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2023年はじまって速やかにやってくる「これ映画館で見たかった」という悔恨。
イオンシネマでめっちゃ推されてたから大丈夫だろう多分流浪の月のほうが早く終わるだろうと思ったら予想外に早く上映終了してしまったのだった。
Amazonプライムビデオ(レンタル)にあることは知っていたので、年末年始に見ようと思って休みの間は体調を壊していたので今日ようやく見た。2時間しかないけど、わたしが好きなシーンちゃんとやってくれたのでよかったな。

暗くも不幸せでもなくまして現実逃避をするでもなくこの現実を生き抜くための力の一部として俺の作品を必要としてくれるんだったら、俺はその人が自分の兄弟みたいに愛おしい。なぜなら俺もそうだったからね。

アニメもめっちゃいい出来だった。サバクめっちゃみたい。リデルとサバクのバトルはサマーウォーズみたいだったな。それより前ならニコ動の弾幕風だったんかな。吉岡里帆と中村倫也いい芝居だった。
映画館という環境なら終始バスタオルが必要なレベルで泣きながら見てただろうな、と思えるいい出来で惜しいことをしたなあああと思いました。

配信で見た。
三国志は人物名を多少知っているだけのミリしら勢だったけど、その薄い知識でも大丈夫なレベルだったのでよかった。
トークパートと殺陣と演劇が挟まれる感じ。和田雅成がゲストで来るのは知っていたけどシークレットゲストで山姥切国広つながりで前野智昭が来たのは驚いた。

荒牧慶彦と縁がある人がゲストとして呼ばれているため、Kステの話がたくさん出た。
わたしは劇団シャイニングの二次創作をするにあたり現場の空気感を知りたいという理由で友達に「これこれこういう理由で舞台を見たい。つきましてはいい舞台を見繕ってほしい」と伝えて始めていったのがインザハイツだった。
その後風邪をこじらせて行けなかったSPECTERがあったりしてKのオタクだったので大阪公演があったK1期後期の舞台を見た。思えばあれが荒牧慶彦ファーストコンタクトでは。
わたしの分のチケットを融通してくれた友達の友達は「この人はクロの人のオタクで」という紹介を受けた。

わたしは殺陣がとても好きなので、たくさん見られてよかった。

客席降りタイムは配信はメイキング映像が流れていて、めちゃイケで一時見られていた〜しばらくお待ちください〜みたいだった。

ラストの号泣挨拶でKステでゆかりちゃんの衣装のまま泣きながら立つヒデ様を思い出した。十字靱帯切ったんだよな。影と延々戦うクロにその場にはいないゆかりちゃんが見える殺陣を繰り広げていたあの舞台を思い出した。

「バックステージオンファイア」公式サイト

刀ステで山姥切長義役を演じている梅津瑞樹くんにいい感じに傾いていた頃にこの配信舞台の話が聞こえてきたので、あっ見れる時間! 買う買う! っていうノリで買った。

全編ワンカット、とある地方都市の市民ホールにて開催される市民文化祭。
このイベントの進行責任者を任された新井が主人公。最初の挨拶をするはずの市長が来ない。なんとか調整を続ける新井のもとにはトラブルが降り注ぐ。

とある地方都市というかまあ石川県金沢市の実在のホールです。
演劇を見ているというより本当に今金沢市で開催されている文化祭の裏側配信を見ているような気分になる舞台でした。
Twitterとも連動していてさっき撮った写真がツイートされてたり、いちいち生々しいのにちゃんと伏線が張られているのすごかった。だから一瞬配信がブラックアウトしたときもまずわたしの回線不具合を疑ったし、その次に実況を覗いた時も「あっみんなそうなんだな。そういう演出なのかガチトラブルなのかわからない」て思った。
終演後にガチの不手際が起こりました! という梅津くんの発言でようやく発覚した。
面白い舞台だった。アーカイブが2023年1月7日とかまあまあ長い期間あるのでもう1回2回ぐらい見たい。

