですか」って差し出してます。ただの観察です。実際すごい命中率のようで、スナイパーかと呼ばれます。
でも何人かにしかできないです。本を読む人というのは割と少ない。
あとわたしは「その本の話ができる人」を増やしたいわけではないので、「よかったらどうぞ」したら割と満足なので「読んだ?」とか「どうだった?」とかは聞いてません。でも「読んだよ面白かったよ!」って言われたら「せやろ!!! それがよかったんならこれもいいぞ!」と追撃はします。
・薦める相手が紙書籍派か電子書籍派か
割と重要。電子書籍派の人へは「Kindleあるよ」っていうと結構読んでくれる確率上がります。
一緒に本屋に行く
ライブ前だというのに口車に乗ってアホみたいな量を買う人はいる。
それはそれとして本の話ができる! 楽しい!
不特定多数に向けての場合
あらかじめ書いておくと「どのぐらい読まれたのか」というリアクションが分からないので「砂漠に落としたダイヤを探す」のが苦にならないもしくは「好きな話を壁に向かって話すこと」が苦にならないことが重要。
・ブログを書く
ここのこと。ここがよかった、これのこういうところがよかったと書く。
うちでいうとcolorful | 釣り(紹介)のアーカイブこういう特化型のカテゴリもある。
・企画に参加してここのこういうところがいいんだよと書く
ちょっと前のラノサイ杯、最近でいうと#おたく楽しい Advent Calendar 2015 - Adventar
好きな物を好きだと延々叫んでいられるので楽しい。
ブログについてはいつぞやの「2次創作小説について」と似たようなところはあって「うまく書く必要はない」と思っている。
人の興味を引くのがとてもうまいプレゼン能力が高い人はいるけど、「やばい」「無理」「待って」「ほんと無理」と人が語彙をぐずぐずに溶かされているところを見て興味を持たれることがあるのもまた事実3
・ついったーでもどこでもいいけどことあるごとに「私はこれが好きだ」「これ面白いよ」と主張すること。
「これ私の派手マ枠4なんですけど」っていうのがだいたいこれ。サブリミナル効果。
だって「面白いかどうかわからない本」と「○○さんが面白いって言ってた本」なら後者を選ばない? まあこれの別パターンとして「あの人とは本の趣味が本当に合わないから、あの人が面白いって言ってるのなら自分には合わないだろうから読まない」っていうのがある。
ちなみに今の派手マ枠はこんな感じ。
こういうことはやってないです/やらないようにしてます
読んでて当然という姿勢/食い気味に詰め寄る
これ損しかないと思っている。
読まれない可能性のほうが高いし「あの人自分の好みを押し付けてくるばっかりでめんどくさい」と友情にヒビが入る心配をしないといけない。なんせ押しつけがましいのは嫌われると思っていいという認識。
よそと比べて嘆かない
隣の芝生は青い。
あと「何かを人にすすめる」という行動は「好きだからやること」でいうたら「無報酬」なんですよね。うちのブログ経由でアフィリエイト踏んでAmazonで買って、みたいな経路をとらないと自分の財布には1円たりともはいらないし、10人読者を増やしたからといってその本の打ち切りが回避できるかってまったくそんなん無理なわけで。
その他
「話を合わせるために」とか「感想の共有」とかコミュニケーションツールとして触れることもあると思います。
でも読書なんて個人的な物だしそれを読んでどう思ったか人それぞれで、でも世界が広がるきっかけにはなると思うんですよ。生きていく上ではなくて支障ないけどあると楽しいものだと思います。おすすめ本の探し方とか書こうと思ったけどそれはまた後日。
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