いつぞやの新聞で読んだ。徳島県はプロスポーツの観戦をするならもってこいの場所だと。野球はインディゴソックスがおり、サッカーはヴォルティスがおり、そしてバスケはガンバロウズがある。
いうてわたしは野球なら阪神が見たいし、サッカーは興味がないし、バスケはまあ見てみたさはある。
野球が優先度上であるが、今年はオフシーズンまじつまらんかった。フィギュアスケートは羽生結弦プロ転向後はテレビ中継がめっきり減ってしまい、虚無の期間がありありとある。なので、オフシーズンの楽しみを増やそう冬の推せるスポーツを探そうという試みを思いついたのが去年のこと。(Bリーグは9月10月シーズンインで5月シーズンオフらしい。)

この時親切な先達がリプライをくれたので、1階は臨場感がすごく2階は試合全体が見られる。試合時間は2時間程度と教えてもらった。ホーム球場的なものがあるのかわからなくて、市立体育館でやってるときがあれば鳴門や鷲敷でやってることもあった。鳴門がホームなら見に行くことはなかったのでよかった。(わたしは車に乗らない民なので、鳴門は遠すぎる)

最近連敗続きであるということはニュースとか新聞で見ていて、負けるかもしれんけど見に行くかと思ったのが昨日。
公式でチケットを買えて、1階は完売。2階自由席が△だったのでここを買った。チケット額面2000円、手数料込2495円。

市立体育館に行くのはマジで高校生の球技大会かなんかそんなころ以来。
試合開始1時間前にはもういい感じに埋まっていて、応援の練習なんかをしていた。

驚いたこと新鮮に感じたことなんかを書いていく。ちなみに写真撮影規定なんかは決まっていて、15秒以上の動画禁止、SNSへのアップロードOK、それ以外のことは一般的なマナーや倫理上の問題として当たり前だけど一応明記しておきますって感じだった。

会場前はキッチンカーが複数止まっていた。アイラブトクシマってベイスターズと一緒のあれを言ってる人がいて、チームカラーも青なので、ここハマスタかなって思った。中に入ると「手荷物検査」っていうところがあって、あっ鞄見せなあかんのやなと思ったけど何かよくわからないけど素通りしていいらしかった。すぐ2階に上がってしまったので物販なんかあったのかは見てない。

コートは思ったより小さかった。小規模あった。あれはオリンピックか? テレビで見たバスケの試合はコート広そうだった。

暗転してキンブレが光ってたのはまじでびっくりした。岐阜はユニは白だったけどチームカラーは赤っぽい。それともあの白はビジターユニなのかもしれない。

「わたしとバスケットボール」についてはスラムダンクの影響で中学でバスケ部に一瞬所属(すぐやめた)
スラムダンクとハーレムビートと黒子のバスケとアオのハコが好き(なのでルールはちょっとわかる。)

プロ野球とかではいないので、女性と思しき審判がいたのはびっくりした。横跳びで移動したりしていた。両チームの監督がわたしの直線上にいて、徳島の監督はアイクみたいな風貌で、岐阜の監督は時々リンクサイドのランビエールみたいに跳んでた。

ファウルは思ったよりよく飛び出すし、5ファウル退場もあるし、チーム内でファウルが積み重なるとフリースローが相手チームに与えられる。フリースローは思ったよりたくさん打つ。でも徳島のフリースロー成功率は割と低かったと思う。前半2Qはまじで入ってなかったと思う。

ガンバロウズについてはフォーカス徳島と徳島新聞で見る程度なので、どのぐらいのチームなのかよく知らない。
去年のセリーグで例えると阪神(前半は弱かったけど後半から急に伸びた)なのか広島(前半マジ強かったけど9月から何があったのかと思うぐらい弱体化した)なのか中日(基本弱い)なのかも知らない。
今日見てた感じではシュート成功率が結構低い、2塁までは出るけどそこから一発が出ないみたいなチームだなと思った。あの腕がめっちゃタトゥーだらけの選手すごかったよね。

バスケは想像以上に展開が早くて、場合によっては10秒で点が入る。やられたからやり返すがあった。「野手が全然打たなくても投手が頑張って頑張って超がんばって、1点を大事に守り抜いた」みたいなのがバスケには全くない。攻守が目まぐるしく入れ替わる。

スタジアムDJがいて、これも女性だったんだけどすごく耳の奥に残る感じだった。ずっと安定している声だから録音かと思ったけど録音にしてはクリアすぎるし若干のブレがあったし急停止がなかった。

阪神2軍とインディゴソックスの交流試合を見に行ったことがあって、インディゴソックスもスタジアムDJいたけどついてくるファンいなかった。ガンバロウズは屋内だっていうこともあり、スクリーンでの展開もあり、結構一体感あった。もっと競り合ってる感じか勝ち試合だったら没入感あるんだろうなと思った。第1Qはこれはなかなか沼感ありますねえと思った。

タイムアウト取ってるときとか、観客はタオル回したり踊ったりしてて、フェス感あった。米津玄師とかキタニタツヤとか音楽が大音量でがんがんながれてたし。

これは悪い意味でびっくりしたんだけど、第4Q、つまり試合終了までラスト5秒のところで岐阜の選手が徳島の選手に対して、握手を求める「試合終了」仕草が結構見られたんだよね。えっまだ終わってないけどと思って。いやまあその時点で40点は差があったので、負け確は負け確なんだけどなんかびっくりするよね。だって阪神ファンが「あと1球コール」するのとはわけがちがうじゃないですか。割とガチファンぽい隣のお父さんも「あと5秒あるやないか」って憤慨していた。

(2/3追記:↑もそういう文化らしい)

それだけぼろ負けしてるのに徳島ファンは試合終了後拍手で称えてたり、負けてもホームの監督あいさつがあったりしてこれは普通にびっくりした。試合終了後はノーサイドの精神はわたしにはない1し選手でもないので。徳島の監督の挨拶が始まって、そのさなかに勝った岐阜の選手が先に退出していて、岐阜の選手が会場を出るまで監督は挨拶の続きをせず黙っていて、完全に退出してから再開した。監督挨拶後選手代表の挨拶もあった。たぶんキャプテンみたいな立場だと思う。
隣のお父さんが「(うつむいたまま動かないけど)泣いてるんちゃうんか」と心配そうだった。

野球がもう始まったので今シーズンはもう行くことはない気がするんだけどまた見に行こうと思います。

  1. 負けは負け。日曜負けると月曜試合がないから48時間機嫌が悪いという例の横浜の南場オーナーの画像に共感する []