祝日のお昼(2回目の上映)だったとはいえ、あらゆる世代で埋め尽くされた限りなく満席に近い一番大きい劇場だった。

戦時中の話だ。サイレンで始まるから驚いた。火災だ。
主人公の母が病院で火災で亡くなるシーンから始まる。その後父は母の妹と再婚した。(母曰く「あの頃はそういうことは割と普通にあった」と。)
東京から移り住んだ屋敷は謎の老婆が複数人いた。みんなこれまでの宮崎駿作品で見たことあるような顔をしていた。
物語は常に暗い。ファンタジーだけどラピュタのような冒険活劇ではないし明るい物語でもない。
火垂るの墓とかもののけ姫とか千と千尋の後半(千尋が銭婆のところへ行くところ)のような静けさのある作品だった。
ずっとピアノの音がしている。
正直よくわからなかったし疲れてたのかピアノの音にひかれたのかまあまあ寝てしまった。
鳥がみちみちしているので、集合恐怖症な人にはきついシーンが割と多いと思った。具体的にはもののけ姫のタタリ神になった乙事主がうねうねしているシーンが苦手な人は目を反らしたほうがいいシーンが割とある。
ポニョは5歳の男の子のボーイミーツガールだったけど、これはもうボーイミーツガールでもなくてボーイミーツマザーだった。