葬儀屋の人々が主人公なのになんだかラブコメ風だなあ。
今までに読んだ宮木あや子作品と比べると何か色がすごく違う気がする。
薄暗いところもあるけど基本明るいよなー。
好きなのは「主なき葬儀」「セレモニー白真珠」です。笹島さんは女のイケメンだと思う。
「うるせえ妹尾!」
「これはヅラじゃねえ! ハンディモップだ! 良いな!」
(P140)
小さな風呂桶のようなふたりだけの王国を不幸という生温い水で満たすと、そこは恐ろしく居心地の良い甘美な城となる。癒えぬ傷を舐めあう行為はふたりの身体を蔓のように絡め、疼きに似た痛みが互いを離れがたくする。
(P155)
宮木さんは作品系統が2パターンあるっぽいっすね。
私は花宵系統時代物がドツボなので、次ぎは「泥ぞつもりて」を狙っております。
泥は平安とかあの辺で天皇の話だから次は野良女とか狙うぜ(゚д゚)b