ブログや講演会でよく質問として聴かれがちなベスト50。森博嗣「?森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在の類似、だけどこっちは「脳科学的にはこうです、じぶんはこう思います」

登場する質問としては
・ストレスが溜まって毎日苦しいです。何か解決方法はありますか?
・自分に自信が持てません。どうしたらいいでしょうか。
・周囲の人に頭がいいと思われたいです/自分は頭が悪いです、どうしたらよくなりますか?/頭が良いとはなんでしょう
・一目ぼれとは脳の働きからするとどういうことでしょう
・旅行することは脳に良いですか?
・超常現象とは脳が認識したと思い込んでいるだけですか
・AIが人間の脳を上回るようになったら私たちはどうすればいいのでしょう

など、一般的によく聞く「お悩み相談」から「脳科学者に聞いてみたい脳の疑問」「勉強することについて」など、面白く読んだ。
ストレス対策については「自分でコントロールできること」と「できないこと」を分類してできることについてはベストを尽くす、できないことは諦める
ストレス対策としてはまず「ストレスをためている」という認識を持つ→次にぼんやりする時間を持つ(ぼーっとするとデフォルトモードネットワークが活性化し、普段は無意識下にあるものが顕在化し意識化しやすくなる)→浮かんできたものがストレスの原因、ここに焦点を当てて連想することを考えてみる整理する整う。

トラウマ治療で最近注目を集めている「プロロングド・エクスポージャー」ある程度トラウマに向き合える覚悟ができてから。
何故トラウマになっているのか、何を感じたのか、どう乗り越えたのか、だれがどのように助けてくれたか時間をかけて振り返る。
トラウマ経験は抑圧しない。

旅行は必然と偶然の間にある「偶有性」に身をさらすこと。旅行は人間の脳本来の潜在能力を発揮するのに非常に有効。
移動することは人間の本能。移動することに対するメリットは新しいものとの出会い。新しいものとの出会いは多幸感を伴う神経伝達物質が大量に分泌される。脳の神経細胞に同じ刺激を与えると「はじめての経験」には大きく反応する。