ラノベ4大レーべル、春の陣!ライトノベル春の100冊大プレゼントキャンペーン実施中!
ライトノベル春の100冊(裏)を勝手に考えてみた - 震撼書店員の日々(バイト編)
そんなわけで久しぶりによそに乗っかってみた。twitterでは「じゃ俺が100冊選ぶぜ!」とかいうのはよく見たんですが、じゃ超隙間を狙って「少女小説で50冊」をやってみようかなということで選出。
・5冊以内
・2010年-2011年に新刊が出たものもしくは完結したもの
・レーベル不問1
・メディアミックスの有無不問2
・レーベルの順番についてはラノベの杜サイドバーにあわせた(面白い順とかではないです。
実際選んでみての感想
WHはともかくコバルトの少なさ→単に読んでないから
いわゆる「姫嫁」が少ない→これは本当に想定外。あれもうどっかんどっかん来てるジャンルではないのか? と思ったぐらい。私の好みが色濃く反映されているだけということもあるのでこれに関しては言及は避ける。
ちなみに「もとは100冊なのにこれは50冊なのか?」
身代わり伯爵(ビーンズ文庫)と死神姫の再婚(ビーズログ文庫)とプリンセスハーツ(ルルル文庫)を足すとこれだけで35冊。長期シリーズでどーんより一冊完結もしくは刊行数の少ないシリーズものを集めることにした。
書影だけ貼るのが簡単なのですがより踏み込みやすいように1巻の内容ですごく短いあらすじを書いてみた。
コバルト文庫
10歳で嫁いだものの革命で王家滅亡、バツイチとなったレッカ姫はある事情から市井に紛れて暮らしていたが西の山の魔王の妻にと望まれる。レッカは伝令のメレンとメイド3のネリネとともに魔王の元へと旅をする。
主人公はシュタイン帝国皇帝のエドリックと7番目の妻にと皇后に選ばれた地方伯の娘アイリス。
語り部はふたりが歴史の一部になってから史料上から2人をうかがう350年後ぐらいの人物。
ふたりのいまが語られ、その間には未来の描写があり、今後のふたりの行方が明かされる。切ない系。
父が姿を消した頃から「人が死ぬ寸前の行動が見える」という異能力に目覚めたオリガ。死者の残像が折り重なり部屋から出られない程度に苦しみ悩んだが今は何とかこの能力と共存していく方法を覚えた。だが心が緩んでるときは飛び込んでくるもので、公園でスケッチしているときに死者らしき残像をみつけ幼い子供の遺体を発見し、なりゆきで一連の事件に関わっていくこととなる。
ビーンズ文庫
「16歳になったら我の花嫁になれ」と生まれてすぐ目をつけられた赤子がいた。母は娘を連れ故郷を離れ名を変え男装をさせたが、16歳を迎えた日に約束どおり悪魔は迎えに来た。
離婚のためには「善行を積んで結婚指輪を壊す」ことが必要で、伝説の聖女【黒い羊】として夜の街を駆けるうちに異端者として司祭に負われることになる。
超幸運体質のアイリは努力と実力で憧れの外務省への入省を手に入れた……のもつかのま。
軍の新設特殊部隊の配属となり超不運体質のハイヅカの相棒兼歩くお守りとして指名される。
憤慨するアイリだが彼女にしか使えない特殊なタロットがあり、その力を見込まれ前線に出ることになる。
伝説の艦長に憧れ海軍を目指すロディアは唯一女を受け入れる近衛兵から転属願いを幾度となく提出し続けている。
ロディアはある一件から謹慎の身分となり帰郷中に軍艦レーン号艦長のランセと知り合い、腕を買われて憧れの船上に立つこととなる。
人間が妖精を使役するハイランド王国。この国には「銀砂糖師」という特別職がある。
アンは亡き母と同じ銀砂糖師に目指すことにした。どうしても今年の品評会に間に合いたいと、危険な道中の用心棒に妖精商人から戦士妖精を買い一路王都を目指す。
講談社X文庫ホワイトハート
無法地帯シークレットガーデン暮らしの少年達と外からやってきた少女アリス。
凄惨な事件と、事件の手がかりを追う少年たちのある喪失の物語。結構退廃的。
「20世紀初頭、第1次世界大戦のイギリス辺り」を下敷きにした感じのアンゲリア王国。
裕福な生まれのメリッサは「サーカスに行きたい」と懇願し伯父と一緒に憧れのサーカスへ向かった。そこで無口な青年リンドウと言葉を操るライオンのギデオンと出会った。メリッサの回想の物語。
ビーズログ文庫
幽鬼を見る風変わりな引きこもり少女朧月は今上陛下に呼ばれ、5年ぶりに外へ出ることになった。ことあるたびに「帰りたい」「隠れたい」とぼやく朧月に対して彼女を迎えに来た武官の蒼刻は指導を加えていく。
学園モノ。
死相も超くっきりの美少女、私の目覚めを待っていたのは星詠みの巫女の予言の元遣わされた神殿騎士で、それまで生まれつきの病で死の淵にいたが「聖女」に選ばれ奇跡的に健康を取り戻したのだった!