ニコニコでタイムシフトありの配信をやっていて、この年になってはじめてニコニコプレミアム会員登録をした。
あんまり情報がないままに見たいので、映画のほうなのか舞台のほうなのか分からないままに見た。舞台の方だった。
なんでそんな情報がない中見ることにしたのかというとこれは単に末満健一脚本作品だからです。あと梅津瑞樹くんと橋本祥平くんが出ているので興味があった。
梅津くんはともかく橋本くんはろくにんよれば町内会(バラエティ)でしか見てないので、どういう役者なのか全く知らないのでこの機会に。
時代もので、ちょんまげや刀がある時代。殺陣がもりもりあるので、わたしのような人間には大変好物で、一番の見せ場のバックでお経が延々流れるところもある。

東日本大震災にトラウマがある人は映画館に行くのはやめておいたほうがいいと言われてましたが、個人的には阪神大震災を想起させるシーンもあったので、地震・津波・緊急地震警報的なものが使われた映像に恐怖を覚える人はまじで見るのはやめておいたがいいと思います。スパイス程度ではなく割とがっつり登場します。

天気の子がばちばちに刺さった人間なので、あれが大ヒットと言われれば首をかしげますが、すずめの戸締まりが大ヒットと言われるなら「それはわかる」というぐらいにいはシンプルに「よくできた」「エンタメ映画」でした。
震災5年後に生まれたシン・ゴジラが「東日本大震災の影響・隠喩」などと言われていて、10年経ってようやくエンタメの題材になるぐらいのところまでに来たんだなと思いました。

花束みたいな恋をしたと同時期に上映していたやつで、やっぱりこれもあっという間に上映が終わってしまった。タイバニ終わりの解約直前で配信されていたことに気が付いて見れてよかった。
原作は山内マリコ「あの子は貴族」
映画も小説みたいに章割りされていて、同じ箱には辻村深月のゼロハチゼロナナあたり入ってそうだなと思う。映画面白かったし山内マリコも好きなので原作どんなのかなと思って取りあえずぽちっておいた。

東京都渋谷区の高級住宅地で生まれ育ち、お正月は帝国ホテルで一族が一堂に会して食事会を開くような家系の榛原華子。本来なら恋人を紹介するはずだったが別れてしまった。結婚相手を探してお見合いをしてみたり雑然とした居酒屋の合コンでカルチャーショックを覚えたりしたが、姉の紹介した青木幸一郎とは波長が合った。彼は華子より格が上の家系で議員も排出する家系だった。2人はのちに結婚する。

富山のごく普通の4人家族として生まれ育ち、大学進学を機に上京した時岡美紀。内部生との金銭感覚に驚いたり見えない階級を意識したりする。なんやかんやあって夜の仕事に就くがそれでも学費が続かず中退し、今も東京にしがみついて起業する友達と一緒に仕事を始める。

本来なら出会うはずのない2人を華子の友達が引き合わせた。
つまり、華子の婚約者であるはずの幸一郎と美紀が男女の仲なのでは、ということだ。
面白かったのは美紀とのファーストコンタクトで華子は「お母様に持っていきなさいと言われた」と茶封筒を出し、手切れ金でも渡すのかと思ったら「お雛様の展示があるから(銀座だった?)にいくならお友達にチケットを渡して」と差し出したところだ。
華子は幸一郎側の一族と引き合わされた時も立ち居振る舞いが庶民目線で完璧で「これが育ちの良い人か」と思ったほどだ。

ちなみにわたしは地方生まれ地方育ちで、富山の方がよっぽど都会なぐらい田舎在住だ。
東京に年1回ぐらい行くことがあっても、友達が東京住まいだったり働いていたりしていても、「東京はテレビの中の国(2次元となにが変わるというのか)」と思っている節がある。でも東京に行くたびに渋谷には行ってた1ので渋谷駅前が映るたびに懐かしいなとは思う。
なのでわたしは階層的な話はあんまり感じたことはないのだ。たぶん友達も育ちがいいんだろうと思うし基本オタクの友達しかいないのでオタクの話しかしない。

シスターフッドという単語はまだわたしの身に馴染んでないのであんまり使えないんだけど、まあざっくりいうと百合です。良い百合です。
華子と同じぐらいの20代後半寄りな女性が見るといい感じに刺さるんじゃないかと思います。

「東京」は地方出身者のわたしにとって、あまりに居心地がいい(山内 マリコ) | FRaU

  1. 陛下のギターを拝むために渋谷ESPへ通っていた。渋谷駅から傾斜のきつい坂をキャリーを引きながら上がった。よくここでこの手を離したらこのキャリーはどうなるんだろうと思っていた。 []

