以前割とバズッたこのツイート
借金祭壇とか自転車操業とか怖い話やな。今グッズ集めをやめれんけどこれを機にどうにかしたいという人におすすめのエントリです。
グッズ厨をやめるために頑張った話?〜我に返る編〜 - tubu-ota’s diary https://t.co/ZXklD2YmKU
— まろん (@maronu) November 18, 2020
去年のツイートだけどまだ地味にRTされることがある。去年はなんらかのオタクのアカウント、もしくはグッズ取引アカウントからの通知が多かったが、最近はまったく毛色が違っている。名前の後ろには借金垢と書かれているアカウントが見られるようになった。
世の中には勉強垢なり読書垢なり色んなジャンル専用アカウントがあるのは知っているが、借金アカウントまであるのかと思った。
類似アカウントが芋づる式に提示されるので色々見ていて思ったことは、借金という単語から想像もできないほどのものすごくポジティブなアカウントが思った以上に多い。
自己紹介欄は家族には内緒の借金とか借金の総額(100万単位だ)や任意整理などの文字が躍り、固定ツイートには社別の借金額が記載され、最近買ったものや返済した金額などがツイートされている。
借金垢の人はみんな優しいと「○○クラスタはみんないい人」定型文はここでも見られ、今の推しジャンルは借金返済ですとでも言わんばかりの鬼ポジティブさだ。やけくそ的な明るさでもない。本当に「1ジャンルアカウント」の空気だ。
アカウントの効用はなんとなく分かる部分もある。同じ境遇問題を抱えた人が目に入るところにいて頑張ってるところを見るとそれだけでも自分も頑張ろうと思う的な、勉強とかダイエットとか筋トレとかそういう時に有用だとされるあれの感じ。
ポジティブなツイートが多い一部のアカウントでは今のこの時期「賞与○万入るから繰り上げ返済する」というツイートも多く見られ、コロナ的なガチ収入減生活苦というわけでもなく、オタ活の最終到着点としての泥沼状態1にある人がざらっと見たところよく見られた。
「友達にお金借りてブラインドグッズ通販10BOX突っ込んだ」「ガチャ回した」というのが生ぬるく思える世界があるんだなと思った。
他人事に思えないのはワクチン接種が進んで、コロナが収束して、エンタメが2020年より前の状態に近づいた時、果たしてわたしの理性なりタガがはじけ飛んで収入以上に使い込んでしまわないかということだ。
クレジットカードはすべて借金だと分かっていても、未来の自分に問題を先送りして「お、おう」と支払い明細が届いた経験がある人は案外いるんじゃないか。わたしはある。
いつか来るその時を、これは祭りだから、これは今まで我慢した分だからとやりかねないよなあと思うのだ。その辺の理性を信用できない。わたしは借金アカを作って公開できるほどのポジティブさはない。数万程度であっても定期を崩さないといけない額になると罪悪感につぶされそうになって鍵アカで「わたしはなんていうことを……」とぼやいている方が想像にたやすい。
持続可能なオタ活大事だ。Kの分厚くて重くて高い本を買ったし星エコの本もうたプリの10周年本も買いたい。ちりつもだ。わたしはだいたい「このぐらい大丈夫だろう」と見積もりが甘いのだ。ちゃんと締めるところは締めていきたい。
- ブラインドグッズ●BOX予約済み枠募集中と派手な募集をかけている人、うたプリの物販イベントでコストコ買いしてる人、金持ちだなあ羽振りがいいなあと思ってたけど別アカがこうなっている可能性もあるのだなと今回想像の範囲が増えた [↩]
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