あえてこの時期に読む東京・地震・たんぽぽ。
時期によって読了感の変わる本はあってもこの本はやばい。ツナグも今読んだら結構変わりそうな気がする1。
5月のある日、東京で震度6強の地震発生。家屋崩壊・火災発生しており死傷者は多数にのぼっている。
災害の渦中にいる人々14名の連作短編。まだ災害のど真ん中なので復興までには至りません。
「いのりのはじまり」「パーティにしようぜ」「だっこ」「ぼくらの遊び場」が好きです。
「出口なし」とか「ぼくらの遊び場」の一部とかはニュース映像とかを呼び起こしてわーってなる。
震災があって1ヶ月少々たちまして南のほうの漁師さんは津波被害が結構やばい感じで、震災直後は大津波警報発令のため避難したものの個人的にはもう特に影響がありません。震災後の土日ではテレビとtwitterで伝えられる現状と目の前の世界のギャップ2が悩ましかったですね。
followerは関東の住人が多いので、そのせいか「地震がまったくない」ことが逆に怖いというか、人生レベルで体感できた地震というのがわたしは片手にも満たないのです。阪神大震災が最後です。3。
「地震が揺れたことに対するショック死」というのが割としゃれにならなかった土日でした。
南海地震が発生して津波が押し寄せた場合ここまで浸かります、という想定ラインを示す看板的なものがあるんですが、それを初めてみたときも「こんなに?」とか思ったし実際家はやばいと思ってましたが、この時期に見たらまじたすからねーって思いますよ。最近は高台から外を眺めることが多いんですが、本当に海が近い。3階建
て以上鉄筋の建物というのが非常に少ない地域でどこに逃げようと考えるこの頃です。
とりあえず強すぎる余震ぐらいは収まりますように。
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