※あくまでもわたしの体験談です。詳しくは病院でお尋ねください。
※女性特有の臓器と血とトイレとふつうに汚い話が出ます。

子宮体がんの検査をしてきました。
人生有数の、これまで経験したことがない痛みを伴う検査だったので、ブログのネタにしてお焚き上げとしたい。あわよくばがんの啓発活動をするととともに、「自発的に病院に行ってそんな痛い検査がんばったのまじで偉い」と褒められを得たい。

事の発端

下着に汚れのようなシミのようなものが見られていたので、とりあえずで吸水ナプキンを貼っていたところ、おや……これは血では……? と思うような茶褐色の汚れが。多少臭いもある。その後もオレンジのような茶色のような汚れが付着すること1週間あまり。
並行して、現状をググっていた。

・生理周期と関係なく茶色いおりものが続く場合は、不正出血の可能性が高く、何らかの病気が隠れている場合もある
・分娩経験がない女性は子宮体がんのリスクがある
・病院行け

子宮がんは、子宮体部にできる「子宮体がん」と、子宮頸部にできる「子宮頸がん」に分類されます
最も多い自覚症状は出血です。月経ではない期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。出血の程度には、おりものに血が混ざり、褐色になるだけのものもあります。進行すると、下腹部の痛み、性交時の痛み、腰痛、下肢のむくみなどの症状が出ることもあります。


子宮体がんになりやすいのは?

子宮体がんの発生には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という、2つの女性ホルモンが深く関わっています。卵胞ホルモンには子宮内膜の細胞を増やして厚くする働きがあり、黄体ホルモンは逆に子宮内膜の細胞が増えるのを抑える働きがあります。もし卵胞ホルモンと黄体ホルモンの働きが乱れて、子宮内膜の細胞が増え続けてしまうと、子宮内膜増殖症という前段階を経て、子宮体がん(子宮内膜がん)が発生すると考えられています。出産したことがない、肥満、月経不順がある、卵胞ホルモン製剤だけを服用し続けているといった方は、子宮体がんのリスクが高いと言われています。
一方で、女性ホルモンと関係なく発生する子宮体がんもあります。このタイプは高齢者に多くみられ、がんに関連する遺伝子の異常が原因と言われています。高血圧や糖尿病を患っていたり、近親者に乳がんや大腸がんの患者がおられる方も、子宮体がんのリスクが高いです。

がわかった。
ここでがんにクローズアップしたのは「こうだったら嫌やな」の一番上だからです。
例えば子宮内膜症が直接の死因になることはあまり考えられませんが、がんは死にます。

その辺の情報をしいれているうちに徳島県庁LINEから「がん無視すんなよ! 徳島県のがん検診」という通知がぽーんと飛んできて、「うっさいなあ! 病院行ったらええんやろ行ったら!!」という逆ギレのような気持ちで受診を決める。

病院の決め方

決め方も何も、おらがまちの病院は1診療科1〜3院って感じで、そもそも選択肢がない。とりあえずがん検診してますよね? というのだけネットで確認していった。女医がいるかどうかは別に重要な選択肢ではなかった。

当日

自分だけしかいなかったので、受付して検査して会計まで40分ぐらい。
問診表(↑の事の発端に書いたようなことを書いた)書いて、尿検査して、血圧測って診察室へ。

・分娩経験がない人は子宮体がんの検査の難易度が高い(器具が入らない)
・でも出血があるんだったらしたほうがいいね……
あとおりもの? の写真を撮ってたので見せたりした。

「(検査)頑張るので(検査される側も)頑張りましょう。ではそちらへどうぞ」と内診台へ。

検査内容

子宮がん検診をしたことがない人のために検査のための姿勢をお伝えすると
下半身裸で、椅子に座って、足をハの字に開いて、膝を曲げます。若い方は羞恥心的に抵抗のあるポーズです。わたしは子宮がん検診自体は22歳ぐらいの時にやっていて、今はもういい年をしているので、「パンツ全脱ぎですかー」とかそういうアホみたいなことを聞いていた。

何をしているかどうかはカーテンで仕切られているので見えないので聞いたことを書きます。
「膣が開くかどうか指で触っていきますー」※痛い
「大丈夫そうなので器具使っていきます」※痛い
「あがっているのでお尻べったりつけてください」←何回もめっちゃ言われた。浮かしている自覚はないけど、痛いので逃げてる
(覚えてないけどカルテ見たら写真があったので多分超音波もやってた)※痛い
「じゃこれから検査していきますねー」←今までも大概痛かったのにこれから本番なんか???
「チューブ入れまーす」←死ぬほど痛かった
「子宮引っ張りますよー。ちょっと痛いでーす」←臓器引っ張るってどういうこと????
「ちなみにここまでにお尻べったりつけてください」「頑張ってくれよるねーもうちょっと頑張ってねー」をめっちゃ言われる
「おりものあるので洗っておきます」
「奥触っているのでたぶん血が出ますがこれは気にしないで大丈夫です」
「茶色の液体で消毒します」

終わった後の看護師さん
「気分どうですか? 痛すぎて気持ち悪くなる人いるので、気にせんというてください」

検査後について

検査結果は10日ぐらいで帰ってくるそうです。検査費は5000円あったらお釣りが多少帰ってくるって感じです。

あまりにも痛かったので、世の中のお母さんはこれをはるかに越える痛みを数時間とか10時間以上とか続いた上で子を産むのかと思うと畏敬の念を抱く。

とても偉かったのでビールを買ってきました。これから飲みます。