時々Twitterで話題になっているあれだよ。

先に書いておく私の背景情報である。

・地方在住(近隣に大きな本屋はない。時間の止まっている本屋と倉庫みたいな本屋ならある
・「ポップが並ぶ新刊平台」という存在に縁がない
・これまでの人生9割以上本を読んで生きているので、自分がどういう本が好きかというのは分かっている
・自分のアンテナにひっかからない本を拾うために書評やSNSがある感じ。

わたしが思うところの最適解は「気軽に大型書店に寄れる人はリアル書店に行くのが一番」である。ちゃんと手入れされている棚の実物に触れるのが一番パワーがある。
わたしも大学生の頃は日々平台の構成が変わる本屋に複数ほぼ毎日寄れていたので、あの時代が本当に貴重だった。

新刊情報はここで探している

Matsu23(twitter)
ラノベの杜を運営されているMatsu23さんのTwitterアカウントをfollowしておけばわたしが読むジャンルは割と事足りている。

10年ぐらい前は文庫とコミックスは毎月全部チェックしていた。
10代の頃は書店にぶら下がっていた自分の身長より高いところに貼られた黄色だったり緑色だったりする大きな紙をわくわくしながらめくっていて、大人になってからは上記まつにーさんのアカウントでツイートされる「新刊情報が更新された」サイトでチェックしていたが、なんとなくやらなくなった。そしたら小説はともかく紙で紙で買ってるマンガは買い忘れるようになった。破天荒遊戯とあまつきが完結したので今はもう紙で買ってるマンガはない。
マンガはもうほぼkindleに移行したので、新刊が出るころには「近日配信開始タイトル」のところに出てくるのでそれで拾える。「惰性で買いたくない」「デジタル積読目に見えない分マジでやばい」という理由でシリーズ自動購読は設定していない。

東京創元社メールマガジン
東京創元社をがつがつ推しているわけではないけど、このメールマガジンは登録解除をすることなくずっと読んでいる。最初に登録したのはたぶん桜庭一樹読書日記が連載されていた頃。
東京創元社はnoteもアカウントを持っていて、そっちもフォローしている。
文庫全6巻(ポプラ文庫ピュアフル刊)で刊行していた作品に書き下ろしや未収録の短編を加えた全3巻の愛蔵版! 深沢仁『英国幻視の少年たち』6月より刊行開始|Web東京創元社マガジン
最近ではこの本がわたしが好きそうである。

いい感じの本はこういうところで探す

図書館の「最近返却された本です」トラック

どっかの知らん人が「これ面白そうやん」って借りた本しかないのでローカルな流行が見られる。

SNS

いろんなSNSに登録はしているけど、一番見ているのは現XことTwitterで、いわゆる「読書アカ」と名乗られているアカウントは一切見ていません(見ていない理由は「存在は知っているけど視界に入ってこないのであえて探してない」です)


高松にある「なんかちょっといい感じの」本屋さん。お隣の県だけど行ったことはない。1
Twitterに本を載せる人は右斜め45度の角度で写真を撮る人が多いけどルヌガンガさんは正面縦なところが地味に気に入っている。あとなんかいい感じに「わたしが好きそうな本」があがってくることが多い。

続ける思考の井上新八さん。毎日1冊読んでいて、短い感想とともに写真があがる。ジャンルばらばらでいろんな本が上がってくるから「こんな本あるんやなー」という気持ちで見ている。

とりあえず2つほど紹介したけど、面白そうな本を見かけたらとりあえずメモしておく。なんのために残しておいたのか分からないときもあるが、まあとりあえずおいている。

書評

地元ローカル新聞を購読していて、日曜日は書評コーナーがある。好みの本が登場することはあまりないが、幅が欲しくて読んでるところはある。

書評家としては藤田香織さんが長らく好きな人で、連載を追っていくと本の話をしているので幻冬舎Plusのメールマガジンを購読している。
50半ば過ぎて気づいた、オタ活に必要な“友だち”問題|だらしなオタヲタ見聞録|藤田香織 - 幻冬舎plus

「好きな書評家」には2種類あって「本の趣味はあまり合わないが話が面白い人」と「なんかいい感じにわたしが好きそうな本を紹介している率が高い人」がいる。
わたしの場合、前者は三宅香帆さんで、後者が藤田香織さんです。

三宅香帆さんはyoutubeチャンネルの更新や出演が積極的で割と見てます。

このシリーズが好き。実際これを参考に本を買ったり読んだりしてないけど、オタクの早口でワーキャー言ってるのが好きなんだけど、最近更新されてない。なので更新されてないか定期的に確認してしまう。

ちなみにわたしさっきから「本の趣味が合わない」とか「好みの本が紹介されることは少ない」とか書いてますが、それはあくまで「今のわたし」基準の話で、「未来のわたし」とはめっちゃ気が合うかもしれないので、「そういう本があることを知っておこう」っていう感じです。

youtubeでは出版区の「1万円渡すので本を買うところに同行させてください」シリーズが好きで、これは「都会の本屋に行った気分になる」ので、ジュンク堂かブックファーストかつ人によって見るって感じ。
池袋に限らずジュンク堂は本当にいいですよね……。この前甲子園に行った帰りに一瞬ミント神戸の上にあるジュンク堂に行ったんですが、ジュンク堂は「都会の本屋でしか吸えない栄養素がある」って感じで、地元書店には存在していない「本屋のにおい」がしてテンションあがって予定外の本もたくさん買った。

ちなみにyoutubeも読書vlogとかたくさんあるけど、こっちもあんまり見ない。無音の動画は見る気がしないし、声質が好みではないとみる気がしないしわたしは動画を見るセンスがない。

読書日記・解説集

最近は読書感想系ブログを更新する人はめっきり少なくなってしまった。
かつて桜庭一樹読書日記を大変好んでいたわたしは連載を読んで書籍を買って文庫版も買った。

図書館でこの手の本を探そうとすると902.3のあたりをうろうろするといい感じの本がたくさん見つかる(少なくともわたしの行きつけの図書館ではそうである)児玉清さんの解説集なんかもある。

この手では斜線堂有紀さんのtreeでの連載も好きだ。連載が止まってずいぶんになるが、実はサイレント更新終了なんだろうか。
斜線堂有紀のオールナイト読書日記|記事詳細|tree

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あの作家はどんな本を読んできて育ってきたのかという本もある。そういうのを読んで面白そうな本をピックアップする。

という感じで見つけた読みたい本を集めてまとめておく

最近は阿久津隆さんところが作っているReads - 読書のSNS&記録アプリというアプリを使っている。昔は1日3冊読んでから寝るような日もあったが、最近は数日かけて1冊をなんとか読み切る日も増えてきた。なので「毎日本を読んでいても月単位で見ると5冊しか読んでない」みたいな月もある。このアプリは〇日にこの本を読んだという登録もできる。タグでいろいろ設定できるので他の読書管理サービスに比べるとちょっと自由度が高い。

読書メーターを長らく使っているが、検索ちょっとアホな時ないですか。タイトルで検索してるのに全然別の本をたくさん引っ張ってくる。ちょっと読みたい本を登録したいときだけの時はReadsのほうが優れている。
新着のところをばーーっとスクロールしたらいろんな本の表紙を見ることができる。読了本リストは読書メーターのほうがいいけどそれ以外は割とこれで事足りている気がする。
ちなみにReadsにおけるわたしのアカウントはmaronuではなくmaronlaurantです。

  1. 四国内は大阪と京都ぐらいの気軽さで行き来することはできない。 []