雨下は幸せな夢の中にいたけど日和は現実とのバランスをとるがごとくに悪夢はじまりだったな。あのチェリーがなぜ「チェリー」と呼ばれているのか日和では説明がないあたり雨下と日和は大きくひとつのもの。

日和はとにかく朴路美さん1に圧倒されて終わった。西洋骨董屋根裏堂の店主が実在したらあんな感じなのかなあと思うほど、一瞬にして老婆が幼女になったりその逆もしかり。朗読劇に触れたのはユーリオンアイスのイベント内を込にしてもこれが3回目なんですけど、声色に乗る感情に加えて声色でわかる年齢性別変幻自在の朴路美さんは本当にすごかった。
静かな村の賑やかなふたり以外はどれもすごかった。2本の鎖は相互理解の歓びと哀しみの葡萄酒。いや本当にラッカすごかったよな……。
リリーにひどいことをするあたりはすえみっさんまじすえみっさん、でも血の色は赤いほう。(血と記憶の話)
静かな村の賑やかなふたりはこれただの漫才のネタだなって思ったので。別にここで見なくてもいいかなと思うところはあった。これは特に歌う必要はなかった。

1:家族ごっこ[作・末満健一]
2:青い薔薇の教会[作・葛木英]
3:静かな村の賑やかなふたり[作・岩井勇気]
4:血と記憶[作・末満健一]
5:二本の鎖[作・来楽零]
6:百年の孤独[作・末満健一]

  1. 路は王へんに路ですが文字化けするのでこちらで失礼します []