谷中のお寺が舞台のライトミステリ。
親の再婚・転勤で東京に残りたいと主張した夏芽は永弦寺で居候することになる。ここの住職と祖父が幼馴染でその縁だ。ここには既に3人の居候がいた。親の海外転勤することになった小学生の双子の聡と明、それから幽霊の最後の頼みを聞く探偵久良知漱。
短編集な感じで、最近のビブリアとか思い出のとき修理しますとかあの流れかなあと思ったりしつつ、なまじX文庫で幽霊で探偵なので風見潤を思い出さざるを得ない。懐かしい。
話の雰囲気もなんかすげー懐かしい感じで、2話の「初恋」がせつなくて好きです。
幽霊が見える探偵・助手をすることになった普通の女子高生(夏芽)・依頼を持ち込む葬儀屋元社長・幽霊をその身に降ろすことが出来るゴスロリ少女がメインどころで、一般向けに刺さっていても不思議ではないと思いました。だから逆に「いかにもラノベなラノベ」を読みたい人には向かないかもしれない。
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