ということで実際にやってみる。
基本的に異世界でファンタジーです。とりあえず3シリーズ+αを。

マルタ・サギーは探偵ですか? (富士見ミステリー文庫)

マルタ・サギーは探偵ですか? (富士見ミステリー文庫)

鷺井丸太は夏のある日、高校を退学する。カップラーメンを買いに行った先のいつもと違う何か不思議なコンビニで「『カード戦争』基礎知識」と書かれた本を買い、あれよあれよと言ってる間に日本国某県蓑崎市からオスタスへ飛ばされることとなる。

こんな要素が含まれています
・モラトリアム大学生的なちょーだらだらしてるマルタの成長とその助手の話
・名探偵VS怪盗
・様々な種族であふれる都市(どことなくイギリスっぽい。あくまでもぽい。)
・恋とかデュエルモンスターズみたいなカードバトルとか(後者はあんまりメインではない)

ちなみにお奨め読み順としては「探偵ですか?」(長編1巻)→「collection of S」(短編1巻)→長編2巻(探偵ですか?冬のダンス)。長編1巻から長編2巻(冬のダンス)へ飛ぶとメインキャラで2人ほど知らないキャラが増えるので……
あと「名探偵VS怪盗」といっても冴える脳!寸分の狂いない論理!という展開ではありません。事件の解決は「名探偵」のカードという超常現象によるものです。

1冊あたり大体200ページ程度です。薄いです。長編6冊・短編2冊で、長編は次が最終巻。

ちょーシリーズ(コバルト文庫)

ちょー美女と野獣 (コバルト文庫)ちょー魔法使いの弟子 (コバルト文庫)

昼なお暗い「絶望の森」と呼ばれる森に一国の姫と人語を喋る野獣が住んでおりました。深い森の中、姫と野獣は愛の誓いを立てキスをしました。すると野獣は一人の青年へと姿を変えました。呪いをかけられていたという彼は北の大国トードリアの世継ぎの王子だと言います。

というのが最初20ページ少々の展開です。基本的にオールロイヤルです。世継ぎの王子とか玉座を狙ういとことか異国の美姫とか姫の婚約者とか。
陰謀とかはなくはないのですが、メインはラブです。恋とか家族愛とか。バカップルとか。
魔法使いもばりばり出てきます。1巻は主に2人ぐらいですが、俺様から泣き虫まで各種取り揃え。「魔法の詠唱が好き」っていう人はいかがでしょうか。

ちょーシリーズ出たのもう11年前だって。(やべー
はじめて買ったコバルトがおそらくこれです。多分もうずっと好きだと思う。
第1部、というか親世代編が11冊、子供たち編が8冊、企画本が2冊、計21冊。
もうリアル書店で置いてあるところはよっぽど大きいところでも少ないと思うので古本屋とかネット書店で……

完結して3年後、スピンオフというかちょーシリーズのキャラが出てくるシリーズがはじまりました。
王子に捧げる竜退治 (コバルト文庫)占者に捧げる恋物語 (コバルト文庫 の 3-34)
シリーズ化はしてますが毎回世界と登場人物を変え、あっちこっちで恋愛に首突っ込んだりしています。今3冊出てて、6月に4冊目が出ます。

よかったり悪かったりする魔女(コバルト文庫)

レギ伯爵の末娘—よかったり悪かったりする魔女 (コバルト文庫)公爵夫人のご商売 (コバルト文庫—よかったり悪かったりする魔女)

あるところにポムグラニットという見習い魔女がいました。
師匠の下で修行を始めて早半年、そろそろ休みをもらって故郷へ帰りたいのですが師匠チャコーレアは許しませんでした。ポムグラニットが食い下がると「魔女らしいことをしてきたら休みをとってもいい」と条件を出しました。ポムグラニットが聞きつけたのは最近再婚したというレギ伯爵の噂。正確には親が再婚して13人の義姉ができて虐げられているのではと噂のレギ伯爵の末娘マダーのこと。

ある面倒な夫婦と見習い魔女の成長の話。

完結済・全6冊。