蒸気機関から派生した数秘術と古来からあるいわゆる「魔法」である錬金術が激突した戦争から2年が経った。かつて「コローニアの英雄」と謳われたウィルは中立国で小説家を志しひっそりと暮らしている。彼の元へ錬金術の国の王族、引きこもりの錬金術師のアンジェリンと執事の幽霊エルネストが訪ねてくる。
海賊と修道女。あと異能。
両親を殺したとされる海賊が自分を探していた。王命の元修道院でおとなしく軟禁されているよりは海賊のもとでいたほうが情報が手に入るのではないか? ボニーはそう考えて海賊にさらわれることにした。
ルルル文庫
引越し当日でも忙しい家族はそれぞれの用事のため慌しく旅立っていった。
ちょっとは掃除でもしようかと留守番のミツコは部屋の換気のため古い一軒家のあちこちの窓を開けていき自室へそこにはござる言葉の体の透けている男がいた。幽霊は語る。生前の記憶がないからよくわからないが未練があってこの世から離れられず、かといって幽霊社会にも適応できず要するにただの引きこもりのニートである、と。
マリアーヌは元騎士の叔父に憧れ7歳の頃彼に弟子入りした。腕を磨く一方兄弟子のラジールに恋をした。それから6年、ふたりの間には大事な絆が築かれていた(※ただし友人として)
ラジールと自分の姉を取り持ち結婚させるとマリアーヌは叔父の依頼を受け末の姫君の話し相手になるべく王都へ向かう。ドレスの似合う乙女になろうとしたのにやはり勇ましく聡明な騎士として姫君に従い、第二王子に気に入られ極秘で王宮を捜索する。書影がありませんが2巻もあります。
250年もの間無数の勢力に別れ戦争が続いていた国が再統一され平和が訪れた。平和はいいことだけど暗殺者を育成する村ノギザ村は今後の食い扶持に悩んだ。新しい時代は暗殺者としてではなくまっとうな学生として生きよ、とティエサはグリセルダ学園に入学した。いずれ入学してくる主君ラエンハルス公の娘の護衛のためだ。入学して間もなく生徒が一人死んだ。事件か事故か暗殺か、彼女は何故死ななくてはいけなかったのか。「もう殺るしかないと思っても我慢するんだ」という兄の言葉を守りつつティエサは解決を求めて学園を走る。
第1次大戦前後のヨーロッパをモデルにした架空ヨーロッパを舞台にした各国での物語。
硬めの物語が多く、左にある作品ほど政治とか経済とかの比率が高い。どれも1冊で読めるけど時系列的には繋がっているので刊行順に読んだほうが面白い。
SF。
17歳のディアは幼い頃から従者フォースと2人だけの世界で暮らしてきた。
2人が住む洋館には多くの《人形》が《魔術師》でもあるフォースの力によってかりそめの命を吹き込まれ、ディアの健やかな暮らしを助けた。あることをきっかけにふたりの仲は少しぎくしゃくしたがそれでも平穏に日常は過ぎていくものだと思われたが……。
ウィングス文庫
この世界に金星特急がはじめて現れたのは8年前、とある田舎の小さな村でだった。「生殖能力のある男性を募集、報酬はこの世の栄華」という素っ気無い内容で花婿募集の旨のチラシが貼られていた。金星特急に関わった者で生きて帰ったものはいない。しかし謎多き金星特急に引き寄せられ我こそは乗り込んだ。
今年金星特急が現れたのはアジア、日本東京。高校生の錆丸は蜥蜴のウェルとともに金星特急に乗り込んだ。
パシュクルム王国では14歳になったら神殿の巫女から神託が下される。それで仕事と生涯が決まり、人々もそれを喜んで受け入れる。そんな理とは無縁にトゥラルクは山賊の養い子として16まで育ち、頭目であった義父の死後は新しい頭目に担ぎ上げられた。
ある日彼の元を訪れた青年貴族ヒルクイット卿がいうことにはトゥラルクは16年前誘拐されたこの国の第1王子、迎えにきたとはいうがトゥラルクは周到に用意された罠だと感じる。
なんとか逃げ出そうとするもののヒルクイット卿が常に1枚上手なのである。
一迅社文庫アイリス
祖母の遺産であるローデンシュア6番地の屋敷を相続した魔女リジィが引っ越してきた。
この屋敷には先住人がいる。魔力に囚われて屋敷から出られない幽霊が6人、大量の魔導具。
幽霊屋敷と呼ばれるヴィットリーニ家での奇妙な同居生活が始まる。
ライザは10歳まではサーカスの軽業師として暮らし、今は父に引き取られ伯爵家で暮らしている。ドレスを着る生活に慣れず今は父の仕事を助けるため諜報員見習いとして過ごしている。とある任務をこなし脱出手段として一般人の車の上に降り立ち、「降りて」と言うものの運転手は「こんなネタになりそうな面白そうなこと逃すわけには行かないよ!」と運転を続行した。彼はベストセラー作家カルヴィン・ストーン。運転しながらライザを追ってきた男たちをライフルで打ち抜く腕を持つ謎多き経歴の持ち主だ。
カナンは胎児の頃から植物に非常に好かれる特殊体質だ。ただし養分として。
はるばる東の淵国から茶売りだと名乗る青年・善が学長のもとを訪ねてくる。カナンもその場に呼ばれ、「奇跡の実」を発芽させて実をつけるまで成長させてほしいと頼まれた。善の頼みのままカナンは淵国へ同行することとなる。「奇跡の実」でこの国の5人の皇子にかけられた呪いを解いて欲しいというのが善の頼みだ。
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