ようやく見れた。サブカルのオタクが見たら死ぬ映画と名高い映画だったので見に行こうと思ってたら公開2週目ぐらいであっという間に見られない時間帯だけの上映になってしまった。

麦(菅田将暉)と絹(有村架純)それぞれの語りで話が進むところがあって、それがナレーションというよりは心情描写寄りで、でもモノローグというにはあまりにも地の文だったので大豆田とわ子みたいだなと思うことが時々あった。

終電を逃したことでたまたま話をする機会が生まれた麦と絹を最初につないだのが「押井守が同じ喫茶店にいた」ということ。居酒屋でお互いの共通点がたくさん出てきて、「異国で初めて出会った同じ言語圏の人間」が仲良くなるのに時間はいらなかったていう感じでよい。麦と絹はミイラやガスタンクぐらいの違いはあったけど、告白しようと思ったり別れようと思ったタイミングは一緒だったから、「運命の相手」ではあったんだろうなあ。

就職したら17時には帰れるといっていた麦の帰りが20時過ぎになるようになって、だんだん生活習慣に違いが出てきて、「あの時同じ花を見て美しいといったふたりの心と心が今はもう通わない」(あの素晴らしい愛をもう一度)を地で行く展開がつらい。
普通になるのって難しいなと思いながら就活をしていた2人が、絹は一度は仕事で心をなくしすぎて「普通の人が普通に思うだろう夢」を口にした後、「かつての麦と絹のような会話をする2人」が出てくるの辛い。

麦が多分絹におすすめされた本を積んでおくコーナーがあったり、ゴールデンカムイを読んでも気分転換にならない、パズドラぐらいしかできないという嘆きに一昨年ぐらいまでの生活を思い出した。全く本が読めなくて映像作品も見れなくて、単調なソシャゲとアナ雪のパズルとかドクターマリオぐらいしかできなかったあのころ。

普通の人の普通の恋愛と生活を描いた物語で、「ありふれているけど多分こういうものが幸せな日常というものだろう」という感じで、菅田将暉と有村架純の演技力がすごいんだろうなあと思った。

スターリッシュツアーズと体調不良のはざまで行くタイミングを失っていたらあっという間に個人的終映だった。来週はもう見られない時間帯にしかやってないのだ。今日はそもそも施設内に人が少ないこともあって(スタッフ人数>客だったとしても不思議ではないぐらいだった)ザワクロはわたしを入れて3人のみ。

ザワクロは120分ぐらいの上映時間のうち100分ぐらいずっと殴り合いをしていた。ストーリーより喧嘩というエンタメを強調していくあたりやっぱりハイローはうたプリだって思った。

天下井と須嵜という幼馴染で今主従の関係にあるあの2人、なんかラスト数十分で加速した。すごかった……。
ふじおはずっと犬だけど、須嵜も犬種が違う犬だった。いやなんかあのふたり……何を見たんだろう。
司はピーチ姫みたいだった。ラオウはラピュタのロボット。鈴蘭でびっくりしたのは孫六が八木勇征だったこと。八木勇征は美しい彼主演の片割れでこの前韓国でなんかの賞をとったって見たけどぜんぜんわからんかった。キャスト一覧で名前を見ていてあってなった。
小田島ずるくない???
小田島と轟のあの関係で目玉飛び出た。
優れたカメラワーク・いい音楽・顔のいい男・喧嘩という華、みたいなすごい映画だった。これは続編まだありますね。

はと文庫オンライン更新日です。
はと文庫オンラインvol.21 - はと文庫オンライン
今月の共通点は「大学二年生女子が主人公」になりました。

今日の日記は今の関心ごとをだらだらと書き連ねたい所存です。
昨日容疑者Xの献身が面白かったので、このテンションでアマプラにあるガリレオシリーズの映画を見ることにしました。今までいくらでも見るタイミングがあったのに見なかったので、今ここで見ないと「ああ、これいつか見よう」と思いながらも永遠に見ないと思ったので。

