201809/28 青空と逃げる/辻村深月 小説 | 単行本辻村深月 物語は四万十から始まる。本条早苗と力 母子は東京から逃げ出して高知にいた。父親(舞台役者)が女優と夜、事故を起こした……。ダブル不倫だと言われている。それからメディアから逃げ、女優側の所属事務所から逃げ、四万十にも事務所の人間がやってきた。父親は一緒ではないのかと聞かれる。 そして四万十からも逃げ出す。 NHKが全4回ぐらいのドラマにしそうな内容だと思った。母子は途中で旅館に泊まって職を探してずっと逃避行を続ける。明るくはないけど不思議と青空の下にいるような物語だった。 関連記事 墨のゆらめき 三浦しをん 令和ブルガリアヨーグルト/宮木あや子 バーニング・ダンサー/阿津川辰海 兄の終い/村井理子 星が人を愛すことなかれ/斜線堂有紀 とりあえずお湯わかせ/柚木麻子 プロジェクト・モリアーティ/斜線堂有紀 恋せぬ二人/吉田 恵里香 推し問答 あなたにとって「推し活」ってなんですか?/藤谷千明 老人ホームで死ぬほどモテたい/七坂あゆ美 コメントは受け付けていません。
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