杉浦日向子の食・道・楽

これが最後のエッセイだとどこかで見たような覚えがあります。
タイトルは「食」道楽ですが概ね酒と酒関連(器とか飲み方とか)がメインで次いで食べ物・身体関係。

7月の酒器がいい。いいなー。

「君の言わんとすることが、ますますもって解らない。なぜキャベツが転がり落ちてこなければならないのか、なぜ女性が同伴している状況なのか、なぜ服装まで指定されなければならないのか」
「キャベツだからだよ。キャベツ男爵の冒険。包み込む情熱、転がる衝動、青春の青臭さ、甘い誘惑、すべてがキャベツにある」(P52)