見たのは「真夏の方程式」です。

綺麗にいうなら「環境問題(海底のレアメタル開発)でもめている離島を舞台に専門家の一人として呼ばれた湯川先生が旅先で出会ったひとりの小学生とのふれあい、そして平和な離島で起こったある事件について」
玻璃島という水晶のように澄んだ海がある島で、理科が嫌いという恭平少年のために湯川先生はペットボトルロケットを作る。それ自体は「ひと夏の出会い」「僕はここで博士に出会ったことで理科が好きになりました」みたいなほほえましい話だったんだけど、事件の真相がしょっぱいもので、おっ……おう………と。

映画いつ行くどれ行く問題が最近まじで大問題なんですが、とりあえずもうそろそろハイローを見ないといけない(上映時間的に)気がするので、来週の休みはハイローを見ます。スタツアはまじでもう見納め過ぎたかもしれん。

来年の手帳をまだ決めてないんだけど、ふつうにほぼ日オリジナルを中身だけ買って、ほぼ日5年手帳を買って、という感じにしようと思う。サニーログノートが気になってるんだけど、店舗面積が拡大したはずのロフトは手帳コーナーがまだ極小だった。ほぼ日、ロルバーン、その他っていう感じで、去年より圧倒的に少ない。

ふわっとポチッた破天荒遊戯24巻が今日届いて発覚。

えっ完結してたん!? 永遠に続きそうだったのに。なんせわたしはGファンタジーのころにラゼルとアルゼイドに魂を撃ち抜かれたのだ。その後掲載紙を移動した先の、ゼロサムが20周年だというので、あまつき以上のお付き合いになった。物語の終わりは寂しいが、ちゃんと終わりに立ち会えるのはよいことだ。

先日マモのラジオで「年齢的に人生折り返し」だというメールが読まれていて、自分もそういうことをそろそろ意識せねばならん。ちゃんとやりたいことはやらないといけない。計画が必要だ。

今日は体調が微妙な状態で、座布団を置いて横になっている状態がとても長く本を読んだりアプリゲーをやったりTwitterを眺めたりラジオを聞いたりしている中、このツイートがぽーんと流れてきたので見ていた。
10分ぐらいの映像で、sorasigebookリスナーなのでこれが撮られたバックグラウンドは多少知っている程度で、見終わった後「そういえばわたし俳優加藤シゲアキ見たの初めてかもしれない」だ。なんせ前作はカクレカラクリなので、あっちは名前が加藤成亮だったと思う。このエントリの趣旨は「原作を読む前に映像初見の感想を残して答え合わせをする」です。

紙書籍でポチったんだけどしくじったかなあと思う厚さよねこれ。どこに置こうかなあと思っているところ。

最初にびっくりしたのは「えっしゃべるんだ!?」っていうところ。ナレーション加藤シゲアキみたいな感じで進むのかなと思ったら割と「地の文をしゃべる」感じで進行するよね。映像作品っていうより、一人芝居の舞台みたい。
リネンサプライのお仕事についてはラジオで聞いているので「あっこういう感じね」って思ったぐらい。マスクしてるから「あー2020年以降の日本の物語だ」って。檸檬の爆弾と聞いて最初に連想したのは米津玄師のLemonなんだけど、あっ梶井基次郎のほうねってなった。わたしは「わたしが読む本」は全部自分で決めてきたので、久世番子の漫画とかで受動喫煙してきたけど、文学作品の素養は圧倒的に欠けている。なんせモモさえ読んでいないのだわたしは。
加藤シゲアキが演じるかの青年は「誰にも顧みられず、誰にも選ばれず、黙々と仕事をしてただ音声入力で小説を書いていた」が、仕事中におしぼりをカフェ的なところに運んでいたところ扉前で正面衝突して鼻血を出した。物品渡すだけ渡してその場は去ったけど、カフェの店員さんは「次の配送時で構いませんよ」とハンカチを差し出した(=透明人間みたいだった自分に気づいて、手を差し伸べてくれる人がいた)。
マスクをつけなくてよくなった後の日本で、「今日もハンカチを返すことができなかった青年」と「好意に対して一歩前に踏み出すことができた青年」という、違う世界線を歩む同一人物がラストシーンのあれかな。加藤シゲアキ果汁100%なら「世界線が違う話」はきそうだと思うけどどうだろう。

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